●不思議な怪我(けが)。
ある時、電話相談してきた女性から、
こんな相談をされた事があります。
「そう言えば先生、
最近、手や足、腕などの怪我が多いんですよ。
これって、なにかあるんでしょうかね。」
「そうですね。
怪我しただけでは、偶然かもしれませんし、
私には何とも言えませんけど、
何か気になる事があるんですか?」
すると、彼女は、
「この前、腕を怪我したんですが、
その前日、隣で寝ていた息子が言うには、
私が寝言で、誰かに謝っていたと言うんです。
私には覚えが無いのですが、
そう言えば、足を怪我した時の前の日にも夢を見たので、
何か関係あるのかな。とふと思いまして。」
と言います。
ただ、それを聞いても、
私には夢と怪我が結びつくとは余り確信は持てませんでしたので、
「そうですか。
夢を見た後に怪我したしたのですか。」
と言いつつも、夢の内容も分からないし、
何と言っていいものか、分かりませんでした。
ところが、その時、
彼女がふと口にした独り言に、ピンと来るものがあったのです。
彼女が言った独り言とは、
「なんで、左ばかり怪我するのかしらねー。
左利きだから、困るんですよね。」
それを聞いた私は、
「えっ、
怪我したのって、全部左だけですか?」
「はい。
左手、左指、
左腕、左足。と何故か左ばかり怪我するんです。」
「左だけですか。
ちなみに、
ちゃんと墓参りしてますか?」
すると、彼女は、
「墓参りは随分していないです。
主人もそういうのは、興味が無い方なので。」と言う。
「お子さんが産まれた時の挨拶とか、結婚の時とか、
正月とかお盆とかにもですか?」
「はい、行ってないです。」
「そうですか。
では、一度、家族でご主人のご先祖のお墓にお参りに行ってみてください。
そして、結婚、出産の挨拶とお礼を言ってみてください。」
それを聞いた彼女は、
「えっ、
どうして、お墓参りを・・・・
何か私の怪我と関係があるんですか?」
「私も初めてのケースなので、
自信は無いんですけど、
実は、昔から、
体の左側だけ病気になるとか、
なぜか左側だけ怪我するという時、
それはご先祖様の不満とか、供養が足りないとか。
ご先祖様のメッセージである場合があると聞いた事があります。
だから、一度家族で墓参りに行ってみてください。
出来れば、家族全員で。」
その後、家族で墓参りに行くと決めた日から、
怪我をしなくなったと言います。
不思議な怪我の1つと言えましょう。
END