●日本政府が怖がる幽霊。


今日は何を書こうかと、ニュースを見ると、

現在の首相、菅義偉総理大臣が、内閣発足から3ヵ月経つのに、

 

いまだに首相公邸に引っ越さず、

首相公邸

 

港区赤坂にある衆議院議員宿舎より通勤しているのは、

おかしくないかという話が載っていた。



首相公邸とは、東京都千代田区永田町2丁目3番1号にある、

2005年に86億円をかけて改装された、

地上3階、地下1階のレンガ風に装飾された建物である。

手前

 

日本国の首相が住まいとして利用できる他に、

執務室や迎賓用のホールもあり、

各国首脳との電話会談や晩餐会などに利用されている。

この立派な住居は、国家公務員宿舎法に基づき、首相は無償で入居できる。

なのに、菅総理大臣が、就任して3ヵ月経つのに、いまだに首相公邸に引っ越さないで、

衆議院議員宿舎より通勤しているのは、おかしくないかという訳だ。

議員宿舎


実は、今までの総理大臣になった人達の中にも、

この立派な首相公邸に引っ越さなかった首相が沢山いる。

竹下登・宮澤喜一・大平正芳・福田赳夫・岸信介首相だ。


そして、今年まで首相だった安倍晋三首相もである。

 


こんな立派な建物で、通勤先である首相官邸の隣にあるのに、

なぜすぐ引っ越さないのだろうか?


理由は色々あるのかもしれない。

しかし、そんな理由の1つが、


首相公邸に出るという幽霊だというのだ。


その原因は、歴史にある。

首相公邸が完成したのは、1929年3月なのだが、

その約3年後の1932年。五・一五事件が起きて、

武装した海軍の青年将校達が総理大臣官邸に乱入して内閣総理大臣犬養毅を殺害したのだ。

 

そして、その約4年後の1936年。二・二六事件が起きて、

岡田啓介首相の義弟が射殺され、

5人の警察官や軍人が亡くなったのである。

 

つまり、首相官邸は五・一五事件や二・二六事件などクーデターの舞台となった、

殺人現場なのである。

二・二六事件では、その後クーデターを起こした香田元大尉以下

 

17名が死刑となっている。



そんな事件があってから、

首相官邸には、「夜になると公邸に軍服姿の幽霊が出る。」という話が噂される様になる。






そして、代々の多くの日本の総理大臣たちは、

その首相公邸に現れる幽霊をとても恐れた



■日本で唯一、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作総理大臣は、(1964-1972)

 

幽霊が怖いから、首相官邸には入らない。

 こんなところには住めない。」と記者に語ったという。

しかし、ある時、どうしても首相官邸に泊まらないといけない時が来た。

そこで、佐藤栄作総理大臣は、どうしたかと言うと、

魔除けの為として 愛犬と一緒に住み、

護符まで貼って幽霊が現れるのを恐れたという。





実際にこの首相官邸を霊能者に鑑定してもらった総理大臣もいる。


■1994年に首相となった羽田孜首相だ。

 

羽田総理の夫人は霊感があるらしく、

この首相官邸に来た当時、

薄暗くて不気味な雰囲気に我慢できず、専門の人に頼んで、お祓いをした。

それでも不安で、息子の雄一郎(後の羽田雄一郎・国交大臣)に頼んで、

 

毎日早起きさせて公邸の回りに塩をまかせ、魔よけしていたという。

彼がある時、風呂の残り湯を捨てていた。

すると、何かが排水管に詰まっていて、なかなか水が流れない。

そこで、秘書に手伝ってもらいながら排水管から取り出したのは、

何と大量の髪の毛だった。(当然引き継ぎの時には、徹底して掃除されているのに)


ある時、お祓いに来た知人の行者は、「霊などがうようよいる」と指摘し、

夫人が気持ち悪いと感じている部屋の押し入れの所に案内すると、

「確かにここはひどい。引き込まれそうです。」と断言したという。


そこで、総理夫人が霊能者に相談したところ、

「庭に軍人が沢山いる。」と告げられた。

羽田首相も、度々お清めの塩を撒いていたという。

 



■1989年、宇野宗佑首相は、

 

浴室の蛇口を開けたら、なんと鮮血が流れ出たという。




■1999年、小渕恵三首相は、

 

 

この幽霊が出るという首相官邸の改築を決定した。

しかしその後、突然、脳溢血で亡くなった。









実際に幽霊を目撃したという総理大臣もいる。


■それが2000年に総理大臣になった森喜朗総理である。

 

ある夜、彼がベッドで寝ていると、「ザッ、ザッ、」という、

複数の軍靴の足音が近づいて来て、ドアの前でぴったり止まったという。

そして、カチャ、カチャ、とドアノブを回す音がしたため、

「誰だ!そこにいるのはっ!」

 

叫んでドアに近づき、ドアを開けた。

しかし、ドアの外には誰も居なかった。


廊下を足音だけが遠ざかっていったという。


その他にも、彼は幽霊の足を見た。と記者に語った。

目撃したのは、足だけで上半身が無かったという。


■2001年、森氏から旧公邸の引き継ぎを受けた小泉純一郎総理は、

 

「ハハハハハ!!  森さん、なに言ってるんですか!!。

 幽霊なんかいるわけないじゃないですか! 

 俺はそんなのまったく信じないから怖いことなんかないよ!」  

と一蹴した。

そして、「公邸に幽霊が出るか?」と記者から聞かれた時も、

「もし出るなら、一回会いたいものだ」 と笑った。

しかし、幽霊なんて信じないと言っていた小泉さんだったが、

公邸に引っ越した時、

 

神主さんを呼んで、真剣にお祓いをしていたという。



■2009年に総理になった鳩山由紀夫首相が官邸に入る時は、

 

神主さんを沢山呼んで、お祓いした。

それでも、鳩山由紀夫首相の奥さん(鳩山幸)が幽霊を目撃したのである。

 

鳩山由紀夫首相は、記者に、

「首相公邸にオバケが出るというので妻は内心嫌がっているんだ。」と語った。











こうして、誰も住まなくても、警備費や掃除費用・の手入れなどで、

年間の維持管理費として約1億6000万円が計上されている首相公邸は、



もう8年間も、誰も住む人がいない状態である。


END
 

 

 

 

参考:

新聞記事の写真は、観音裏黄昏備忘録より https://junsan0310.livedoor.blog/archives/28795217.html