●不倫で妊娠した。
電話相談をしていると、時々、
自分が夫や子供についているウソに耐えられない。と言って来られる方がいます。
電話相談の場合、生年月日は聞きますが、
出張相談以外の場合は、名前や住所などを聞く事はありません。
だから、親や友人にも相談出来ないという事を、
占い師に相談して来るというのは多いのかもしれません。
親や友人にも相談出来ない話。とは、
私が受けた電話相談の中で、一番多かったのは、不倫です。
基本、不倫は良くないので、火遊びの場合は、
相手の奥さんから慰謝料裁判を起こされる前に止めた方がいいと言います。
ちなみに、慰謝料って、どのくらい取られるんですか?
と聞かれる事もあるので、そんな時は、こう答えています。
私も弁護士じゃないので、大体ですが、向こうに過失が無くて、
■浮気して訴えられた時の慰謝料は、50万円。
■浮気した事によって、別居になった場合は、慰謝料150万円。
■浮気した事によって、離婚になった場合は、慰謝料300万円。
(ちなみに、不倫された側に幼い子供がいると、100万円高くなる事も)
いずれも実際に起きた浮気裁判で、
浮気した女性が相手の奥さんに支払った実際の金額を参考にしています。
つまり、浮気された方の方からの電話相談の場合、
少しでも別居する期間をもうけた方が、慰謝料多く取れますよ。
とアドバイスする事もあります。
そういう意味では、占い師も弁護士と同じように、どちらが正しいかというよりは、
お金を払って電話相談してきた方の立場になって考えます。
不倫が過去の事で、もう再発は無いという場合でも、
「正直に夫に打ち明けた方がいいでしょうか?」と相談してくる方がいます。
そんな場合、御主人の性格や年齢なども聞きますが、
ほとんどの場合は「秘密は墓場まで持って行った方がいいです。」と答えています。
正直に話した結果、離婚となり、最悪、不倫相手と、離婚した相談者双方に、
慰謝料がかかって来るという事態を考えてしまうからです。
問題は、不倫によって子供が産まれてしまったというケースでしょう。
多くの場合、不倫相手は離婚を選ばず、
「中絶して欲しい!」と言ってくるかもしれません。
そんな時、中絶費用15万から40万を貰って中絶する道もありますが、
電話相談してくる方は、自分一人で育てるという方が多いです。
ただ、一人で育てる場合、当然大変で、育児の費用も必要になります。
本当なら、不倫相手が認知してくれればいいのですが、
認知してもらえれば、子供は不倫相手と同じ戸籍に入り、
不倫相手はその子に対する法律上の養育費の支払い義務や、相続の権利を得られます。
しかし、「中絶して欲しい!」と言って来る不倫相手ですから、妻にもばれる訳だし、
容易に認知しようなんて言ってくれません。
かといって、一人で子供を育てていくのは大変ですから、
不倫相手にもせめて養育費を払ってもらいたい所です。
でも、「中絶して欲しい!」「認知はしない」と言っている不倫相手ですから、
当然、「養育費も払わない」と言うかもしれません。
すんなり養育費を払ってくれると言ってくれれば、いいのですが、
それをも拒否という場合、
相談者もお腹の中の子供も生活できなくなるかもしれません。
そんな時、奥の手をアドバイスする事があります。
奥の手とは、強制認知です。
実は、不倫相手が認知を強硬に拒否している場合でも、
家庭裁判所に行って、認知の訴えを申し出る事で、
強制的に認知させる事が出来るのです。
ただ、私がアドバイスするのは、強制認知が本筋ではありません。
なぜなら、強制認知に成功しても、
相手の奥さんから慰謝料請求の裁判を起こされる事が考えられるし、
当然、不倫相手からも嫌われる事でしょう。
それよりも、強制認知の手続きをしない代わりに、
月に2万円か3万円の養育費を支払ってもらう様にアドバイスします。
(相手によって金額は左右しますが、年収400万以下ならその位)
月に2万円程度なら、おこずかい程度の金額なので、
それで浮気がばれず、認知もしなくていいならとOKしてくれる事は多いです。
ただ、浮気は貴方も相手の家族も、
そして産まれて来る子供も大変ですから、
最悪、避妊具だけはつけましょうね。
END