●猫が死ぬマンション。
ある時、電話相談でペットの相談をされました。
相談内容は、
「友人が保護した猫が
産んだ子猫の内の一匹を頼まれているんですが、
飼ってもいいものか、悩んでいます。」というものだった。
「一緒に住んでいる家族が反対しているんですか?」と聞くと、
彼女は一人暮らしで、
しかも、猫を飼うのは初めてでは無いという。
友人もそれを知っていて、彼女に頼んだらしい。
では、何も問題は無いだろう。
貴方が飼いたければ、引き取ればいいし、飼いたく無ければ断ればいい。
と思ったのだが、
この問題は、それほど単純なものでは無かったのである。
この時点では、
まさか、この問題に、
呪いが関係しているとは夢にも思わなかったのである。
私が彼女に、
以前猫を飼った事があるなら、
また貴方が飼いたければ、引き取ってあげたらどうですか?と言うと、
彼女は、
「死ぬんです。」とポツリと言う。
「えっ、死ぬんです。ってどうい事ですか?」
彼女が東京で一人暮らしを始めた2年前から、
現在住んでいるマンション(ペット可)では、
既に3匹の猫が亡くなっているのだという。
最初に亡くなったのが、ネロという愛猫。
次に亡くなったのが、ペットショップで買った猫のミケ。
その次に亡くなったのが、保護猫のシロ。
たった2年間の間に3匹の猫達が亡くなっているのだ。
いやもっと詳しく言うと、
最初のネロが亡くなったのが8月。
次のミケが亡くなったのが、11月。
その次のシロが亡くなったのが、翌年の2月。
つまり、半年で3匹の猫達が相次いで亡くなった事になる。
それも、3匹とも夜中に亡くなっているという。
だから、今頼まれている猫も、
彼女が飼うとすぐ死んでしまうのではないか。と心配していたのである。
彼女は実家でも猫を飼っていたのだが、実家では亡くなった事は無く、
独り暮らしを始めてから3匹もの猫達が相次いで亡くなったのだという。
だから、彼女はこの部屋に問題があるのではないかと心配していた。
ペット可のマンションは、助かるのだが、
逆に言えば、彼女の前の住人もペットを飼っていた可能性が高い。
■もし、以前の住人がペットを虐待していたりして、
その為に亡くなったペットの怨念が、この部屋にあったりしないだろうか。
■もしくは、この部屋の家相が、ペットには良く無い家相なのではないか。
■それとも、わずか半年で3匹が次々に亡くなったのは、偶然なのか?
そんな電話相談だった。
本来なら、そのマンションを実際に行って診てみたい所なのだが、
それが出来ないのが電話相談だ。
(まぁ、女性の一人暮らしなので、出来たとしても行けないが。)
そこで、とりあえず、
彼女が現在住んでいる部屋の見取り図と部屋の写真を見せてもらった。
見せてもらった部屋の見取り図が下である。

やがて、猫達が死んだ、ちょっと恐ろしい事が分かるのである。
後半は、明日のブログに続く。