●願いが叶いにくい「ながら」祈願


まず、「ながら」祈願。って聞きなれない言葉だと思いますが、

なんだと思いますか?


ヒントは、

「ながら」祈願だと、願いが叶いにくい。という事。


せっかく神社まで足を運んで、お祈りしたのに、

それが無駄に終わるって、嫌ですよね。

また、仏壇の前でお願いしたり、

墓参りしてお願いしたのに、全て無効だったら嫌ですよね。

だから、知っておいて損は無いですし、

やっている人や貴方の子供がいたら、注意してあげてください。


という事で、あらためて、

「ながら」祈願とは、なんだと思いますか?



少し考えてみてから、先をお読みください。

































「ながら」祈願とは、


○○しながら、祈願するという事です。

例えば、イヤホンをして、音楽を聞きながら祈願する。とか、

ゲームをしながら祈願する。とか。

 

口に食べ物を入れ、食べながら祈願する。という行為です。


家でやりそうなのが、

ついお菓子を口に入れながらお願いしたり、

ペットを撫でながらお願いしたりという「ながら」祈願。




ある時、

電話相談で、神社に参拝したのに悪い事ばかり起きる。という方に、

「ながら」祈願してませんでしたか?

と聞いたら、こんな事を聞かれました。


「はい、確かに、

 参拝した時に、たこ焼きを食べながらお祈りしました。

 でも、それなら、なぜ神社の境内で食べ物を売ってるんですか?


ごもっとな質問です。


それに対して、貴方は何と答えますか?


少し考えてみてから、先をお読みください。




























そうですね。

神社の境内や駅から神社までとか参道に沢山の出店があったりします。

特に正月などは、参拝の為に2時間も並んでいる時さえありますから、

途中でお腹が空いたり、子供が食べたくなったりしますよね。


実は、参拝の為に並んで待っている時、

そういう出店で食べ物を買って食べてもいい
んです。

中には、並びながら勉強したり、音楽を聞いたりしている人もいますが、

それらは「ながら」祈願にはなりません。




え? さっき言っていたのと違うって?


そうですね。

 



さっきは、食べながら参拝すると願いが叶いにくい。と言っておきながら、

並びながら食べてもいい。って矛盾していますよね。



実は、食べながら参拝してもいいのですが、

1つ条件があります。


それは、




手水舎で、手と口を清めたら、

もうそこからは、食べない事。音楽も聞かず、勉強も止め、

参拝する事に集中します。


つまり、手水舎から拝殿までの間は食べ物はバッグなどに仕舞い、

そこからは食べないようにします。


原則、よほどの理由が無い限り、

神社側でも、手水舎から拝殿までの間には、

食べものの出店は出さない
様にしているそうです。




これを、自分の立場で考えてみると、良く分かると思うのですが、

例えば、3人の人に1万円を貸して欲しいと頼まれたとします。

■Aは真剣に貴方に1万円を貸して欲しいと嘆願しました。

■Bはたこ焼きを食べながら、1万円を貸して欲しいと言いました。

■Cはゲームをしながら、1万円を貸して欲しいと言いました。

さて、貴方は誰に1万円を貸しますか? という事ですね。



END