●林檎(リンゴ)の木に呼ばれる息子。
私がアメリカに居る時、
霊能者の所に不思議な相談が舞い込みました。
それは1歳半になる息子が、リンゴの木に呼ばれると言うのです。
依頼して来た方は、私達が住んでいるキング郡(シアトルがある)の隣の
シェラン郡に住んでいる夫妻からだった。
昔この地には、インディアンのシェラン族が住んでおり、
その名にちなんで、現在の郡の名前となっている。
私達は、一旦シアトルから北上し、
国道2号線で山を越え、シェラン郡に入った。
車で飛ばせば、日帰りできる距離である。
シェラン郡に入ると、所々にリンゴの木々が見え始める。
それもそのはず、ここシェラン郡は全米で最大のリンゴの産地である。
日本の場合、リンゴの約6割(57%)が青森県産で約41万トンで、
2位の長野県の15万トンを遙かに超えている。
しかし、ここワシントン州のリンゴの生産量はなんと約341万トンである。
2位は意外な事にニューヨーク州なのだが59万トンであるから、
いかにここが、全米でもとてつもなく大きなリンゴ産地なのかが分かる。
そういう地域がらなのか、自宅にもリンゴの木を植えている家がちらほらある。
私達に依頼してきたご夫妻の家の裏庭にも1本リンゴの木が植えてあった。
それが問題のリンゴの木である。
玄関前には半円状の道がある家で、
犬を飼っているのもあるのか、家の周りをぐるりと木のフェンスが作られていた。
夫妻の話によると、息子さんが歩けるようになった時から、
いないなと思うと、なぜか裏庭にあるリンゴに木の側に立っているのだという。
今までそんな事が20回以上もあるといい、
ある時など、息子を車に乗せた後、忘れ物を取りに家に入った、
わずか数分のうちに、息子さんは車を降り、裏庭のリンゴに木に向かっていたと言う。
それはまるで、息子がリンゴの木に呼ばれているかの様だと言う。
また、発見される時は、必ずと言っていいほど、
息子さんは、リンゴの木と木のフェンスの間に立っているのだと言う。
■一体なぜ、息子さんはリンゴの木の方へ歩いて行ってしまうのか。
■そしてなぜ、毎回リンゴの木とフェンスの間に立っているのか。
夫妻は、この奇妙な現象を心配して、リンゴの木を切ってしまおうかとも考えたと言う。
しかし、もし本当にリンゴの木が息子を呼んでいるなら、
むしろ切ってしまった後、リンゴの木の祟りが息子にかかってきたら大変だと思い、
霊能者に相談してからという事になったという。
普通のリンゴの木も、そういう話を聞いてしまうと、
なんか恐ろしい木にも見えて来るのである。
しかし、霊能者の方はというと、
どんどん裏庭のリンゴの木に向かって、スタスタと近寄って行くのである。
そして、リンゴの木から僅か1m辺りまで近づくと、止まって、
しばらくリンゴの木を見上げていると、
目をつぶって霊視を始めたのである。
やがて、驚くような恐い真相が分かるのである。
この時点で、真相が言い当てられる人は、きっと凄い人です。
ちなみに、私は当時まったく分かりませんでした。
後半は、明日のブログに続く。




