●木材の崇り(たたり)。



私はよく、木や植物も生きているので大切にしましょう。

と言う事がありますが、

今日のお話は、既に伐採して木材になった木のお話です。




伐採して、既に木材になっている訳ですから、

もう何をしても大丈夫。そう思うのが普通でしょう。


私もアメリカに行くまでは、そう思っていました。


あの事件があるまでは・・・・・・
















ある日、

霊能者のところに、こんな依頼があったのです。

霊能者の所に来たのは、一人の母親でした。

 

 

彼女の息子さんが、謎の腹痛で入院していると言うのです。

現在検査入院している病院も3軒目で、

他の病院で調べても、腹痛の原因がさっぱり分からないというのです。

 

 


アメリカでは医療費が高いのは、みなさんも知っているかと思いますが、

それで多くの人は、医療保険に入るのですが、

日本と違って、医療保険に入ったからと言って、

必ず保険が降りるという訳ではありません。

なぜなら病院によって、もの凄く高い請求をされる事があるので、

保険会社は、加入者に行っても良い病院を指定していたりするのです。

つまり、貴方が病気になって近くの病院で治してもらっても、

その病院が保険会社が指定した病院じゃなかったら、保険が降りないという事。

日本であれば、どの病院にかかっても保険は降りるのが常識だし、

救急車を呼んでも、タダですよね。

でも、アメリカでは救急車を呼ぶと、ニューヨークなら約3万円取られますし、

カルフォルニアなら約5万円取られます。

日本人に人気のハワイなら、約7万円取られます。

それに対してフランスは安かったです。約8千円でした。

ただ、私がいたシアトルは日本と同じ無料です。(アメリカは州によってかなり違いがある)

他にも中国は1000円くらい。

台湾は無料だけど、緊急じゃ無かったら2万円くらい請求される。

韓国では7万円取られたという日本人もいます。

(呼んだ救急車があくどかったのか。常識なのか)





そんな感じですから、日本人旅行者がアメリカで、

そんな事情を知らず、急な腹痛で救急車を呼んだんですよね。

すぐに救急車が来て、入院。

検査した結果、盲腸だったそうです。

そこで直ぐに手術。2泊3日で無事退院しました。

ただ、ついて無かった事に病室がやや高い部屋しか空いて無かったので、

請求された金額が、全部合わせて460万円だったそうです。

今は外国への卒業旅行にも行けませんが、

コロナが収まって海外に行く時は、是非医療保険に入って行きましょう。





ちょっと話が脱線してしまいましたので、元に戻します。





上の相談者の方は、もう3軒の病院をハシゴしているという事は、

よっぽど金持ちか、保険を何種類か入っているか、同じ系列の病院だったのかと思われました。

 

 

そして、どうやら今入院している病院の検査でも、

息子さんの腹痛の原因ははっきり究明出来なかった様なのです。


お母さんとして、息子が腹痛で苦しんでいる姿をそばで、ただ見ているだけで、

何もしてやれなくて、

かといって、家でじっとしていられなくて、霊能者の所に相談に来たと言います。

 

 

 

さっそく霊視が始まりました。


霊能者の方は、お母さんから手渡された息子さんの写真を手の平に持ち、


その写真とお母さんを交互に見る感じで霊視されていました。


そして、しばらくして、こう言ったのです。



「ご自宅に、沢山木の彫刻があるんですね。」



「はい。

 息子が彫刻の仕事をしているもんですから。」



それを聞いた霊能者の方は、1分ほど沈黙。


そして、更にこう言ったのです。


「その沢山の彫刻の中でも、

 大きい木の彫刻で、キングコングがあるでしょ?」


「はい。

 最近作った息子の作品です。」



すると、霊能者の方が、


そのキングコングの彫刻が、腹痛の原因ですよ。

写真は現代のオマケのプラスチックフィギュア


なんと、キングコングの木の彫刻が、息子さんの腹痛を起こしたと言うのです。

霊能者いわく、その大きな木の彫刻が木材の崇りを呼んでしまったといいます。


それを聞いたお母さんが、

「やっぱり、あんな立派な木をノミやノコギリで傷つけたり掘ったりしたのが、

 いけなかったのでしょうか?」


すると、霊能者の方が、


「いいえ、木材を加工したり彫刻を掘るのは、別にいいです。

 でも、彼は1つだけやってはいけない事をしています。」と言ったのです。


さて、ここで問題です。


霊能者の方は、

木材をノミやノコギリで傷つけたり掘ったりして作品を作る分には、

別に何の問題も無い
と言います。

しかし、彼は1つだけやってはいけない事をしていると言うのです。


彼が1つだけやってしまったという、

 

いけない事とは何だと思いますか?


ここで分かった方は、霊能者級の知識の持ち主でしょう。

勿論、私はこの時は分かりませんでした。

少し考えてみてから、先をお読みください。










































彼が1つだけやってしまったという、いけない事。


それは、逆さ柱です。

逆さ柱とは、

木材を建物の柱にする際、木が本来生えていた方向と上下逆にして柱を立てる事を言います。

普通は、家の柱や大黒柱などを逆さ柱にしてしまうと、そこに住む人に霊障が起きるとされています。

例えば、新築の家を建てた人が、難癖をつけてかなり安い費用で建築させた時に、

大工の人が意地悪して柱の半分を逆さ柱にしたそうです。

すると、その家に住む人が次々と病気になったといいます。

霊能者いわく、彫刻でも使う木の柱が50年100年と大きい年輪の物を使う時は、

逆さ柱にして作品を作ると、霊障が起きる事があるそうです。





その後、霊能者のアドバイスに従って、

お母さんは家に帰ると、まず息子に了解を取った後、

知り合いの男性達に頼んで、

キングコングの彫刻を逆さにして土に埋め、1週間後謝りながら、燃やしたといいます。


すると、不思議な事に息子さんの腹痛も治ったそうです。

END