●占い師に出来て、霊能者に出来ない事。
一般の方は、
霊能者は万能で、何でも分かると思っている方がとても多いです。
実は、かく言う私もアメリカで本当の霊能者に出会うまで、
霊能者に聞けば、何でも分かる。と思っていました。
でも違ったのです。
それを聞いた時、私は、「えー。そうなんだぁ。」と、
ちょっと驚きました。
さて、
占い師に出来て、霊能者に出来ない事。とは、
何だと思いますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
答えですが、
言葉で説明するのは、少し難しいので、
実際の相談例をあげて説明いたします。
驚かれるかもしれませんが、
下のどの3つの質問をしても、
霊能者の方の答えは、「分からない。」でした。
①■息子がバイクを買いたいと言っているのですが、
買い与えて大丈夫でしょうか?
②■来月、ブラジル観光に行くのですが、無事戻って来れるでしょうか?
③■両親が、来月クルーズ船でヨーロッパまで行くのですが、
何事もなく、安全に旅行を満喫できるでしょうか?
これがもし、占いだったら、
きっと、方角や旅行運、その人の時期的な運勢などを見て、
きっとなにかしら、占えるはずです。
少なくとも、「分からない。」と言う占い師は少ないと思います。
ところが、アメリカの霊能者の答えは、いずれも「分からない。」だったのです。
意外ですよね。
ここで、2つ目の問題です。
私が霊能者の方に、「どうして分からないのですか?」と聞くと、
霊能者の方は、何と答えたと思いますか?
少し考えてみてから、先をお読みください。
まず、答えを言う前に、
霊能者は、予言者では無いという事を知っておいてください。
霊能者は、亡くなった人の霊が言う事を、相談者に伝えるだけ。
つまり、ただの伝達人に過ぎないという事です。
だから、亡くなった人の霊が、知らないと言えば、分からないのです。
その上で、私は霊能者の方に、
「どうして分からないのですか?」と聞きました。
すると、霊能者の方は、
「霊界に居る人は、例え未来を知っていても、ある事については、
現世の人には教えてはいけないルールみたいなものがあるといいます。」
霊能者いわく、多分その理由は2つ。
■例えば、もし、ブラジル旅行に行くと、怪我をすると知ったら、
行かなくなるかもしれません。
でも、怪我をする事も含めて、その人にとって必要な経験だといいます。
ブラジルに行ったら、ヒョウに噛まれて重傷を負うかもしれませんし、
追いはぎに遭って、お金もパスポートも奪われるかもしれません。
しかし、それはその人にとって貴重な経験だったりするといいます。
それを予言で奪ってしまう訳です。
■もう一つは、もし、安全だと言われたらどうでしょう。
きっとバイクを買った息子さんは、何をしても安全だと思って、
バイクを買った途端に無茶な運転をするかもしれません。
何しろ霊能者から、バイクを買っても大丈夫だとお墨付きをもらったのですから。
また、ブラジルに旅行に行った人は、何をしても安全に帰れると分かれば、
予定に無かった危険なジャングルのツアーに参加するかもしれません。
ワニがいる川で泳ぐかもしれません。
何しろ何をしても安全に帰れると霊能者に保証されたのですから。
ただ、例外的に、霊能者が予測して、伝える事はあるそうです。
例えば、70歳の女性が、ヨーロッパ旅行に出かける時に、
無事に帰れるかしら、と霊能者に聞いたところ、
霊は教えてくれなかったのですが、
他の霊視をしていた時、その女性が孫を抱いている映像が見えたそうです。
その時には、まだ孫は生まれていませんでしたから、
彼女がヨーロッパ旅行から帰って来てから孫を抱いた事になります。
つまり、彼女はヨーロッパ旅行に行っても、無事に帰れるという事です
「大丈夫ですよ。
無事に帰れるから、楽しんで行ってらっしゃい。
帰国したら、お孫さんが生まれますよ。」
END