●柿(カキ)の木の怨念。
私が千葉県に引っ越して来た頃の電話相談です。
相談してきた女性も、東京から千葉県に嫁いで来た方でした。
旦那が地元でも結構な大地主の次男だったので、
子供が出来たのを機に、夫の実家から土地をプレゼントしてもらい、
実家の近くに一軒家を建てました。
ここまでは、
大地主の方と結婚した場合、よくある話でしょう。
ところが、
新築したその家に住み始めてから、
わずか1年の間に、始めは奥さんが子宮の病気になり入院、
次に息子さんが血液の病気になり、
最後に旦那さんが胃ガンになったのです。
奥さんも旦那さんもそれまでは、いたって健康な人だっただけに、
これは新築した家に問題があったのか?
はたまた土地に問題があったのか?
などと土地をくれた義母さんからも、だいぶ心配されたといいます。
私に相談してくる前にも、
何人かの占い師に電話相談したそうで、
その結果、ある占い師から、
家を建てる前にあった、柿の木の怨念だと言われたそうです。
というのは、
夫の実家からプレゼントされた土地には、
1本の柿の木があったそうです。

そこでまず、その柿の木を切り、
簡単な地鎮祭を行ったのち、1週間後に家を建て始めたそうです。
新築された家は、切った柿の木の上に建っているそうです。
それを聞いた占い師の方に、
それは柿の木の怨念ですね。と言われたそうです。
ただ、対処法などは教えてもらえなかったので、
柿の木の怨念なら、その対処法を教えて欲しい。
そんな相談でした。
さて、貴方は、どう思いますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
前に診てもらった占い師の方には、
「柿の木の怨念」と言われたそうですが、
私の判断は、若干違います。
確かに、新築した家や土地には問題はありませんでした。
そうなると、気になるのは、
切った柿の木だけとなります。
つまり、事の発端は、柿の木を切った事です。
私もそう思いました。
だから「柿の木の怨念」だと言った前の占い師はそう間違いでは無いです。
では、私の判断が若干違う。とはどういう事かと言うと、
もし、切られた柿の木が100年物とかの年代物なら別ですが、
そんなに大きな柿の木では無い普通の柿の木だったというので、
そのたった1本の柿の木が、切られた後、
次々と住人を病気にする。とは考えにくい。
もっと大きなものが影響しているはずです。
私が思うに、
これは、土地の怒りです。
私達は、普段、こう思う方は少ないと思いますが、
「土地は生きています。」
何度か霊能者の方に、言われた事がありました。
「土地は生きていると思って、接しなさい。」と。
霊能者の方いわく、
土地に実がなる木や作物を植えると、
土地は栄養分を作物に与え、
生った実は、人間の食べ物となり、人間を助けます。
つまり、土地は作物の実らせる為に一生懸命栄養を与え続けるのです。
それなのに、
今まで頑張って来た柿の木を、何の感謝もなく切ったうえに、
すぐにその上に、重い建物を建てて住んでしまったのです。
こういう場合、霊能者の方が言うには、
土地の怒りを買い、
住んでいる人が病気になる事がとても多いと言います。
以前、こんなケースもありました。
ある相談者の方が、土地を買い、ちゃんとした地鎮祭を行いました。
そこまでは良かったのですが、
会社から長期出張と言い渡され、
家を建てるのがしばらくの間延期となったのです。
そこで奥さんは、その土地を遊ばせておくのも、もったいないので、
家庭菜園を作って、トマトやキュウリ・大根、稲までも植えたといいます。
そして、3年後、
ご主人が家に戻って来たタイミングで、家庭菜園を始末して、
すぐに、その上に家を建てました。
すると、奥さんが病気になったのです。
では、本来、
家を建てようとした土地に、柿の木などの実のつく作物があったら、
どうしたら良かったのでしょうか?
①■まず、木を切る3日前から、
木の前に1本お線香を焚き、
「こういう事情で切る事になりました。お許し下さい。
今までどうもありがとうございました。」と説明して感謝して詫びます。
なるべく根っこも取り除きます。
可能なら伐採した木は燃やします。
②■切った後、そこに塩をばっとまき、2倍に薄めたお酒をまきます。
③■その土地を、少なくとも1ヶ月休ませます。
つまり、上のケースでは、
柿の木を切る時に感謝も無かったし、
土地も1週間しか休ませてあげなかったので、
土地の怒りを買ってしまったと考えられる訳です。
最後に、
土地の怒りを買ってしまった後の対処方法ですが、
私が彼女にアドバイスしたのは、
①■まず、塩とお酒を用意します。
塩は海で取れた塩を買う事。
お酒は一級酒か2級酒を用意します。
②■土地の4隅に深さ20cmの穴を掘ります。
それと、柿の木があった一番近い土に穴を掘ります。
③■お酒は、水で3倍に薄めます。
④■掘った穴に、片手でパッと塩をふります。
⑤■「柿の木さん、どうもすみませんでした。
今までどうもありがとうございました。
土地の神様、どうかお許しください。」と手を合わせながら、
薄めたお酒を、それぞれ5ヵ所の穴に注ぎます。(コップ一杯)
⑥■土をかけて穴を埋めます。
その後、彼女はすぐにこの供養を行ったそうです。
すると、息子さんも彼女も良くなっていき、
旦那さんの手術も成功したそうです。
END
参考:写真はGreen RocketさんのHPより https://green-rocket.jp/post/46