●お墓参りクイズ。
今日から夏休みという学校は多いでしょう。
夏休みには、お盆と合わせて実家に帰るという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今日は子供にも知ってもらいたい、お墓参りのクイズです。
全部で5問です。
まず、根本的な質問から。
■クイズ第一問
私達がお墓参りに行く時、
大抵が、亡き親族の為、亡きご先祖様の為です。
でも、良く考えると、
亡くなったご先祖様って、天国(あの世)にいるから、
別にお墓の中にみんな集まっている訳じゃないですよね。
では、なぜ私達は、誰も眠っていないお墓に参拝に行くのでしょうか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
私達がお墓参りに行く理由。
それは、
故人やご先祖が喜ぶからです。
家の仏壇でパパッと1分ほどご供養して終わり。というのが普段ですが、
墓参りって、わざわざ時間をかけて出かけて行かないといけませんよね。
中には、半日がかりで電車賃をかけて出かけたり、高速代を払って墓参りしたりします。
そう。
亡くなった人は、それに感動する訳です。
ああ、自分の為に、そこまでしてくれるのかと。
自分を忘れないだけじゃなく、半日かけてお金も使って、私の為に来てくれるのか。
その行為こそが、墓参りの意味なのです。
だから、故人がお墓にいなくても、私達の行動を高い所から見ていて、
感動しているのです。
■では、クイズ第2問
お墓参りは、何時頃に行くのがいいでしょうか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
お墓参りは、何時頃に行くのがいいかですが、
これは、午前中(日が上がっている)です。
■そこでクイズ第3問
なぜ、お墓参りは、午前中(日が上がっている)がいいのでしょうか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
お墓参りが、午前中がいいのは、
墓地という場所は、
どうしても浮遊霊などの未浄化霊がいるものです。
ただし、未浄化霊は夜が多く、次に午後。
つまり、午前中が一番浮遊霊などの未浄化霊がいない時間帯なのです。
■クイズ第4問。
お墓参りに車で行くと、駐車場に車を停め、
そこから歩いて、まっすぐ自分のご先祖の墓地に行きますよね。
でも、
墓地が自分の祖先の土地や、土地に墓地だけがある霊園ならいいのですが、
そうでない場合、自分の墓地に行く前にする事があるのです。
それは何でしょうか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
墓地が自分の祖先の土地や、土地に墓地だけがある霊園ならいいのですが、
霊園をお寺が運営している事は多いです。
つまり、ただの墓地ではなく、寺院墓地ですね。
そういうお寺が運営している墓地にある場合、
まず、お寺の御本尊にお参りしてから、自分のご先祖の墓地に行くのが、
ご先祖にとっても、貴方にやってもらいたい参拝マナーです。
例えて言うなら、貴方が実家の仏壇にお線香をあげる時に、
実家についたら、いきなり実家に入って仏壇にお線香あげるのではなく、
まず実家の人に挨拶してから仏壇に行きますよね。
それと同じで、お寺の中にある墓地に行く時は、まずお寺の御本尊にお参りしてから。
となります。覚えておいてください。
■さて、やっとご先祖のお墓の前に着きました。
貴方は、まずお墓を掃除して、花を飾り、お供え物を置き、
お線香を焚こうとしました。
そこで、お線香にバーナーで火をつけました。
火力が強く、お線香がすぐ燃え、それを消す為に貴方は息でお線香の火を消しました。
しかし、これがマナー違反でした。
お線香の火は息で消してはいけないのです。
むかし、木村拓哉さんがドラマHIROで、
お線香の火を息で消して問題になった事もあります。
では、クイズ第5問。最後の問題です。
なぜ、お線香の火は息で吹き消してはいけないのでしょうか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
お線香の火を、息で吹き消してはいけない理由。
それは、
どうしても、口で吹き消すと、ツバが飛ぶものです。
例えば、花を供える時、花にツバを飛ばしてから、供えたらどうでしょう。
お供え物を供える時に、お供え物にツバを飛ばしてから供えたらどうでしょう。
嫌ですよね。
それと同じで、お線香にツバを飛ばしてから燃やすのも良く無いのです。
お線香の火を消す時は、お線香を上下に振って、風で消す様にしましょうね。
最後に、
お墓参りって、面倒と言えば面倒な事ですよね。
でも、一旦墓参りに行くと決めたら、
もう面倒くさいとか、嫌だな。とか絶対思わない方がいいです。
貴方のそういう思いは、故人に通じてしまい、
せっかく墓参りに行ったのに、無駄になってしまうからです。
また、現在、新型コロナウイルスで世間は行動しにくい時期です。
中には、職を失ったり、生活費にも困ってしまっている家庭もあるでしょう。
また電車を使ったりして、コロナに感染する状況に遭遇する可能性もある方もいるでしょう。
そんな時、お墓参りに行くのに多額の交通費がかかるという場合など、
仏壇や写真に向かって、供養し、お墓参りはしなくても故人は許してくれます。
故人は貴方が生活に苦しむ方が心配なのですから、
困ってまでお墓参りに来て欲しいとは思いません。
「コロナが落ち着いたら、墓参りに行きますね。」とか、
「仕事が決まって、お金に余裕が出来たら墓参りに行きますね。」と言えばいいのです。
今年はそんなお盆です。
無理せず、ご供養なさってくださいね。
END