●中国人の相談者。
アメリカの霊能者の所に、
リーさんという、
中国人の奥さんが相談に見えた時がありました。
私が住んでいたシアトルは、
カナダとの国境に近く、太平洋に面した場所でした。
そのカナダには多くの中国人が移住してきていて、
リーさんも中国からの移民だと言います。
普通、違う国に行くとなると、ビザがどうのこうのとか結構面倒なものですが、
カナダとアメリカの国境を超えるのは、比較的簡単で、
カナダの人が、国境を越えてアメリカに車で買い物に来る事もあるほどです。
リーさんも、カナダのバンクーバーから車でシアトルまで来たそうです。

そんなリーさんの相談事というのは、
彼女自身の事と5歳になる息子さんの事だといいます。
彼女は、家族とカナダに移住して35年になるのですが、
今から7年前に、やはりカナダに住んでいた中国人の男性と結婚しました。
ところが、今から3年前に、
まず彼女が謎の病気になったといいます。
もう3カ所位の病院に行っても、はっきりした病名も分からず、
未だに体も良くならないと言います。
そして今年、5歳になる息子さんが病気になったそうです。
その病気が少しお母さんの病気と似ているという事で、
やはり病名もはっきりしないと言われたそうです。
自分だけなら多少は我慢が出来ますが、
幼い息子もとなると、もう居ても立っても居られなくなり、
車を飛ばして、わざわざアメリカまで相談に見えたといいます。
さっそく霊視が始まりました。
すると、霊能者の方はリーさんに、
「お義母さんが亡くなっていますね。
そのお義母さんが、まったく尊重も供養もされず忘れられてる。」と言いました。
すると、リーさんは、それに反する様に、こう言いました。
「えっ、そんな事、無いと思います。
今年も4年前に亡くなったお義母さんの墓参りに行きました。」と答えました。
それを聞いて、霊能者の方がもう一度霊視に入りました。
そして、改めて、こう言いました。
「お義父さん、再婚されているはずです。」
「はい、そう聞いています。」
リーさんが結婚した時、彼の両親は健在でした。
その後、彼のお母さん(彼女からみるとお義母さん)が今から4年前に亡くなります。
しかし、霊能者が指摘したのは、その前、
彼氏のお父さん(お義父さん)は、他の女性と結婚していて、
4年前に亡くなったお義母さんは、2度目の奥さんだったといいます。
以前、彼氏のお父さんは、別の女性と結婚していて、
その女性は、火事で亡くなったそうです。
そして、2度目のお母さんが今の彼氏のお母さんでした。
霊能者の方いわく、
火事で亡くなった最初のお義母さんが、
亡くなった後、まったく尊重も供養もされず忘れられてる存在になっているといいます。
再婚の場合、よくこういう現象があるそうです。
本来なら、火事で亡くなった奥さんを手厚く供養し、
家でも亡き妻をしのんで、写真を飾ったりするのですが、
すぐに再婚する場合、
再婚した相手に気をつかったりして、家から前の奥さんの写真を飾るのを止め、
供養も墓参りもしなかったりする事があるそうです。
これは女性の場合も、
再婚した時に、前に結婚していた旦那の写真を飾らなくなり、
再婚した相手に気をつかって、供養や墓参りもしなくなったりします。
そうなると、最初に結婚して亡くなった相手が、
亡くなった後、まったく尊重も供養もされず忘れられてる存在になってしまい、
子孫が不運に見舞われたり、病気になったりする事があるといいます。
ただし、同じ再婚でも、
■ちゃんと離婚したあとの再婚なら、問題無いそうですし、
■離婚した後に、亡くなったのなら、問題無いそうです。
問題があるとすれば、
死別後の再婚だそうです。
それも水や火・交通事故や殺人で亡くなった死別だと霊能者の方は言います。
だから、再婚する時は、
最初の相手が、水や火・交通事故や殺人で亡くなった後の再婚は、
十分に供養をしてから再婚するか、
再婚した後も、ちゃんと忘れず供養してあげた方が良いと霊能者の方は言います。
その後、リーさんは、
亡き最初のお義母さんの墓参りをして、
リビングには、亡き最初のお義母さんと2番目のお義母さんの写真を飾り、
忘れず2人のお義母さんの供養をする様にしたと言います。
すると、それから程なくして、
彼女と息子さんの病名がはっきり判明し、快方に向かったと言います。
END