●娘が急に始め出した変な癖。
ある時、電話相談で、こんな話をされた相談者の方がいました。
「悩みと言う訳じゃないんですけど。」と前置きをされてから、
「実は、10歳になる娘が、
最近、折り紙に凝り初めまして、
誰に教わったのか、折り紙で上手に鶴を折るんです。」
「へぇー、
それは良い事じゃないですか?」と私。
「そうなんですけど・・・
ある日、
娘が折った鶴の折り紙を、誉めたんです。
上手ね。って。
そうしたら、
私じゃないよ。って言うんです。」
「そこで、他の鶴の事も聞いたんですが、
それらも全部自分じゃないと言うんです。
私が見ていたので、間違いなく娘が折った物なのですが、
全否定されたんですよ。」
「今まで、私にウソをつく子じゃなかったので、
ちょっと驚いてしまって・・・」
と、こんな相談でした。
つまり、その話が本当なら、
10歳になる娘さんは、無意識のうちに折り紙で鶴を折ったという事になります。
この時点で、真相が分かる方は、凄いです。
少し考えてみてから、先をお読みください。
もし、彼女が言っている事が本当で、
娘さんもウソをついていないとすると、
私には、心当たりがある現象が1つありました。
そこで、彼女に聞いてみました。
「もしかして、
もう亡くなった貴方の御先祖かご友人に、
とても折り鶴を作るのが好きだった人に心当たりはありませんか?」
すると、彼女は、
「そう言えば、
亡くなったお義母さん(夫の母)が、
とても鶴を折るのが好きな人で、
よく千羽鶴を作っては、知り合いのお見舞いに行ったり、
広島に送ったりしていました。」という。
「そうですか。
失礼ですが、
お義母さまが亡くなってから、
余り熱心にご供養されてなかったりしませんか?」
「はい、
お義母さんが亡くなった時も、主人は海外出張で行けなくて、
三男という事もあってか、葬式などはお兄様方に任せて、
その後も何かと忙しくて、一度も墓参りをしていません。」
「そうですか。
一度、家族全員で墓参りした方がいいですよ。」と私は強くアドバイスしました。
丁度正月で、ご主人が帰国していたので、
この機に一日がかりで墓参りに行ったそうです。
すると、不思議とそれから娘さんは鶴を作らなくなったそうです。
実は、霊能者の方からこんな話を聞いた事がありました。
それは、亡くなった人が、自分を思い出して欲しい時、
何かを訴えたい時、供養して欲しい時に、
残された家族(特に子供や孫に)に自分のしぐさや生前の癖を行わせる事があるそうです。
これと似た現象に、
急に特に好きでも無い納豆を無性に食べたくなった人がいます。
そこで夜なのにスーパーに買いに行って食べたそうです。
食べ終わって気が付いたそうですが、
その日は父親の命日だったそうです。
そして、父親は納豆が大好きだったのを思い出したのです。
これからは、父親の命日には納豆を供えます。と言っていました。
END