●サムシング・オールド(Something old)。
みなさん、普段、こんな事を思った事はありませんか?
「あの人は、家に仏壇も無いし、
ご先祖を供養しているのも見た事が無い。
それなのに、なぜ、
あの人は裕福で、何不自由なく暮らしていけているのだろうか?」
私も以前、そんな疑問を抱いた事もありましたが、
アメリカに行ってから、その理由の1つが分かった気がしました。
考えて見れば、アメリカ人の家庭には仏壇なんて無いですからね。
(ただ、家に仏壇は無くても、毎週日曜日に教会に行ってお祈りしたり、
頻繁じゃないですが、墓参りはしていますがね。)
そんなある時、
霊能者の所に、一人の女性が相談に見えたんですね。
私も離れた所から拝見していたのですが、
その時の霊視で、霊能者の方がこんな事を言ったのです。
「あなた、
時々、亡くなったお母さんが大切にしていたお皿を使っているでしょ。
そしてそのお皿を使いながら、お母さんの事を思い出しているでしょ。」
「はい。」
「お母さん、それがとても嬉しいって、言ってるの。」
霊能者の方いわく、
しょっちゅう思い出してあげる事が、供養になっていて、
その故人を喜ばし、同時に守ってくれる様になっているそうです。
つまり、亡き人の物を通して故人を思い出してあげる事によって、
それが供養にもなり、同時にその故人から守られてもいると言うのです。
みなさんは、
サムシング・オールド(Something old)という言葉をご存知でしょうか?
多分、女性の方なら、みんな知っていますよね。
そうです。
これは、結婚式の日に、
花嫁が身に着けると幸せになる。といわれる四つの物の1つですね。
■サムシングニュー(something new)新しいもの
■サムシングブルー(something blue)青いもの
■サムシングボロード(something borrowed)借りたもの
■サムシングオールド(something old)古いもの
つまり、結婚式で、
「何か古いもの」(サムシングオールド)、例えば、
母親や祖母が結婚式で身につけたものや、
代々その家族に受け継がれている物を身に着けて、
結婚式にのぞむと、花嫁は幸せになる。という言い伝えですね。
イギリス皇室のロイヤルウェディングでも取り入れられています。
亡き母親や亡き祖母が着ていたドレスや、
指輪、ジュエリー、ネックレス、イヤリングなどをつけたり、
リメイクしたり、リフォーミングして結婚式に使ったりします。
それに、アメリカでは亡くなった親や祖父母の
家族写真を居間に飾っていたりします。
つまり、家に仏壇が無くとも、
故人の大切にしていた物や写真を通して、
故人を思い出してあげ、同時に守られていたのです。
ここまで読まれた方は、こう思ったかもしれません。
もう私は結婚したから、関係無いや。
でも、そうでもないんですよ。
例えば、
貴方が旅行に行ったり、飛行機に乗ったりする時、
一緒に仏壇を持って行く事は出来ませんよね。
そんな時、
亡き貴方の親や祖父母の品物や写真を持って行き、
旅行している時に時々思い出してあげると、安全に旅行が出来たり、
飛行機が墜落しなかったり、
貴方の子供に持たせる事によって、
デートやお見合いが上手く行くという事が起きたりしますよ。
ある人は、登山に亡き父親の時計をしていったら、
危ない所を助かったという方もいます。
つまり、旅行に行く時や飛行機に乗る時も、
サムシング・オールド(Something old)は使えますよ。
END