●寿命が縮まる恐れ。新型コロナ軽症者。



今日の記事は、新型コロナにかかった人には酷な記事となってしまいますが、



多くの若者が、新型コロナをまだ軽く思っているので、あえて記事にしました。

 




新型コロナウイルスは、「ちょっとしたヒドイ風邪程度でしょ?」

 



「騒ぎすぎ」なんじゃない。と油断している人も多いかと思います。

 




しかし、



新型コロナウイルスが、ただの風邪と同じでは無い事が分かりました。



軽い気持ちで新型コロナにかかって、後に大変な事になる事があるのです。

 




ドイツ・フランクフルト大学病院研究チームによると、




感染時の症状の重さには関係なく、軽い軽症者も重い人も、




新型コロナから回復した患者100人に心臓のMRI検査を行ったところ、



100人の内、なんとなんと、78人の心臓に異常が見つかったという。



最も多かったのは心筋炎で60人だった(なんと6割)。

 




軽い軽症者であっても、新型コロナウイルスは、




血液を通じて、心臓の正常な組織を破壊することで心筋炎が起きるという。

 




心筋炎とは、心臓の筋肉が炎症を起こし、

 



症状が進行すると心筋が壊れて心臓の働きが低下する病気である。

 





一旦心筋炎と診断されたら、


軽症の場合は約1週間、



重症の場合は2週間~1か月以内の入院が必要だといい、



それでも100人心筋炎にかかったら、約5人が死ぬという恐ろしい病気だ。

 



また、新型コロナ感染症の特徴と言ってもいいのが血栓症。

 



これによって血管が詰まり血が流れなくなり、

 



脳梗塞や脳機能低下が起きたりする。

 




つまり、新型コロナウイルスに感染していない人と、



新型コロナウイルスに感染して回復した人を比べると、



平均すると、感染した人の方は心筋炎や脳障害によって寿命が縮まる恐れがある事が分かったのだ。

 








心筋炎は若い人にも発症するといい、怖がられている病気だ。



先日の7月上旬、アメリカの野球選手、



レッドソックスのエデュアルドロドリゲス選手(27才)が新型コロナに感染した。



とても軽いもので、病院に行く必要も無く、自宅療養で回復した。



いわゆる彼は、今で言う無症状患者の若者である。



ここまでは、日本の20代30代の新型コロナに感染した軽症者とまったく同じだ。



彼は7月中旬新型コロナの検査で無事陰性になると、




本拠地フェンウェイ・パークで行われていたキャンプに合流した。

 



しかし、7月下旬、胸に違和感を覚えて医師の診断を受ける。



すると、新型コロナの後遺症として彼の心臓に心筋炎が見つかったのである。

 



無症状でも、ウイルスは血液を通じて、確実に彼の心臓の組織を破壊したのだ。

 



これによって、彼は野球が出来なくなり、今季は全休することになってしまった。

 

 



新型コロナウイルスにかかって、軽くてすぐ直ったと喜んでいても、

 



ウイルスは確実に血液を通して、彼の心臓の組織を破壊していたのである。

 




また、新型コロナは治っても、その後、髪の毛がごっそり抜けるという後遺症もある。

 

 

 

特に女性は、この髪の毛が大量に抜ける後遺症が嫌だと言う。

 

 



その他の後遺症には、何を食べても味が分からなくなるという味覚障害

 



食べるのが好きという人にとっては、楽しみが1つ減るという酷な後遺症である。

 


中には、一度新型コロナウイルスにかかって、免疫を獲得した方が良いなどと、



言っている人さえ現れているが、気軽に新型コロナウイルスにかかって、



その後の人生、何を食べても美味しさを感じなくなる味覚障害になる可能性さえあるのです。

 

 


イタリアでは、新型コロナ感染回復後(発症から平均2か月後)も。

 



なんとなんと、87.4%の患者が何らかの後遺症を訴えているという。

 



また、英ロンドン大キングスカレッジなどが、

 



通信アプリを活用して約400万人を対象に調査した結果、

 



軽症者ほど、さまざまな後遺症が長く続く傾向が見られたという。

 



新型コロナをただの風邪だと思っている多くの若者は、

 



後で、とんでもない事になる可能性がある事をまだ知らない。

 

 





ちなみに、今のところ、


心筋炎を治す治療法は、今の医学ではまだ見つかっていない。

 



軽症者にとって、新型コロナよりもやっかいな病気である。



END