●最初で最後のプレゼント。
アメリカでの流産のお話です。
アメリカでは、15%~20%の人が自然流産されているそうです。
ある時、
アメリカの霊能者の所に、友人に付き添われて、
つい最近流産されたという主婦が相談に来られた事がありました。
話によると、流産されたという女性は、
妊娠11週目での自然流産だったとそうですが、
念願のベイビーだった為に、
ベイビーの死は、彼女を打ちのめしました。
特に彼女の不注意から、転んだ後に、出血があり、
それが胎児を殺したんじゃないか。
つまり、私が胎児を殺してしまった。という罪悪感もあり、
このままほっといたら自殺するんじゃないかと思った友人が、
彼女を霊能者の所に連れて来てくれたのでした。
さっそく霊視が始まりました。
すると、すぐに1つの魂が現れたといいます。
その魂は、女の子だったといいます。
霊能者の方いわく、
「きっと産まれたら、女の子だったのね。」
「妊娠11週だったけど、
本当は貴方も感じていたんじゃないかしら。
女の子だって・・・」
すると、彼女も、
「はい。感じていました。
生まれて来る子供の事を考えると、
いつも頭に浮かぶのは女の子でした。」と答えた。
「そうでしょうね。
実はね。その子が言うの。
ママ、悲しまないで。って。
まだ妊娠11週の言葉も話せない胎児だったのですが、
そんな胎児でも、亡くなって霊になると、
もう年齢は関係なくなり、1つの立派な魂として意見を言って来るの。
そして、その子がね、
私の目には、ピンクの服と靴を履いて、
ゾウのぬいぐるみを抱いて現れるのね。」
それを聞いた女性は、涙しました。
実は彼女は、産まれて来る子を想像して、
産まれて来たら最初に可愛いピンクの服と靴を買ってあげて、
ゾウさんのぬいぐるみを買ってあげようと思っていたそうです。
霊能者の方いわく、
妊娠中、何回か繰り返しお腹の中の子供の事を想像すると、
その事が胎児に伝わる事があるそうです。
「私は、この世に産まれて来れなかったけど、
それはママのせいじゃないのよ。
だから、そんなに自分を責めないでね。
ママにピンクの服と靴を買ってもらって、
ゾウさんのぬいぐるみも買ってもらって、とても嬉しかった。
私はそれだけで十分なの。
ママ、ありがとう。」
みなさんも、
流産は起きないに越したことは無い事ですが、
もし、万が一、お別れの危険がある時は、
その子の事を一生懸命思ってあげて、
心の中で、母親・父親として、
その子に何かプレゼントしてあげてください。
ちなみに、それは名前でもいいそうです。
それは、胎児にとって、
最初で最後のプレゼントになるかもしれませんし、
それを糧に頑張って、奇跡的に生まれて来るかもしれません。
「私、ママの子供で良かったよ。」
END