●絵や写真を見ただけで不運を予言出来る事もある。
昨日、テレ東の人気テレビ番組、
開運なんでも鑑定団を見た。
私も好きで、欠かさず見る様にしている番組だ。
昨日そこに登場したのは、
今年3月に「そば懐石」の店をオープンさせるという店主。
お店のオープンにあたって、妻の父親、彼にとっては義父にあたるお父さんから、
お店のオープン時に飾ると店に箔(はく)がつくと、一枚の掛け軸を贈られたという。
この掛け軸は、30年前に、お義父さんが100万円で買ったもので、
日本美術院の四天王とまで言われた天才日本画家・西郷孤月のものだという。
(四天王とは、横山大観、下村観山、菱田春草そして西郷孤月)
西郷孤月
しかし、貰った彼は、その掛け軸を見て、そんなに価値があるものとは思えず、
真偽のほどを鑑定してもらいたいと鑑定団に応募してきたのである。
それが下の掛け軸だ。

鑑定結果は、見事200万円。
真筆の西郷孤月の掛け軸だった。
西郷孤月の掛け軸は、価値があり、
2013年4月23日にも開運なんでも鑑定団に出品され、

6点で2000万円の鑑定結果が出ている。
なるほど、日本画家の四天王と呼ばれただけはある。
しかし、美術品の鑑定師と違って、占い師は別の見方をする。
実は、占い師にとっては、
その絵が本物か、偽物かは関係ない。
これからオープンさせる店に飾る絵が、
寂しい感じの絵は、ふさわしくない。のである。
例え200万円の絵であっても、
寂しい絵が、寂しい店を暗示してしまい、
せっかくオープンさせた店が、繁盛しなくなる。と予想してしまう。
つまり、200万円と鑑定されたのは良かったが、寂しさを感じさせる絵を、
オープンさせる店に飾るのは、占い師としては反対である。
日本最高の霊能者と言われた宜保愛子さんは、生前、
「沈む太陽や、夕日の絵や写真を飾っていて、
良い運だった事は、見た事がありません。
赤く染まった空に、
カラスやトンビが飛んでいたら、なおダメです。」と語っている。
特に飾った人の仕事運が低下するという。
だから、沈む太陽や、夕日の絵や写真を、
部屋に飾っていたり、スマホの待ち受けにしている相談者を見ると、
必ず止めた方が良いと忠告する事が多い。
そういう人に限って、仕事がうまくいっていなかったり、
恋愛や夫婦生活が沈む太陽の様に終わりをむかえる人が多いのだ。
確かに、夕日は美しい情景が多い。
しかし、夕日は一日の終わりを表し、
仕事運の低下、恋愛・結婚生活の低下を呼ぶ事が多く、
終わりを暗示してしまう事が多い。
そして、カラスやトンビなどが夕日の中に飛んでいたら、なおダメだという。

美術館や学校などなら飾っても問題ないが、
個人宅に飾ったり、スマホの待ち受けにするのはお勧め出来ない。
実際、この日の放送では、
解説者がこの絵を見た感想を、
「構図は、いかにも西郷孤月らしく、
雪原にポツリと人がたたずんでおり、
寂寥感がただよう。」と解説した。
寂寥感とは、「ものさびしい感じ」という意味である。

実は、西郷孤月は好んで沈む太陽や、夕日の情景を書いた画家である。



しかも、夕日に鳥もよく好んで描いている。
結婚したが、数カ月で離婚。
将来を嘱望されるものの、
後半生は放浪のなかで描き続け、38歳という若さでこの世を去った。
END
参考:夕日の写真は、価格。COMのHPより https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=18061008/








