●亡くなってからも喧嘩する。
家族なのに喧嘩する。というケースは沢山あります。
例えば、
●兄妹喧嘩・姉妹喧嘩。
●夫婦喧嘩。
●嫁姑喧嘩。
●親子喧嘩。父息子・母娘。
まあ、年がら年中一緒に暮らしていると、
喧嘩する事もあるでしょう。
大抵の場合は、その後仲直りしたり距離を置いて問題ないのですが、
中には、深く根に持って、相手を殺してしまうケースもあります。
殺さないまでも、殺してやりたい程憎みながら亡くなる事もあるでしょう。
普通、
「どんなに喧嘩していても、二人とも死んだら、もう喧嘩も出来ない。」
そう思れるかと思います。
しかし、実際は違ったりする事があるのです。
ある時、
弟が姉を殺すという悲惨な事件が起きた事があります。
普段から2人の仲は悪く、
両親が不在だった日に、とうとう弟が姉の殺害を実行にうつした事件でした。
それから何年後かに、その弟も亡くなりました。
いつしか事件は人々の記憶から忘れ去られました。
そんなある日、
霊能者の所に、あの事件で姉弟を失った母親が相談に来ました。
この時点ではまだ、霊能者の方は、あの事件の事は知りませんでした。
相談内容は、
最近、(一人だけ残った)末娘の様子が、おかしいというのです。
勉強にも身が入らず、何度も家出を繰り返すそうです。
まるで何かに取り憑かれた様に、フラッと家出するのです。
本人に理由を問い詰めても、よく分からないと言うだけなのです。
さっそく霊視が始まりました。
すると、姉と弟が激しく睨みあっている様子が見えたそうです。
そこで、お母さんに、
「お姉さんと弟さんは、とても仲が悪いのですか?」と尋ねると、
「はい、実は・・」と、
あの弟が姉を殺した事件を霊能者の方に話したのでした。
霊能者の方は、それを聞くと、
「亡くなったお姉さんと弟さんの、
位牌と遺骨はどうなっていますか?」とお母さんに尋ねました。
そして、現在二人の位牌は普通に仏壇に並んで飾ってあり、

霊能者の方は、それが原因かもしれません。と指摘しました。
霊能者の方いわく、
憎しみ合った二人が死後、
位牌や遺骨がすぐ隣り合った位置にあると、
「引き離して欲しい。」訴え、
残された家族に霊障を起こす事があるそうです。
通常、生前憎しみ合った二人を仏壇で供養する時やお墓に埋葬する時は、
別々のお墓、別々の仏壇に安置した方がいいのですが、
同じ家族となると、どうしても費用の面や場所の問題から、
別々の仏壇を用意したり、別々のお墓を用意するのは困難なケースが多いです。
それに生前喧嘩していても、死んだら終わりと考えてしまう事もあるでしょう。
ところが、そうなると、
残された家族に、上の様な霊障や、
両親の離婚などの問題が起きる事があるそうなのです。
つまり、死ぬほど嫌っていた仲は、死後もいがみ合っていて、
隣同士に置かれると、離して欲しいと、
残された家族に霊障という形で訴えるのだそうです。
霊能者の方が、お母さんにアドバイスしたのは、
①■まず、仏壇を別に用意出来ないのであれば、
仏壇にある二人の位牌の間に、
誰か生前二人の間に入って仲を取り持った故人の位牌を置くか、

そういう故人が居ない場合は、
二人の位牌が、お互いが見えない様に、間に間仕切りを置いてください。

そして、「別々の仏壇は買えないので、これで勘弁してね。」とお願いする。
②■お墓を別々に出来ないのであれば、
お墓のカロート内でも、二人の遺骨を離して、その間に、
誰か生前二人の間に入って仲を取り持った故人の遺骨を置くか、
そういう故人が居ない場合は、
二人の遺骨が、お互いに見えない様に、間に間仕切りを置いてください。

そして、「別々のお墓は買えないので、これで勘弁してね。」とお願いする。
ちなみに、今回のケースとは逆に、
生前、とても愛していた二人なら、
仏壇では、二人の位牌を隣同士に置いてあげて、

別々のお墓や別々の仏壇にした為に、霊障が起きた事もあるそうです。
その後、仏壇では二人の位牌が、お互いが見えない様に、間に間仕切りを置いて、
お墓でも二人の遺骨が、お互いに見えない様に、間に間仕切りを置いてあげると、
末娘は家出をしなくなったそうです。
END
