●一緒のお墓に入りたくない。
昨日、こんな相談がありました。
「私の亡き弟は、父の仲が悪く、同じお墓に入りたくないと言ってて、
父が、亡くなり、同じお墓に入れたら、先に入ってる弟は怒りますか?
やはり、本人の希望通りにして、父のみ違う所に納骨した方が良いですか?
亡くなれば、そんな事もどうでも良く思ったりするのでしょうか?
もし、宜しければご教示いただけると幸いです。宜しくお願いします!」
さて、いきなり問題です。
生前、父親とは同じお墓には入りたくない。
と言って亡くなったのに、
その後、その意思を無視して、同じお墓に入れてもいいでしょうか?

貴方だったら、この相談、何と答えますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
昔、日本一と言われた霊能者の宜保愛子さんいわく、
生前、父親とは同じお墓には入りたくない。と言って亡くなったのに、
その後、その意思を無視して、同じお墓に入れると、その後、
残された家族に、災いが起きると言う。
つまり霊障である。
実際に宜保さんが扱った相談では、
無視して同じお墓に入れてから2年後、次々と無視した家族が病気になったそうです。
そこで、お墓を別にしたら、不思議と病気が治ったのです。
こういうケースは色々な状況が考えらえます。
■長年お祖父ちゃんからDVを受けていたお祖母ちゃんが、
死ぬ時に、お祖父ちゃんと一緒のお墓は嫌だ。と言い出す場合。
■親子で憎しみ合っている場合。
■兄弟姉妹で憎しみ合っている場合。
■難しいのが、嫁に行った娘が、実の母親に、
「姑に散々イジメられた。
死んだら絶対あの姑と一緒の墓には入りたくない!!」
と相談してくる場合です。
こういう場合も、亡くなったら別にお墓を用意してあげる方が良いです。
そのままイジメた姑と一緒の墓に入れると、実家側に霊障が起きます。(病気になったり)
ただ、嫁いだ身なので、実家のお墓には入れないのが普通なので、娘用にお墓を用意する必要があります。
(今流行りのマンション型墓地でもいいので)
お墓を別に用意出来ないというなら、離婚して実家に出戻り実家のお墓に入るという形になるでしょう。
(お墓が用意出来るまでお寺に3年だけ預かってもらうという事も可能)
ちなみに、人間のお墓に飼っていた愛犬や愛猫の遺骨を一緒に入れる方がいますが、
そうすると、どういう事が起きるか。というのも書いた事があるので、
気になる方は下記を。
●転落した貴婦人 https://ameblo.jp/hirosu/entry-11913334277.html
さて、ここまで読まれた方は、
「あの人と一緒の墓に入りたくない。」
という意思表示をされたり、遺書があった場合、
遺言通り、お墓は一緒にしない方が良く、別々のお墓にした方が良い。
というのは、分かって頂けたかと思います。
ここからは、テクニック編です。
「あの人と一緒の墓に入りたくない。」という場合、
遺言通り、お墓は一緒にしない方が良く、別々のお墓にした方が良い。と言いましたが、
ここで、1つ大きな問題があります。
それは、
特に都会などでは、別にお墓を用意した方が良いと分かっても、
そんなに簡単に別のお墓を用意出来ないのが普通です。
お墓は高いので、お金に余裕が無いという家庭も多いかと思います。
勿論、3年を目途に遺骨をお寺にに預けるという事は出来ますが、
その後、結局はお墓を用意しないといけません。
大抵の場合、お墓を用意出来ずに、今あるお墓に入れてしまい、
「あの人と一緒の墓に入りたくない。」という訴えを無視してしまう事が多いのです。
しかし、ここで、ある画期的な方法があるのです。
それは、
■新しいお墓を用意出来ないのに、
「あの人と一緒の墓に入りたくない。」という仏様の怒りをある程度収めるテクニックです。
霊能者の方が教えてくれた、そのテクニックとは何だと思います?
ここで、答えを見ずに答えられた貴方はとても頭の良い方です。
少し考えてみてから、先をお読みください。
■新しいお墓を用意出来ないのに、
「あの人と一緒の墓に入りたくない。」という仏様の怒りをある程度収めるテクニック。
それは、
カロートの中に部屋を作り別々にしてあげる事です。
その上で、仏壇やお墓の前や写真の前で、
「新しくお墓を買う余裕が無くて、買ってあげられなくてもごめんなさいね。
部屋を分けたので、これでどうか許してくださいね。」と3日間連続でお願いして許してもらいます。
やり方は簡単です。
■まず、下のように緑の遺骨が、一緒のお墓に入りたくないと言って亡くなった人のものだとします。
■段ボールなどで、壁を作り、お互いの遺骨が見えない様に部屋割りにしてあげるのです。

■また、一緒のお墓には入りたくないとまでは言わないが、
とても仲が悪いという場合、カロートの中での遺骨の位置を、
なるべく離してあげましょう。
例えば、姉と弟がとても仲が悪かったという場合、下の様に、
離して、なおかつなるべく見えない様に置きます。
また、もう1つの方法は散骨です。
つまり、本人があのお墓にも入りたくない。と主張していて、
尚かつ新しいお墓も用意出来ないという場合、
本人に散骨する気はあるか聞く訳です。
ただし、この方法は生前に本人に散骨するか相談する必要がありますので、
死後勝手に散骨は出来ません。
散骨でも良いという場合は、下記を参考にしてみてください。
●遺骨を海に散骨 https://ameblo.jp/hirosu/entry-11172769280.html
●宇宙葬と不思議な風船 https://ameblo.jp/hirosu/entry-12497807221.html
●遺書のこだわり https://ameblo.jp/hirosu/entry-10779881155.html
最後に、ついでなので、再婚の場合についても書いておきましょう。
再婚と言っても、問題になるのは死別後の再婚です。
つまり、前妻の遺骨がある場合です。
例えば、貴方は初婚で、旦那は再々婚の場合で考えてみましょう。
旦那には、病気で亡くなった最初の妻と、再婚後に亡くなった2番目の妻がいて、
3番目の妻が貴方だとします。
その場合、お墓のカロートには、一番奥に旦那と最初の奥さんの遺骨を置きます。
雛人形の様に、下様に配置します。
そしてから、2番目の妻、貴方の遺骨という順序で起きます。

END
参考:写真はイプロスものづくりより。https://www.ipros.jp/product/detail/2000356610/


