●新妻を襲った頭痛の意外な原因。


何度か電話相談を頂いていた女性が、

念願叶って、お金持ちの男性と結婚した。



良かった。良かった。と思っていたら、

その7カ月後に、また電話相談を頂いた。




「なんだか彼と合わないのかもしれません。」と言う。




詳しく聞いて見ると、

彼と結婚してから1ヶ月を過ぎた頃から、

頭痛が襲って来るという。

結婚する前は、そんな症状は無く、

医者に行っても、特に悪い所は無いと言われた。


そうなると、はやり頭痛の原因は結婚にあったのではないか。

そんな事を考えながら、家で一人でいると、余計頭が痛くなるという。


しかも先日、夫が出張だった3日間、

久しぶりに実家に帰ったら、頭痛が治ったのである。

しかし、夫が出張から戻るので3日後に帰宅したら、また頭痛が始まったのだった。


友人に相談すると、

それは「夫源病」ではないかと言われたという。

「夫源病」とは、夫が帰宅すると具合が悪くなるという病気で、

夫の存在自体がストレスとなって起きる病気だ。



確かに、結婚して変わった事と言えば、

夫と暮らし始めた事が一番大きな変化である。

しかも、夫が出張に出かけた3日間は、頭痛が収まったから、

友人が「夫源病」というのも納得できる。



しかし、私は話を聞いていて、

それが「夫源病」では無いのではないかと感じた。

なぜなら、「夫源病」は通常、

夫が休みで家に居る週末に頭痛や体調が悪くなり、

また平日でも夫が帰宅すると頭痛や体調が悪くなる。

つまり、夫が自宅に居る時に奥さんの具合がわるくなる病気だ。


しかし、相談者の場合、夫が居ても居なくても、

結婚1ヶ月後からずっと頭痛がするというのである。

彼女の場合、頭痛が収まったのは実家に帰った3日間だけである。


そうなると、

彼女の頭痛の原因は、

夫では無く、家や環境なのではないかと思った。

環境の場合、例えば意地悪な姑がいるとか、

意地悪な義理の姉が同居しているとかであるが、

彼女の場合、夫との二人暮らしだった。

そこで、まず彼女が嫁いだご主人の家の家相を診る事にした。



図面から見ると家相には大きな問題は無かった。

しかし、写真でリビングを見た時に違和感を覚えた。

そこで聞いて見ると、

ご主人の仕事柄もあり、ご主人はとてもゴールドが好きで、

部屋中の物を金色にしたがる性格だという。

だから、リビングには大きな金色のカーテンがかかっていたのである。

そして、寝室のカーテンも金色だった。



ちなみに、金色の他にも、

真っ赤なカーテンや、ショッキングピンクなどの刺激色の中で生活すると、

 

頭痛や具合が悪くなるという人がいるので注意したい。


その後、

彼女はご主人と相談して、

優しいパステルトーンの淡い色のカーテンにすると、

頭痛は収まったという。

END