●半分の法則。
皆さんは、お正月にゲームはしたでしょうか?
テレビゲームやスマホのゲームなどをやったという人は多いでしょう。
昔は、家族で「かるた」をやったものです。
それも、『江戸いろはかるた』でした。
「いろはかるた」ですから。 「い」から始まります。
その「い」も文語は決まっています。
「犬も歩けば棒にあたる。」でした。
この様に、子供たちは遊びながら昔ながらのことわざを覚えたものでした。

頭の良い子に育てたいという方は、『江戸いろはかるた』で遊ぶのをお勧めします。
例えば、かるたで勝ったら、漫画読んでもいいとか。ゲーム30分してもいいとか。
さて、その『江戸いろはかるた』の「ら」のカードには、
こういう言葉が書かれています。
「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり。」
この諺(ことわざ)の意味は、
楽しい事の後には、必ず苦労が訪れ、
先に苦労しておけば、後で楽できる結果になる。という意味です。
つまり、良い事が続けば、じきに悪い事が起き、
悪い事が続けば、じきに良い事が起きる。とも言います。
こういうことわざを小さい頃から知っていれば、
楽しい事の後に、悪い事が起きても、ああ、やっぱりな。と納得出来るでしょうし、
今苦労しても、後で自分が助かるんだと、納得して物事に取り組めます。
こういう現象は、なぜか私達の人生にも付きまとっている様に思えます。
例えば、美味しいケーキばかり沢山食べれば、その後太ったり、糖尿病になったりし、
可愛い子供を沢山つくれば、その後生活は人数分大変になり子育ての苦労もついてきます。
欲しい骨董を沢山買えば、お金も使うし、置き場所にも苦労したりします。
つまり、楽しい事ばかりは続かないという事ですね。
しかし、楽しい事の後に、必ず悪い事が起きるって、嫌ですよね。
出来れば、楽しい事だけで終わりたいですよね。
実は、楽しい事の後に、必ず悪い事が起きるのを防ぐ方法があります。
それが、半分の法則です。
どういう事かと言うと、
何か楽しい事、ラッキーだった事が起きたら、
全て自分の物にせず、半分を他の人に分け与えるという事です。
例えば、コンテストで優勝したり、
宝くじで当たったりして1000万円を獲ったとします。
そうしたら、その全てを自分のものにせず、他の人に分け与えるという事ですね。
500万円を親の家を建てる費用にしてもいいですし、
今までお世話になった人に食事を奢ったりしてもいいです。
ただ、500万円を他人の為に使うって、大変な事です。
1000万円を獲った時、実現させようとする夢もあるでしょうから。
そんな時は、お金でなくてもいいのです。
例えば、動物を保護して、育てる費用にしたり、
ボランティア活動などをして、お金では無く行動力で奉仕してもいいです。
スポーツ選手であれば、優勝賞金の半分を寄付してもいいし、
ボランティアで、子供達に教える事で、貢献してもいいのです。
何か幸運な事があったら、気持ち的に半分を他の人の為に何かするでいいのです。
その行為によって、貴方だけに幸運は訪れなかった。となり、
幸運の後に必ず続いて起きるはずだった悪い事が起きないのです。
もし、貴方にとてもつもない幸運が訪れたら、
半分は他人の為にという気持ちになってみて下さい。
そんな綺麗な心の貴方には、悪い事は起きません。
END