●一人になってしまっても、幸せに暮らす方法。
ある日、こんな電話相談が来た事がありました。
「現在、スーパーで働いているのですが、
一人の家に帰ってきて、電気をつける瞬間がとても寂しくて、
自分一人の食事を作る気力もないので、
いつも弁当を買って来るか、カップラーメンですませてしまいます。
この先、一人暮らしで病気になったらどうしようか。
不安しか無いです。」
電話をくれたのは、50代の未亡人の方でした。
聞くと、約1年前にご主人を病気で亡くしたそうです。
二人に子供は無く、すでに彼女のご両親は亡くなっているとの事。
妹さんがいるそうですが、結婚して子供も3人いる家庭だそうです。
つまり、頼れるのは自分だけという状況だと言う。
貴方だったら、彼女に何とアドバイスしますか?
少し考えてみてから、先にお進みください。
現在、男性の平均寿命が約81歳と1ヶ月。
女性の平均寿命が約87歳と3ヵ月です。
女性の方が約6年長生きと言う事ですね。
つまり、子供と暮らせない場合、夫が亡くなると、
上の様な相談と似ているケースが日本各地で起こりえるという事です。
高齢化社会になると、こういう電話相談も増えるのかもしれません。
まず、私が気になったのは、
彼女の毎日が、暗い感じの生活になっている事です。
御主人が亡くなられて、一人暮らしになってしまっている現在、
明るくしてと言っても無理な話かもしれませんが、
ただ、毎日がそんなに暗い生活だと、負のエネルギーが蓄積され、
栄養も出来合いのお弁当かカップラーメンだと、
彼女が心配している様に、いつか病気になってしまいかねません。
そこで、私が彼女にアドバイスしたのは、
玄関と寝室に、亡き夫の写真を飾る事でした。
そして、朝起きたら、御主人の写真に向かって、「おはよう!」
仕事に出かける時は、「行ってきます。」
そして、帰宅したら、御主人の写真に向かって、「ただいま!」
と言ってあげましょう。
それから一週間に一度は、ご飯を炊いて、御主人の写真の前に備えてあげましょう。
最後に、寝る時、
御主人の写真に向かって、
「今日も、一日守ってくれて、ありがとうね。あなた。
おやすみ。」と言ってあげて下さい。
多分、貴方を愛しながら亡くなったご主人は、
いつも貴方を見守っているはずですから、貴方の声は聞こえているはずです。
だから、居なくなったのではありません。
今も、一緒に居ると思って生活してみてください。
貴方はまだ50代、老け込む歳ではありませんよ。
再婚だって可能です。
明るく、健康に、感謝しながら生活していれば、きっと亡きご主人が、
良い縁を呼び寄せてくれるはずですよ。
良い夫婦は、亡くなってからも相手の幸せを願うものです。
これからも、御主人と共に生きて下さいね。
END