●コップ一杯の幸せ。
ブログやインスタの写真投稿を見ると、
多いのが、食卓や外食時の写真ですね。
美味しい料理や、高級な料理が出てきた時、
思い出や記念として残しておきたい。とか、
「こんなものを食べたんだぞ」と、人に自慢したい。と思い、
食べる前に「パチリ」そして、ネットにアップ。

とにかく皆が手軽に写真を撮れる時代になりました。
ただ、記念に食卓の写真を撮るのもいいのですが、
実はその場面、
貴方が幸せになる方法があるのです。
今日は、その方法を紹介しましょう。
それは青森に住んでいるOLの方からの電話相談でした。
彼女は28歳。
2つ年上の彼氏が居るのですが、
その彼には、他にも女性がいて、彼女は2番目の女という位置。
しかも、したい時だけ家に来るという、都合のいい女状態。
一応彼の生年月日を聞いて、
私は彼女に、彼は本命の彼では無いと断言したのですが、
彼女は、2番目であっても彼から離れらないと言います。
いつか、自分を一番にしてくれるという希望を抱いていました。
確かに、いつか貴方が一番になる時も来るかもしれません。
でも、彼の性格を考えると、
一度都合の良い女状態になると、またすぐ違う女性が現れて2番に戻りやすいのですよ。
と言っても、彼女は別れられないといいます。
でも、彼女の心の奥底に、
このままじゃいけないという気持ちを感じます。
助けて。という声なき声が聞こえます。
なぜなら、本当にこのままで良いと思っているなら、
私にお金を払って相談の電話などかけて来ないはずですから。
しかもこれが3回目の電話相談。
もう、この子には別れた方がいいと言っても無駄だと思いました。
そこで、今の彼と付き合っていてもいいから、
これだけは、普段からやってみてください。とアドバイスしました。
それは、
亡くなった彼女の両親と祖父母にお願いする事。
しかし、ここで大きな問題が浮上します。
家に仏壇が無いのは、まあ良いとしても、
なんと、両親と祖父母のお墓もどこにあるのか分からないので、
墓参りに行った事も無いと言うのです。
その上、両親と祖父母の写真さえ一枚も持っていないと言います。
複雑な事情があるのでしょうが、
「この子、守られていない。」と思いました。
さぁ、どうしたものか。
そこで私が彼女に勧めたのが、「コップ一杯の幸せ」でした。
この方法は、とても簡単で、かつ安上がりな方法ですから、
皆さんにも、お勧めです。
やり方は簡単です。
①■これは貴方が食事を食べる時に行います。(朝食でも昼食でも夕食でもいいです)
まず、貴方の分とは別に、もう1つコップを用意して、
そのコップにお水を入れます。
②■次に貴方の前でも横でもいいですから、
もう一人、亡くなった人がそこに座っているとして、
その人の為に、その水の入ったコップを置きます。
③■水のコップだけでもいいのですが、
少し自分の分を取り分けて、その人の前に置いてあげるとなお良いです。
例えば、餃子1個とかをしょうゆの皿に乗せて、あげるとか。
食べる前のハンバーグを一切れと人参1個を小さい皿に乗せてあげるとか。
4品あったら、最後に食べるだろう1皿を、コップの脇に置いてあげるとか。
④■食べる前に、亡くなった一人に対して、声をかけてあげます。(心の中ででもいいです)
例えば、「お父さん、一緒に食べてくださいね。」とか、
「お母さん、一緒に食べましょう。」という風に。
これは食事の種類によって、分けると良いです。
例えば、洋食屋が好きだった母親なら、洋食の時は、母親と一緒に食べる。
日本料理が好きだった父なら、和食の時は、父親と食べる。
イタリアンが好きだった妹なら、イタリアンの時は妹と食べるとか。
⑤■最後は、取り分けた皿はもったいないので貴方が食べます。
水は飲まなくてもいいです。
仏壇で祈るのも、お墓参りもいいのですが、
生きている時もそうでしょうが、
一緒に食事をしたり、レストランに招待される。
って結構特別でインパクトが強いものです。
その積み重ねが故人を喜ばせ感謝され、
自然と貴方を幸せに導いてくれる事が多いのです。
今時期など、墓参りに行けないという方にも、お勧めな方法です。
ちなみに、私の場合、
亡き父が、しめ鯖(サバ)が好きだったので、
回転寿司に行くときは、必ず父親が座りそうな位置に、
お水としめ鯖を一皿置き、一緒に食べています。

さて、それから1年半後の正月の事でした。
上の電話相談してきた彼女は、
彼氏と別れて、
普通のサラリーマンと結婚したそうで、
今、幸せです。
という年賀状が来ました。
(当時、お守りも販売していて送ったので、住所を知っていた)
最後に、
これは、季節的な行事に合わせてもいいです。
例えば、昨日は母の日でしたから、
「母さん、イチゴのショートケーキ好きだったよね。
一緒に食べようにね。」
END
