●同級生に呪われてる。助けて!

 

 


ある独身の女性からの電話相談です。

 

 

開口一番、

 

 

同級生に呪われてるんです。助けてください!」と言う。

 

 


こういう相談を受けた時の私の返事は、ほぼ決まっている。

 

 


どうして、

 

 呪われていると分かるんですか?」

 

 


すると、彼女は、

 

 

「最近、体の調子が悪くて、

 

 仕事もうまくいかなくて、

 

 昨日、友人と飲みに行った時、聞いたんですが、

 

 同級生のA子が、私の事を怨んでいて、

 

 私を呪っているらしい。という事が分かったんです。」

 

 


「なるほど。

 

 ちなみに、どうして同級生のA子さんは、

 

 貴方の事を怨んでいるのですか?

 

 何か心当たりありますか?」

 

 

 

 

この質問に対して、

 

 

彼女は最初は、「色々あって・・・」と言葉を濁していたのですが、

 

 

最終的には、電話相談が匿名であるのと、

 

 

占い師にも守秘義務があるから、何でも正直に教えてください。と言うと、

 

 

こんな事情を話してくれた。

 

 

 

 

 

A子さんとは、高校の同級生で、仲が良かった友人の一人だったという。

 

 

そのA子が結婚して、その結婚式にも呼ばれて参列してお祝いした。

 

 

その後も、何人かの同級生と一緒に、結婚したA子の家を訪れたという。

 

 

すると、ある時、彼女と友人がA子の家を訪れた時、旦那さんも居て、

 

 

A子の旦那さんが、彼女にこっそり名刺を渡して、

 

 

「何か困った事があったら、いつでも連絡して。」と言ってくれたそうです。

 

 

実は、当初から、彼女にとっても、

 

 

A子の旦那さんは、ドストライクのタイプだった事もあり、

 

 

何度か電話している間に、不倫関係になってしまったという。

 

 

 


やがて、その不倫がA子にバレて、不倫関係自体は終わったのだが、

 

 

その1年後、A子は離婚した。

 

 


ちなみに、不倫した時は、決まって彼女のアパートにA子の旦那が来たという。

 

 

現在も彼女が暮らしているというそのアパートの見取り図が下である。

 


さて、もし貴方の友人が、上の様な相談をしてきたら、

 

 

貴方はなんと言ってあげますか?


少し考えてみてから、先をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えを言う前に、

 

 

多分、こんな疑問を持たれる方も、いらっしゃるでしょう。

 

 

「不倫をする人なんて、自業自得。

 

 そんな人の相談に乗ってあげる必要なんてない。」

 

 

確かに、そうです。

 

 

でも、助けて欲しいと、お金を払って電話してきている人をほっとないですよね。

 

 

その意味では、占い師と弁護士って似ていると思います。

 

 

例え依頼者が泥棒であっても、お金をもらう以上は、

 

 

なるべくその人の身になって、考えて、ベストを尽くす。

 

 

 

 

 

 


こんな事を言うと、

 

 

これから占い師になろうという人を、がっかりさせてしまうかもしれませんが、

 

 

電話相談を始めると、不倫の相談、結構かかって来ますよ。

 

 

それも不倫した側の女性から。

 

 

今日の相談も、その中の1つでした。

 

 

不思議と不倫された奥さんや男性からは、ほとんど相談の電話は来ませんでした。

 

 

多分ですが、相談するなら、

 

 

不倫された奥さんは、むしろ占い師よりも弁護士に相談しているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 


さて、私が彼女にアドバイスしたのは、

 

 

下の6つでした。

 


■まず、鏡を玄関に置く。

 

鏡はダイソーやセリアで売っている様な100円の鏡でいいですから、

 

玄関から入って来る人が写る様に、置きます。

 

 

■アパートのどの部屋に寝ているのか、彼女に聞くと、

 

バルコニーに面した洋室のベッドに寝ているといいます。

 

そこで、呪っているというA子さんの自宅は、どこにあるか聞くと、

 

バルコニーの延長上にあるといいます。

 

そこで、A子の自宅と彼女が寝ているベッドの中間にも鏡を置くか窓に貼ります。

 

(A子の家の方に鏡が向く様にして)

 

■家に、人形とかぬいぐるみがあるか彼女に聞きました。

 

すると、何点かあるといいます。

 

呪われている場合、

 

部屋にある人形やぬいぐるみが中間点になってしまう事があるので、

 

売ってしまうか、お焚き上げにするか、捨てるか、

 

一時実家に送っておくか、袋にまとめて入れて、アルミホイルで包んで、

 

押入れに仕舞ってください。

 

 

■昔、仲が良かった同級生という事で、彼女にはこんな事も聞きました。

 

A子さんと一緒に撮った写真とか、あったりしますか?

 

 携帯の中とか、プリクラ写真とか。」

 

すると、何枚かあるかもしれないといいます。

 

「では、A子さんの写真と、

 

 特にいけないのは、A子さんと貴方が一緒に写っている写真です。」

 

そういう写真があったら、捨てるか消してください。

 

呪いが、その写真をよりどころにして強まる事がありますから。

 

 

■あと、呪いの場合、

 

呪われている人の家に、呪っている人が以前持っていた物があると、

 

その物が呪いを強めたり、呪いのよりどころになる事があるので、

 

彼女には、こんな事も聞きました。

 

「A子さんから、もらった物って、何かありますか?」

 

「無いと思います。」

 

「そうですか。

 

 でも、貴方、A子さんの結婚式に行ったと言いましたよね。

 

 結婚式の引き出物か何か、もらいませんでしたか?」

 

 

「あっ、そうでした。

 

 結婚式の引き出物で、ティファニーのグラスをもらいました。」

 

 

「では、念の為に、

 

 その引き出物を売るか、誰か他の人にあげてください。

 

 その家に無い方がいいです。呪いの拠り所になる事があるので。」

 

 

「友人にあげても大丈夫ですか?」

 

 

「大丈夫です。

 

 特定の人への呪いの場合、

 

 その特定の人以外の人には、影響は無いですから。

 

 ただし、妹とか親とか親族以外に。」

 


■あと、これは大切な事ですが、

 

結局、貴方の行為によって、A子さんの家庭が壊れてしまったのですから、

 

これから、もし頭にA子さんの事がよぎったら、

 

もしかしたら、A子さんが貴方を呪いっている最中かもしれません。

 

そんな時は、A子さんの家の方に向かって手を合わせて、

 

謝ってみてください。「A子さん、ごめんなさい」って。

 

その行為が、呪いを弱めますから。

 

いいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最後に、

 

 

余談ですが、彼女には、こんなアドバイスもしました。

 

 


「A子さんの旦那さんとは、もうお別れしているんですか?」

 

「はい。」

 

「どのくらい、続いたんですか?」

 

「2ヶ月位です。」

 

 

「そうですか。

 

 実は、今、貴方がお住まいのアパートって、

 

 恋人や夫と別れやすい家相なんですよね。」

 

 


「えー、ホントに?」

 

 

「はい。

 

 台所の隣にトイレがありますよね。

 

 こういう家相って、恋人や夫と別れやすいんです。

 

 だから、本気で結婚を考えるなら、引っ越した方がいいですよ。」


END