●お願い事の分岐点。
皆さんも、きっと神様やご先祖様に、
お願い事をする事はあるでしょう。
でも、ご先祖様にお願いする時、
こんな話を聞いた事はありませんか?
亡くなったご先祖様、
つまり、亡くなった祖父や祖母、家族などに、
お願い事をすると、成仏への歩みの邪魔をする事があるから、
亡くなった人へお願い事をしない方が良い。
霊能者の方も、そう言ってらっしゃる方はいます。
でも、ご先祖様にお墓や仏壇でお願いしてみたら。
と勧める霊能者の方もいます。
では、どちらが正しいと思いますか?
①■亡くなった方へお願い事をすると、成仏への歩みの邪魔になるから、
お願い事はしない方が良い。
②■亡くなった方へお願い事をしても良い。
貴方は、どちらだと思いますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
私が霊能者の方から教わったのは、
下の①■と②■のどちらも正しい。でした。
①■亡くなった方へお願い事をすると、成仏への歩みの邪魔になるから、
お願い事はしない方が良い。
②■亡くなった方へお願い事をしても良い。
では、どちらも正しいとはどういう事かと言うと、
皆さんは、供養って言うと、手を合わせて故人に、
「どうか成仏してください。」という言葉をイメージされているかと思います。
でも、霊能者の方いわく、
日々の報告とか、故人への声かけなども、供養の言葉になるそうです。
例えば、「今日、息子が歩ける様になったんですよ。お祖母ちゃん。」とか。
「今日、ひろしが100点取ったんですよ。あなた」など。
別に「どうか成仏してください。」という言葉じゃなくても、
生きている人が、まだ自分の事を覚えていてくれているという事が、
故人の励みになり、成仏への歩みの力になると言います。
ただし、同じ声かけでも「なぜ死んでしまったの?」とか
「もう生活出来ません。」などの泣き言は故人を心配させてしまい、
後ろ髪を引かれて成仏への道の歩みを妨げる事があるので良く無いです。
では、お願い事はどうでしょうか?
人は亡くなって、霊になると、
ある程度未来の事が分かる様になります。(分からない人もいますが)
そして、中には、ちょっとだけ手助けしてくれて運勢を良くしてくれたり、
危機を助けてくれる事があります。
そこで、私達はお墓や仏壇で、ご先祖様にお願いしたりする訳です。
しかし、お願い事は、故人の成仏への歩みを妨げる事があります。
例えば、「お祖母ちゃん、どうか私が良い結婚が出来る様に、お願いします。」
とお願いしたら、愛する孫からのお願い事なので、出来るなら叶えてあげたいと思うでしょう。
でも、結婚までは色々紆余曲折があるもので、なかなかすんなりは行かないものです。
だから、負担になる訳です。
あれ??そうなると、
①■と②■のどちらも正しい。と言ったのがおかしくなりますよね。
いえいえ、実はお願い事にも分岐点があるのです。
例えば、
①●「明日の運動会、どうか怪我しません様に。」とか、
②●「今日のデートが、どうか上手く行きます様に。」とか、
③●「今日のテストで、実力が発揮出来ますように見守ってください。」とか、
④●「明日の旅行、無事に帰って来られます様に。」
などは、故人にお願いしても良いとされます。
上の4つのお願い事に共通点があるのですが、何か分かりますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
そうです。
上の4つのお願い事の共通点は、
お願いする事項が、今日か明日の事だという事です。
つまり、明日には終わっている事がらだという事です。
霊能者いわく、
今日明日終わる出来事のお願い事は、余り故人の負担にならないと言います。
負担と言うよりも、先に言った様な日々の声かけに含まれると言っても過言では無いそうで、
子供や孫の力になって、喜ぶ顔が見れ、
時間はたっぷりあるので、今日明日で終わる願いなら、負担にはならないといいます。
それに、自分はまだ忘れらず、頼りにされている。という再確認にもなります。
それに比べて、
「お祖母ちゃん、どうか私が良い結婚が出来る様に、お願いします。」という願いは、
今日明日に終わる様なお願いではありませんよね。
こうなると、お祖母ちゃんもずっと付きっ切りじゃないといけないので、負担になります。
だから、良い出会いのお願いなら、神社などの神様にお願いした方がいいです。
つまり、今日明日で決着がつくお願い事なら、貴方の御先祖様に。
もしくは、ご先祖様にお願いするなら、欲張らずに、
今日明日の事をお願いする様にしましょう。
(ただし、命に関わる案件なら別です。例えば、
どうか事故に遭ったお父さんを助けてください。とか。)
今日明日でどうにかなる事じゃないお願い事は、神様にお願いする。
貴方の願いが叶う様に、使い分けて見てください。
END