●見える正夢。
正夢とは、夢で見た事と同じ事が、現実にも起きる事です。
でも、それは貴方が目をぶつって、寝ている時に見るもの。
では、見える正夢とは、どんなものでしょうか?
具体的に例を挙げてみましょう。
ある時、
電話相談をしてきた女性が、こんな話をした事がありました。
「最近、
目の前で、自転車にぶつかる人をよく目撃するんです。
昨日は、買い物帰りの奥さんが、目の前で自転車にぶつかって、
買った物を道にばら撒いてしまったのを、拾うのを手伝ったし、
今日は、目の前に歩いていたサラリーマンの男性が自転車にひき逃げされて、
私が救急車を呼んであげたんですよ。
救急車を呼んだ事なんて、生まれて初めてだったし、
目の前で事故が起きるのを見たのも、生まれた初めてでした。
これって、何か意味があるんでしょうか?」
つまり、彼女は2日続けて、目の前で自転車事故を目撃した訳である。
私は彼女に、こんな話をしました。
「念の為ですが、
これから2週間は、自転車に気をつけてみて下さい。
見える正夢だったという事もあるので。」
彼女は、一応「はい。」とは言ったものの、
3日後、自転車事故にあってしまったという。
幸い左足の打撲と、持っていたバックが破損しただけですんだ様だが、
彼女を轢いた自転車は、彼女が倒れているすきに逃げてしまったという。
生まれて初めての自転車事故に遭った数日前に、
生まれた初めて連続して自転車事故を目撃したのは、偶然では無い。
きっと、彼女の守護霊か先祖霊が、
彼女を守る為に、自転車に気をつける様にと、
数日前に、目の前で自転車事故を演出させたと考えられる。
普通、こういう事は、夢の中で正夢として警告する事が多いのだが、
見た夢を、覚えていないとか、
夢をあまり見ない人とか、
なかなか夢では伝えられないと思った時、
上の様に、夢では無く、
実際に目に見える形で警告してくれる事があるのである。
ちなみに、今回、彼女は、
最初の日に、買い物帰りの奥さんが自転車に轢かれる所を見て、
次の日には、サラリーマンの男性が自転車に轢かれる所を目撃した。
しかし、もし、
最初の日に、子供が自転車に轢かれる所を見て、
次の日も、子供が自転車に轢かれる所を見ていたら、
きっと私はこう注意したと思う。
「お子さんはいますか?
いれば、お子さんに、これから2週間は、
自転車に気を付ける様に言ってください。」
また、目撃したのが、両方ともお婆さんなら、
貴方のお母さんやご主人のお義母さんに、
自転車に気を付ける様に注意してあげて下さい。と言うだろう。
ただ、見える正夢は、悪い事ばかりの前兆では無い。
目の前で目撃した良い事も、数日後貴方にも起きる事がよくある。
いずれにしろ、
最近、なんか目撃する事、多いなぁ。と思ったら、
それが自分にも起きるかもしれないと、注意してみる事である。
もしかしたら、それは、
見える正夢 かもしれない。
END