●亡き夫の霊に殺される。助けて!




アメリカの霊能者のところに、電話相談があった時の事です。

相談者の方は、ニューヨーク州に住む女性でした。

約三ヶ月前に、最愛のご主人を亡くされた未亡人です。

ご主人はある朝、突然 heart attack(ハートアタック) にみまわれ、

直ぐに病院に担ぎ込まれましたが手遅れでした。

日本で言うところの心臓発作です。




失意のまま、簡単な葬式を終え、仕事に復帰した彼女でしたが、

3週間頃前から亡き夫の夢を見る様になったそうです。

その夢は、とてもリアルで、

彼女が仕事を終えると、夫は会社の玄関で待っていて、

そのまま二人で、行きつけのレストランに行ったり、バーに行ったり、

ある時は、夜の遊園地に行ったりして楽しく過ごす夢だといいます。

 



彼女いわく、

生前、ご主人との間に子供はいなかったので、いつも仕事が終わると、

今日はどこで夕食を食べようかとか、どこのバーに行って飲もうかと、

色々な店を二人で開拓するのが楽しみだったといいます。



彼女が見る夢は、まさにそれを亡き夫が再現していたのです。




夢の最後は、決まって二人で家に帰って来た所で終わるのだといいます。

そして起きると、彼女はいつもベットの上で目が覚めるのでした。



普通、見た夢の内容はすぐに忘れてしまうのですが、

夫と過ごした夢は、見た後もはっきりと覚えているのした。





そんな事が毎日続いたある日、

会社の行くと、同僚の女性が、

「あなた、随分やせたでしょ!」と言うのです。

家に帰って、計ってみると確かに10ポンドくらい痩せている感じです。

(日本で言うなら5キロ位)

そう言えば、あの夢を見る様になってから、

体が何となくいつもダルくて、仕事にも身が入らない感じでした。

食欲も無くなっています。



そこで思い切って、その同僚に今までの事を話したといいます。

すると、同僚は、

「あなた、それ危ないんじゃない!!

 亡くなったご主人が、寂しくて、

 貴方を霊界に連れて行こうと思って来ているんじゃないの!」

と言うのです。


それから4日が経った頃でした。

ちょっと腹痛がして、体重を測ってみると、更に3ポンド痩せていたのです。

4日かで3ポンド。

不安になった彼女は医者に行くと、

検査の結果、胃にガンがあると宣告されてしまったのです。

まさに同僚が言っていた事が、本当になりつつあるのです。

私は夫の霊に殺されてしまうのか?




不安になった彼女は、

こうして4300キロも離れているワシントン州にすむ霊能者に電話してきたのでした。


この時点で、真相が分かる方は、霊能者並みの知識の持ち主でしょう。

私は分かりませんでした。



少し考えてみてから、先をお読みください。
































 

霊能者による長距離電話相談が始まりました。





静かにじっと未亡人の話を聞く霊能者。

ただ聞いているだけで、質問はしません。




やがて、未亡人の話が終わると、

霊能者の方は、しずかに一呼吸してから、


彼女に、意外な事を話し始めたのです。



「あなたは、夢を見ていたと思うでしょうが、

 実は、違うの。」


なんと、夢では無いと言うのです!

では、何だったのでしょうか?





「私が思うに、

 あなたは、幽体離脱して、亡きご主人と会っていたんだと思うわ」


霊能者いわく、

亡き愛するご主人は、彼女を殺す為に現れたのではなく、

突然死んでしまった自分をまだ受け入れられず、

生きている時の様に、愛する貴方といつもの様に過ごそうとして現れていると言います。

彼の様に寝ながら亡くなった場合には、よくある現象だそうです。



つまり、亡き夫は、ただ今でも彼女を愛しているから現れたので、

決して、彼女を霊界に連れて行こうと現れたので無いと霊能者は言います。




ただ、問題は、彼女が幽体離脱して彼と会っているという現状だと言う。

霊能者いわく、生きている人間が幽体離脱を繰り返していると、

とてつもなく体力を使ってしまい、

それが、いつもダルくて、仕事にも身が入らなく、

食欲も無くなってになっている理由だといい、

更に幽体離脱を繰り返していると、やがて病気になるという。




霊能者の方は、彼女に2つの方法をアドバイスしていました。

■1つは、

今度、亡き夫に幽体離脱して会った時、はっきりと、

「彼が心臓発作で亡くなった事。

 もう会えない事。会ってはいけない事。

 光の中に進んで、成仏への道を歩んで欲しい。」と言う。

■もう1つは、

どうしても幽体離脱中に言えない場合、

教会、お墓、写真の前で亡き夫に、上の事を言う。(日本なら仏壇の前とかで)



彼女がどちらの方法をとったか分からないが、

その後、亡き夫は現れなくなったと言う。








貴方の事は、ずっと、ずっと忘れない。


今でも愛している。 あなた。


END