●日記が救った災難。
日本人で、日記をつけているという人は約15%だといいます。
勿論、女性の方が多く。
20代の女性は、6人に1人が日記をつけていて、
30代の女性になると、4人に1人が日記をつけているといいます。
今日は、そんな日記をつけていたために助かったというお話です。
ある時、会社の取締役の方から、
娘の悩みを聞いてあげて欲しいという依頼がありました。
そこでお電話してみると、
ここ二ヵ月位の間に、なんか悪い事ばかり起きると言います。
最初に災難が起きたのは、彼女で、今から2ヵ月前、
階段から転げ落ちて、足を挫いたそうです。
次に災難に遭ったのが、5歳になる娘さんで、
玄関のドアに足を挟んで怪我をしたといいます。
そして、次の日見舞いに来たお母さんが、
足の上にグラスを落として、怪我をして痛い思いをしたのでした。
そして先週、また奥さんが足を怪我したそうです。
不思議な事に、怪我をするのは女性ばかりで、
それも足ばかりなのです。
夫や長男には、何も起こらないといいます。
災難が女性ばかりで足ばかりとなると、
確かに何かありそう。というのが私の直感。
奥さんからは、家相を診て欲しいと言われました。
そこで私が最初に聞いたのは、
「その家にお住まいになってから、どのくらいになりますか?」
「約6年です。」
「6年。
2ヵ月前に貴方が階段から落ちる以前に、
何かその家で悪い事は起きていますか?」
「いいえ、2ヵ月前以前は、
この家では、一度も悪い事は起きていません。」と奥さん。
つまり、この家に彼女たちが住んでから約5年10ヵ月は、
何も悪い事は起きていないという事になる。
どうやら家相とは関係が無い様な気がした。
通常家相に問題がある場合、その家に住んでから3ヵ月以内に何か起きる事が多く、
1年以内に何も起きないと、ほぼ家相には関係無い事が多い。
病気なら積み重ねでという事もあるが、怪我や突発的な事故となると、
はやり約5年何も起きなかったというなら、家相以外に問題がありそうだ。
ただ、家相を診て欲しいという依頼があれば、一応は診てみるのが礼儀なので診るが、
この時の私の直感は、家相以外。であった。
その後、新築で建てたという家の家相を見せてもらったが、はやり問題は無かった。
次に、彼女の家に起きる災難は、全て家の中で起きている事から、
災難が始まった2ヵ月前の日から、さかのぼる事1ヵ月以内に、
■この家に新しく買ってきた新品じゃない物。
■誰かからもらった物。(食べ物以外)
が無いか彼女に聞いてみた。(日記に上の2つは記録しておくと良い)
しかし、彼女は少し考えてから、
「ちょっと思い出せません。」と言う。
そこで、私は、
「日記はつけていませんか?」と聞くと、
家計簿日記をつけているという。
家計簿日記とは、家計簿の一番下に、日記を書く空白があり、
そこに簡単な日記をつけているという。
そこで、災難が始まった2ヵ月前の日から、さかのぼる事1ヵ月以内に、
彼女の家に、新しく来た物、誰かからもらった物が無いか調べてもらった。
「掃除機、シャネルのバック・・」
「あ、新品で買った物は、いいです。
中古で買った物、誰かからもらった物、拾った物、
動物植物など生き物関係などありませんか?」
すると、旦那さんが昇進祝いに同僚の方からもらったという、
多肉植物があると言う。
多肉植物とは、肉厚な茎や葉に水を貯めることのできる植物で、
多くの多肉植物は表面がクチクラ層で覆われて水の蒸発を防いでいる。
つまり、多肉植物は、ふっくらとしている葉っぱの中に、

水を蓄えているので、育てるのに余り手間がかからず、
水やりを忘れて、葉がしおれても、水をあげるとすぐに復活して育てやすく、
小さいので場所も取らない事が多く、今人気の観葉植物である。
そんな多肉植物の中でも、彼女の家にあったのは、
通称、虹の玉と呼ばれる多肉植物だった。
その後、分かった事だが、
彼女の家にあった虹の玉は、
旦那が昇進した時に、同僚のA子さんから貰った多肉植物だった。
問題は、そのA子さんと旦那は、以前付き合っていたのである。
しかし、旦那は取締役の娘さんである現在の奥さんと結婚する為に、
A子さんを捨てたのだった。
実は、奥さんも当時A子さんの存在はなんとなく知っていたそうだが、
まさかあの虹の玉がA子さんからの贈り物だとは思わなかったという。
その後、その虹の玉を林に植えにいってからは、
誰かが怪我をするという事は無くなったという。
霊能者の方いわく、
誰からから、生きている物(動物や植物)をもらう時は、
その人が貴方に対して、どういう感情を持っているか考えた方が良いという。
A子さんの場合、まだ旦那さんの事をあきらめきれずにいるのかもしれない。
その思いが、多肉植物を介して
邪魔な奥さんなど女性ばかりに災難をもたらした可能性があった。
ちなみに、その後、虹の玉の花言葉を調べてみると、
『私を思ってください。』
『枯れることのない愛。』だったという。
