●相手が死んでしまった。

 


今日は何を書こうかとニュースを見てみると、

 

 

三原じゅん子議員を座長とした、

 

 

ネット上の中傷や権利侵害への対策を検討するプロジェクトチームが発足した。

 

 

これは、SNSなどインターネット上での

 

 

誹謗中傷の規制を強化する法案作りを検討するものである。

 

(誹謗中傷とは、他人への悪口、罵声等により名誉を毀損する事)

 

 

当然だが、これは、先日、

 

 

恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラー

 

 

木村花さん(享年22歳)が急逝したことを受けたものだ。

 

 


ただ、今まででもSNS上での誹謗中傷が裁判で争われたケースはあります。

 

 

 

 

 

 

 

■例えば、ある人が、匿名掲示板に,

 

 

店を誹謗中傷する書き込みを行い、そういう書き込みを継続し行っていました。

 

 

そこで、被害店舗は弁護士に相談。

 

 

弁護士は、プロバイダに、発信者情報の開示を求め、

 

 

書き込み者を特定しました。

 

 

そして、書き込みしたA氏に対して、

 

 

慰謝料及び情報開示のための弁護士費用を請求する損害賠償請求訴訟を提起。

 

 

その結果、裁判で、匿名掲示板に誹謗中傷を書いたA氏から、

 

 

弁護士費用全額を含めた約150万円を支払う旨の判決を獲得しました。

 

 

 

 


■また、「2ちゃんねる」というネットで、

 

 

「B氏が女子トイレで盗撮している」とする投稿を繰り返した人がいました。

 

 

そこで、B氏は、

 

 

「書込によって精神的苦痛を受けた」として、

 

 

400万円の慰謝料を請求しました。

 

 

東京地方裁判所は2012年1月31日、名誉毀損を認定し、

 

 

「2ちゃんねる」に投稿した人に対して、慰謝料100万円を認定しました。

 

(うち、63万円が調査費用、そして弁護士費用は、請求額の10%ですから、

 

 400万円X10%の40万円でした。

 

 つまり弁護士の取り分は103万円となり、B氏は3万の赤字でした。)

 

 

このケースは、B氏が欲張って請求額を高くしすぎたのが失敗でしたね。

 

 

よく、裁判で勝ったら、弁護士費用も負けた相手が払うと思っている人がいますが、

 

 

それは間違いです。

 

 

裁判で勝っても負けても、弁護士費用は雇った貴方が払います。

 

 

 

 


ネットで悪口や中傷するのは、その時は楽しいかもしれませんが、

 

 

その一瞬の楽しみの為に、1年後に大きなお金を失う事になったりしますので、

 

 

人の悪口を書くのは、損だと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

この辺までは、弁護士じゃないと出来ない事で、

 

 

占い師の出番は、ほぼありません。

 

 

 

問題は、相手が亡くなった時です。

 

 

今回の木村花さんの場合、

 

 

木村さんを誹謗中傷した人達は、怖くなって、

 

 

次々とアカウントやリプライを消したり、

 

 

ツイートを非公開にして逃げています。

 

 

 

では、アカウントを消したり、ツイートを消した場合、

 

 

法的責任は問えるのか、という問題ですが、

 

 

まず、アカウントを削除して逃げた場合ですが、

 

 

アカウントを消しても、プロバイダーに開示請求する事によって、

 

 

発信者は特定できてしまいます。

 

 

ただ、問題は、その発信者がどんな誹謗中傷したかです。

 

 

つまり、アカウントを消しても、発信者は特定できますが、

 

 

どんな誹謗中傷をしたかを証明出来ないと、法的責任は取れないのです。

 

 

だからみんな直ぐにアカウントを消したりツイートを消して逃げた訳です。

 

 

では、逃げ徳か。と言うと、そうでもありません。

 

 

 

 


もし、誰かが、木村花さんのツイッターに投稿された誹謗中傷を、

 

 

消される前に、コピーしていたり、写真に撮っていたりして、

 

 

それを遺族が手に入れれば、それが証拠となる訳です。

 

 

だから、もし、貴方がツイッターなどで誹謗中傷されたら、

 

 

万が一の為に、写真を撮ったり、コピーして証拠を残しておきましょう。

 

 

 

 

 

 


では、占い師のところには、どんな相談が来るかと言うと、

 

 

まず被害者は、弁護士に相談するでしょう。

 

 

でも、加害者は弁護士に相談も出来ずに逃げるだけです。

 

 

という事で、誰にも相談できない加害者が占い師に相談してくる事があります。

 

 

特に相手が死んだ場合、祟られないか、悪い事が起きないかと怖がって。

 

 

 

 


以前、私のところに、こんな電話相談がありました。

 

 

 

 


娘さんの学校で、イジメが原因で1人の女生徒が命を絶ったそうです。

 

 

ところが、彼女の娘さんが、そのイジメに加わっていたそうなのです。

 

 

聞きただすと、どうやら被害者の女の子に、

 

 

遊び半分で、「居なくなれ」とか言ったそうですが、

 

 

まさか死ぬとは思わなくて、かなりのショックを受けているとの相談でした。

 

 

 

 


確かに、呪われても不思議じゃない状況ではあります。

 

 

世間から見れば、そんなイジメっ子、ショックを受けて当然、ほっとけ。

 

 

と言うかもしれませんが、お金をもらって相談を受けている以上、

 

 

ほっとくという訳にもいきません。お母さんの為にも。

 

 

 


こういう場合、亡くなった子の墓とその子の先祖の墓に謝りに行くといいのですが、

 

 

きっと遺族の方は、娘を死に追いやったイジメっ子に、

 

 

娘や先祖の墓の場所を教えるとは思えませんし、

 

 

また、加害者の家族や本人も、被害者の家に聞く勇気も無いでしょう。

 

 

 


そこで占い師が勧めるのが、

 

陰供養(かげくよう)という方法です。

 

 

①■まず、A4かB5の用紙を用意します。

②■次にそれを半分に折ります。

③■その半分の用紙に、お墓の絵を書きます。

④■そして、その墓の中に、相手の苗字と家代々の墓と書きます。

 

   例えば、私が死んだ相手なら、かや家代々の墓と書く訳です。

⑤■それをやや目線より高い所に置く貼って、

 

   その前に水を一杯供え、お線香を1本点します。

⑥■その前で手を合わせ、心からお詫びして

 

   かや家のこれからの繁栄をお祈りいたします。

 

   どうか、お許しください。と言います。

 

⑦■1週間以上毎日やり、気持ちが落ち着いたら、

 

   燃やして、土の上にまき終了となります。

 

 

 

 


ちなみに、イジメや誹謗中傷で相手を殺してしまったという以外にも、

 

 

相手を車で引いて殺してしまった。とか口論の末、つい殺してしまったとか、

 

 

お金を貸さなかった為に死んだとか、助けない為に死んだなど。

 

 

貴方に多少でも過失があって、相手が死んだ場合には使える方法です。

 

 

いつ加害者になってしまう分からない現代ですから、

 

 

覚えておいて損はないでしょう。

 

 

END