●滝行をした女性相談者。
滝行をしたという女性が電話相談してきた事があります。
彼女の大好きだったお祖母ちゃんが病気になった時、
治る様にと、滝行して神様にお願いしたという。

ちなみに、いくら位で滝行したのか聞いて見ると、
8000円かかったと言う。
しかし、彼女の願いも虚しく、お祖母ちゃんはその後亡くなられたという。
やっぱり滝行は無駄だったのでしょうか? と彼女は私に聞いて来た。
ただ、滝行には、彼女の様な目的で行う人もいるだろうが、
多くは、冷たい滝の水に打たれる事で、強い精神力を養い、
自分自身の魂と向き合い、己を高める為にする人の方が多いと聞く。
どんな体験も無駄にはなっていないと思う。
でも、せっかく滝行をして、大好きなお祖母さんを助けようとした願いは届かなかった。
その点では、無駄だったのかもしれない。
そこで彼女に、滝行した時の事を詳しく聞いて見た。
まず彼女に聞いたのは、
「お祖母ちゃんの願い事は、いつしました?」
「家に帰って来て、仏壇の前でしました。」と彼女。
「ん? 滝行をしている時は、お願いしなかったの?」
「水が冷たくて、寒くて、痛くて、それどころじゃなかったです。」
「それで、家に帰って来て、仏壇の前でお願いしたのね。」
「はい。」
普通、お願いの仕方は、下の3通りあるとして、
①■滝行をする前に、お願いする。
②■滝行をしている最中に、お願いする。
③■滝行をした後に、お願いする。
実は、②番が一番願いが叶いやすくて、
次は③、最後が①です。
ここで、問題です。
どうして、願いが叶いやすい順番が、②、③、①になると思いますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
まず、③が①よりも願いが叶いやすいのは、
滝行をした後というのは、= 身を清めた後という事になります。
神様にお祈りする時、身を清めてからの方が、
神様に敬意をはらっているとして、願いが受け入れられやすいといいます。
だから、神社などでお願いする時も、手水舎で手や口を綺麗にしてからお願いする方が、
手水舎
しない人よりも願いが叶いやすいとされています。
では、③よりも②が上というのは、なぜでしょうか?
これは霊能者の方から教えてもらった事ですが、
同じお願いするにしても、自分の命をかけてのお願い事は、
気合と執念が強く籠っているので、願いの念が強くなって伝わると言います。
滝行をして死ぬ訳ではありませんが、
それでも多少の危険はありますし、とても冷たい思いをしながらの行いです。
つまり、自分の命と引き換えになっても良いという覚悟のお願いに近いものです。
霊能者の方いわく、そういうお願いは、普段のお願いよりも願いが叶いやすいと言います。
それを聞いて、彼女も少し納得したようで、
次回は滝行をしている最中にお願いします。と言うので、
私は彼女に、
「貴方は、まだ若いから、心臓の事も高血圧の事も心配しないでやれましたが、
次回はどんな体調な時か分かりません。
実は、滝行に行かなくても、自宅で出来るんですよ。
自宅でやれば、タダだしね。」と言いました。
自宅の風呂場で、冷水を浴びながらお願いしても、滝行と同じ効果が得られます。
要は、お願いする気合と心持ちです。
どのくらい真剣に助けたいのかが伝われば、滝行も自宅も同じになるのです。
他にも、
自分の好きな物を断つという条件を出して、実行しながらお願いするのも、
ある意味滝行と似たお願い方法です。
例えば、
■タバコを1年間止めるので、どうかお祖母さんをお救いください。とお願いしたり、
■好きだったケーキを半年間絶対食べないので、お祖母さんをお救い下さい。と約束したり
つまり、自分の苦しさと引き換えにする事で、
願い事真剣さが、念の強さに影響する訳です。
この願い方法は、自分以外の誰かを助ける為によく使われます。
誰かを助けたいと思った時、やってみてくださいね。
END
画像はWikipediaより