●農業被害と動物虐待のハザマ。
さて、今日は何を書こうかとニュースを見ると、
ここ千葉県の房総半島南部では、キョンという小型の鹿が大量に繁殖。

千葉県は、年間5000頭以上を捕獲しているが、
キョンの増加ペースに追いついていないのが実情で、現在4万4000頭が野放しで、
更に増え続け、東京の柏市で見かけるなど都内に接近しているという。
伊豆大島での生息数である1万5000頭を大きく上回っている。
千葉県の最終的な解決策は、見つかっていない。という。
キョンは19世紀に中国の広東省で発見された鹿の一種です。
1964年にオープンした勝浦市にある巨大レジャー施設の行川アイランドは、
房総半島の豊かな大自然の魅力を最大限に活かした施設として人気を博していました。
そして、行川アイランドは千葉県でキョンと触れ合える唯一の施設でした。
最盛期には年間120万人いたという入場者でしたが、

1970年代から鴨川シーワールドや、マザー牧場などの人気観光施設が近くでオープンした為、
年々来園者数が減少していき、2000年には19万人まで減少してしまいます。
動植物などの管理には非常に費用がかかるため、
実は、最盛期の時ですら赤字という経営状況だったらしく、
次第に維持していくことが困難になり2001年8月31日、ついに閉園したのです。

さて、行川アイランドでは、当時からほとんどのキョンが放し飼いの状態で飼育されていた為、
1980年頃からキョンが敷地外に逃げ出すようになってしまったのです。
逃げ出したキョンは野生化し、近隣の畑を荒らし、深刻な問題となったのです。
行川アイランドが2001年に突然閉鎖した以降は、
野生化が更に進んで4万頭4000頭にまで数が増えてしまったのです。
伊豆大島では、キョンは島内にある都立大島公園で飼われていましたが、
1970年秋の台風によって柵が壊れ、逃げ出したものが野生化しました。
千葉県や伊豆大島では、農業被害を及ぼしている増えすぎたキョンを捕獲していますが、
農業被害という問題と、毎年5000頭の動物虐待という問題のハザマにある
と言ってもいいでしょう。
増えすぎたから殺す。のはどうかという批判もありますが、
実際にそこに住んでいる人からみると、農業被害に加えて交通などの危険も発生します。

さて、ここで問題です。
増えすぎたという理由でキョンを毎年5000頭の殺害するのが良いのか、
かと言って、キョンの増加を止めない訳にはいかない。
霊的に言って、現在の状況、千葉県や伊豆大島は、
動物虐待で神様の天罰を受けない為には、
どういう解決法が良いと思いますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
霊能者いわく、
自分たちが住みよくするだけの理由で、
動物をただ虐殺するだけで終わるのは、良くないという。
殺された頭の良いキョンの中には、怨みを放つものもいるだろうし、
大量に殺した人に、不運が訪れる事もある。
では、どういう解決法が良いのか。
それは、人も生きていく為にキョンを捕殺するという理由があれば良い。
つまり、捕獲してただ殺すのではなく、
無駄にしないで、私達がキョンに感謝しながら頂いたき、
捕獲したキョンを食用にするのである。
キョンも弱肉強食の論理なら、無駄死によりは、
キョンも弱肉強食の世界では、食用になるのならこの世の掟と諦めらるという。
キョンは、中国では普通に食用として料理の材料に使われていて、
シカの肉よりも柔らかく、癖もないので美味しいと言われています。
中国では薄くスライスして野菜と炒める中華料理が主流になっているという。
その他には、なめし皮がきめ細かい事から楽器やカメラなどのレンズの手入れに
使われる高級セーム革として使用され、山梨県の伝統工芸品「甲州印伝」の材料にも輸出されている
台湾でも高級食材として有名で、角や骨は漢方薬として珍重されている。
野食ハンター茸本朗さんが、キョンを料理して食べた時の事が下で、

スッゴいこれ、マジでクセない!
臭みが全くないから口のなかでじっくり味わえるし、そのお陰で旨味が堪能できます。
シカと比べると非常に柔らかいのがまた……いいね!
下手くそに調理してもジューシーになりそう。
純粋な赤身肉なので、油を補ってあげるとさらにいい感じになりそうです。
という感想を書いています。
2021年11月4日の千葉日報によると、「ローストが一番おいしい」と勧めている。

「丁寧に下処理すれば和食にも使える」と品質に太鼓判を押す一方、
捕獲ペースが上がらない背景には、狩猟者の高齢化に加え、
捕獲後の利用法が未確立な点がある。
キョンはイノシシに比べ、農業被害額が少ないことも要因だという。
高級食材として流通させるには「解体施設の整備と処理技術向上が必要」と指摘している。
現在、世界では、食糧危機が迫っていて、
昨日の東大王という番組では、
現在、昆虫食に力を入れていて、セミやタガメ、カイコの料理などが開発され、
土も食べられる様になっているという。
先週選挙で当選された千葉県の議員さんには、
是非、増えすぎたキョン達をただ駆除して殺すのではなく、
感謝して頂いた方が良いと思います。
解体施設の整備と処理技術向上を進めて欲しいと願います。
END
参考:
野食ハンター茸本朗(たけもとあきら)https://www.outdoorfoodgathering.jp/meat/kyon/
千葉日報 https://www.chibanippo.co.jp/news/local/541013
キョンの捨身は、放課後倶楽部より https://bunkasaikibun.hamazo.tv/e2366978.html
ポンチハンターさんより https://punchhunter2.exblog.jp/30909635/
イノホイさんブログより https://inohoi.com/blogs/knowledge/post-822
