●勝手に引き出しが開くタンス。

 

 

 

今日は、ちょっと不気味な電話相談のお話です。

 

 

ある女性からの電話相談だったのですが、

 

 


彼女の家にあるタンスが、ちょっと不気味だと言うのです。

 

 

 


どこが不気味かと言うと、

 

 

朝起きて、タンスが置いてある畳の部屋に行ってみると、

 

 

タンスの引き出しが、5cmほど開いているそうなんです。

 

 

そんな事が月に3回ほどあるそうなのですが、

 

 

家族に聞いても、誰も引き出しなんか開けてないと言います。

 

 

 


毎回、決まって上の方の真ん中の引き出しが開いているのだという。

 

 

それも毎回決まって5cmくらい。

 

 

その引き出しには、ハンカチとかスカーフなどが入れてあり、

 

 

別に大して高価な物が入れてあるという訳でもなく、

 

 

また、小さい子供には手が届かない位置なので、

 

 

私でなければ、主人しか開けないはずなのですが、

 

 

主人は絶対開けてないと言うのです。

 

 

 

 


つまり、誰も開けたはずも無い引き出しが、

 

 

朝起きてみると、開いている時がたまにあると言うのです。

 

 

それも決まって5cmだけ。

 

 

 

 

 

本当は、現場に行って、そのタンスを見たい所ですが、

 

 

電話相談の場合、それが出来ません。

 

 

そこで現物だけでも見たいと思い、奥さんにそのタンスの写真を撮ってもらい、

 

 

ブログにアップしてもらいました。

 

 

それが、下の様なタンスです。

 

 

 

横長の大きい引き出しが沢山ある様なので、

 

 

着物用の桐(きり)のタンスかと思い、

 

 

桐のタンスですか?」と聞くと、「そうです。」といいます。

 

 


「高価なものでしょうね?」と聞くと、

 

 

「夫の親の物だったので、どのくらいの価値かは分かりません。」という。

 

 


事情を聞くと、半年前にお義母さんが亡くなり、

 

 

御主人が形見分けとして、お義母さんが使っていたこの桐のタンスをもらったという。

 

 


今はそういう事は余り聞かないが、

 

 

昔は、お嫁に行く時、高価な桐のタンスと一緒にお嫁に行った人は多かった。

 

 

ただ、今でも名古屋では、そういう風習が残っていて、

 

 

可愛い娘がお嫁に行く時は、新しい家具を一式買って持たせるといいます。

 

 

それも、家具一式を買って、それを直接旦那の家に持って行くのではなく、

 

 

一度実家に搬入してもらい、それらを近所の人に披露するのだという。

 

 

だから、名古屋では、結婚にはお金をかけるので、

 

 

女の子が3人産まれたら、家が傾く」なんて言われますね。

 

 


ところで、皆さんは、

 

 

安い桐のタンスと、高い桐のタンスの見分け方を知っていますか?

 

 


実は桐のタンスと言ってもピンからキリまであるんです。

 

 

100万円の桐のタンスもあれば、新品で3万円という桐のタンスもあるのです。

 

 

私の友人の一人は、3万円の桐のタンスの広告を見て、

 

 

「最近は桐のタンスも安くなったなぁ。」なんて恥ずかしい事を言っていましたが、

 

 

実は桐のタンスには、5種類の価値の設定があるのです。

 


■一番安い桐のタンスは、

 

前から見た時だけ、桐のタンスだと分かる様に、

 

前から見える部分だけ桐材を使っていて、他は安い木をつかっています。

 

前桐タンスと言います。

 

 

■次に安い桐のタンスは、

 

前だけではなく、横から見ても桐材が使われています。

 

他の部分、中身や裏側は安い木が使ってあります。

 

三方桐タンスと言います。

 

 

■次に安い桐のタンスは、

 

裏板も桐材で出来ていますが、内側などの中身は安い木が使われています。

 

四方桐タンスと言います。

 

 

■高い桐タンスは、総桐タンスと言い、

 

全ての部分が桐材で出来ています。ここまで来ると30万円は下らないでしょう。

 

ちなみに、皆さんは、

 

どうして桐のタンスが昔から良いタンスとされているか分かりますか?

 

実は桐のタンスには、抗菌作用があり、桐にはタンニン、セサミンやパウロニンという成分が含まれ、

 

ダニやノミなどの虫がつきにくく、虫食いになりにくい防虫性があるのです。

 

そして良く乾燥させた桐材は腐りにくく、湿気を余り寄せ付けないので、

 

カビなどもはえにくいのです。

 

また発火点が普通の木よりも高いので、ボヤや火事の時、

 

桐のタンスだけ外側は黒く燃えていたが、中身は大丈夫だったというケースがあるのです。

 

また、水にも強いので、火事の消火活動で水浸しになっても大丈夫なのです。

 

そんな訳で、桐のタンスは、タンスの王様で高いのです。

 

 

 

■では、最高峰の桐のタンスで、

 

100万円もする物もあるという桐のタンスは、

 

全ての部分が桐材で出来ている総桐タンスである事は勿論ですが、

 

タンスのどこかに、経済産業大臣が指定したという

 

 伝統的工芸品を証明する伝統証紙が貼ってあります。

伝統証紙

 


実はこのマーク、覚えているといいですよ。

 

 

なにしろ、桐のタンスだけではなく、着物などにも、

 

 

価値のあるものには、このマークが貼ってあります。

 

 

 


ある女性が、電話相談で、母親の着物を処分したいと言っていて、

 

 

近くのリサイクルに持って行って大丈夫ですか?と相談してきた事がありました。

 

 


その時、私が答えたのは、

 

「近くの下手なリサイクルに持ち込んだら、

 

 100円200円で引き取られてしまいますよ。」

 

 

「じゃあ、どうしたらいいですか?」

 

 

「私がお勧めするのは、着物専門の買取業者に売る事です。

 

例えば、私がお勧めするのは、

 

着物買取専門業者 福ちゃん

https://fuku-chan.jp/d/kimono01/?page=ls&utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=brand&gclid=CjwKCAiAqqTuBRBAEiwA7B66hQdNeRo2DlijOw0GgG6w_KKHGpqLWAyoPp6NiCrbRX69F4a2LD0WvBoCPZQQAvD_BwE

 

あと、もし、着物に伝統的工芸品を証明する伝統証紙が貼ってあれば、

 

高価な物でしょうから、古着でも3万円はするでしょうから、

 

お母様の形見として残してもいいと思いますよ。」と答えました。

 

 


皆さんも、人形でも着物でも桐のタンスでも、下のマークあるものは、

 

高価な物だと覚えていて、損はありませんよ。

 

 

 

 

 

 


すみません、余談が長くなってしまいました。

 

 

続きは明日のブログで。