●人間ドック。



今日は何を書こうかと、ニュースを見て見ると、

大人気俳優だった、西郷輝彦さんが亡くなられたとありました。

 

75歳でした。

西郷とあったので、調べて見ると、

やっぱり鹿児島県出身の方でした。

死因は、前立腺ガンだったと言います。

前立腺ガンと言えば、男性のガンですね。

毎年9万人の日本人男性が前立腺ガンになり、

毎年1万2千人が亡くなっています。

その一人が、西郷輝彦さんとなってしまいました。

そう言えば、漫才師の西川きよしさんも前立腺ガンでしたね。

男性は、胃ガンについで、死ぬ恐れがある前立腺ガン。

私も男性なので、恐怖ですね。

女性も、前立腺ガンにならないとは言いませんが、

女性がなるガンの内、前立腺ガンは0.003%ですから、

ほぼ心配無いと言っていいでしょう。







個人的な事ですが、

先週、人間ドックに行って来ました。

皆さんも、今後一度はガンの恐怖とか、健康不安があった時に、

人間ドックを受けられる事もあるでしょうから、

今日は、私の経験を少しでも皆さんの参考になればと思い、書いてみます。



まず、私が人間ドックを受けようと思ったのは、

先々週、白血病の定期健診で医者に行った時、

血液検査で、血糖値が急に上がっていたんですね。

それを見て先生が、急激に血糖値が上がる時、

希にすい臓がんである事があります。

出来れば、人間ドックなどで一度検査した方が良いですよ。

と言われたからでした。


本当は、その時先生が人間ドックで調べて見ましょうと言ってくれれば、

保険で安く人間ドックを受けられたのでしょうが、

世の中そんな上手くいきませんよね。


私は自費で人間ドックを受ける事にしました。

そうなると、5万円以上かかりますから、慎重に選ばないといけません。


そして、どうせ大金を出して調べてもらうなら、

全身を調べてもらって、全身のガンを調べられるものがいいなと思いました。

つまり、人間ドックの中でも、「がんドック」というやつです。

肺がん/胃がん/大腸がん/肝臓がん/膵臓がん/胆嚢・胆管がん/乳がん

/食道がん/前立腺がん/悪性リンパ腫など一気に分かるというもの。



さて、「がんドック」に決めたものの、

「がんドック」には、4種類あるのが分かりました。

①■CT検査(コンピュータ断層撮影)

②■PET検査(陽電子放射断層撮影)

③■PET-CT

PET単体だけでなく、CT検査と組み合わせてより精度の高い診断を得る方法。

③■DWIBS(ドゥイブス)法








①■CT検査(コンピュータ断層撮影)とは、

 

コンピュータ断層診断装置)は、X線を使って体内の断層像を撮影します。

X線を360度回転させながら照射し、人体を透過したX線の強弱をデータ化し、

体の輪切りの画像を構成していきます。

検査6時間前より食事制限があります。お水・お茶だけは飲んでもいい。

単純撮影と造影剤を使用した造影検査があります。

造影検査は血管や病変をより詳しく調べるために、造影剤を静脈から注入して検査します。


②■PET検査(陽電子放射断層撮影)

 

放射能を含む薬剤を用いる、核医学検査の一種です。 

放射性薬剤を体内に投与し、その分析を特殊なカメラでとらえて画像化します。

 CTなどの画像検査では、通常、頭部、胸部、腹部などと部位を絞って検査を行いますが、

PET検査では、全身を一度に調べることが出来ます。

PET検査では、従来のレントゲンなどの検査では発見しづらかった初期のがん細胞の発見が可能とされています。

検査前5~6時間から絶食します。

点滴の要領で、静脈にFDG(ブドウ糖に似た薬剤)を注射します。

体内の放射線が半減するまで施設内で待機します。(30分~60分)


③■PET-CT


 

近年開発されたPET単体だけでなく、CT検査と組み合わせてより精度の高い診断を得る方法。

CT検査などでは形の異常を診るのに対し、PET検査では、

ブドウ糖代謝などの機能から異常をみます。臓器のかたちだけで判断がつかないときに、

機能をみることで診断の精度を上げることができます。

PETに用いられる機器ではCTを撮影することができないが、PET-CTの機器なら可能。 

しかし、PET-CTでは、低線量ながらもCTによる照射が加わるため、被曝量はPET単独よりも高まる。

FDGという検査薬を体内に投与し、全身を撮影します。

正常な細胞と比べ、がん細胞がブドウ糖をたくさん取り込む(糖代謝が高い)

という特性を利用した検査です。撮影した画像からFDGの集まる部位を確認します。

妊娠中の方、腎臓疾患がある方は受診不可。





③■DWIBS(ドゥイブス)法

 

「MRI」を用いた全身のがん検査法の一つです。

2004年に東海大学の高原先生らが考案された日本発祥の撮影方法です。

つまり一番新しい「がんドック」です。

MRIを使用して頚部から骨盤(首から足の付け根あたりまで)

という広い範囲を撮影する全身がん検査です。

体幹部というほぼ全身を網羅する。

MRIは放射線を使用しませんので被ばくをする心配がありません。

ここがPET検査との大きな違いです。そのため検査を繰り返す必要がある

場合も安心して受けることができます。

また注射をする必要もなく、PET検査のような検査後の安静も必要ありません。

ただし、体の中に金属がある方は受けられません。

例えば、心臓ペースメーカーや人工内耳の装着、

怪我などで金属が埋め込まれている方はPET-CTを選択してください。

また、入れ墨がある方も不可。

やっぱりヤクザさんは、来てほしく無いのかな。と思ったら、

どうやら入れ墨の色には金属が含まれているからだそうです。






どの検査も、ほぼ横になっているだけで終わる検査です。










私は、検討した結果、

4番目のDWIBS(ドゥイブス)法を選びました。

●まず、放射線を使用しませんので被ばくをする心配がありません。

注射をする必要もない。(注射嫌いにゃ)

●検査前の食事制限がない。

つまり、直前まで食べて飲んでいい。

●妊娠中の方でもOK。おっと私は関係なかった。

●検査時間がほぼ他の検査の半分。

●私の場合、血糖値が高くなったので検査するので、

その場合、PET-CTの特性である、細胞の糖代謝を見る検査は、

血糖値が高い方は診断制度が低くなるという。

つまり、糖尿のけがある人は、絶対DWIBS(ドゥイブス)法がお勧め。

●なぜ、今日、こんな話をしているかと言うと、

このDWIBS(ドゥイブス)法の最も得意なガン診断が、

前立腺を含む尿路系のがんなのです。

ここで冒頭の西郷輝彦さんが前立腺ガンで亡くなられたという話とつながる訳ですね。

逆に、PET-CT検査は甲状腺がん、大腸がんの発見が得意とされています。


ただし、DWIBS(ドゥイブス)法も欠点はあります。

検査中、ずっと工事現場の様なうるさい音がします。

ドッドドッドとか。ギーコギーコとか色々な音がずっと鳴ってます。

私は別に耐えられましたが。







検査当日。

私は、全身ガン検査に加えて、脳ドックと血液検査も受けました。

脳ドックもDWIBS(ドゥイブス)の得意分野で、被爆の恐れもありません。

合計で10万でした。

DWIBS(ドゥイブス)の時間は、多分ですが、

脳ドックに20分、全身に40分かかった様な気がします。

私の場合、午前8時に始まり、午前10時50分に終了し車に乗っていました。

昔は、人間ドックと言えば、1日がかりか一泊二日と聞いていましたが、

今は、受けようと思えば、3時間なのですね。








最後に、

女性のがんの中で最も患者数が多いのが乳がん。その検査も、

DWIBS(ドゥイブス)法なら、

①■まったく痛くない。

②■服を脱がなくてもいい。つまり裸にならなくていい。

③■豊胸手術や乳房の手術後も検査出来る。

④■放射線を使わないので、母乳などが被ばくしない。

⑤■高濃度乳房でも、がんを画像上で確認できる為、

  ガンの見逃しが少ない。


など、


乳がん検査なら、絶対DWIBS(ドゥイブス)法をお勧めしますよ。

 

保険使えない場合は、22000円。(保険使えるならその3割)


END