●魂の声。

 


占いの仕事をしていると、

 

 

時々こんな悩みを抱えた方に出会います。

 

 

「自分が、これから何をしたらいいのか分からない。」

 

どんな道に進んだらいいなの分からない。」

 

将来、何をしたいのか自分が分からない。」

 

 

 

 

さて、もし貴方の友人が、貴方に上の様な相談をしてきたら、

 

 

貴方はどんなアドバイスをしてあげますか?

 

 

 


少し考えてみてから、先をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなアドバイスも、貴方の友人の為にと思って考えたものは、

 

 

きっと何かしらその友人の役に立つでしょう。

 

 

 


ただ、私の場合、

 

 

多くが初対面で相手の事は友人程分かりませんし、

 

 

電話相談の場合、ほとんどが声だけで、顔も見れません。

 

 

そんな相談者にアドバイスしないといけない訳です。

 

 

そんな方に、「自分が何をしたいのか分からない。」と言われたら、

 

 

どうアドバイスするかです。

 

 

 

 


実は、今現在、自分が何をしたいのか分からなくても、

 

 

その人の中の魂は、この世に生まれて来た理由や目的、使命などを、

 

 

知っています。

 

 

 

 

つまり、自分の魂に聞けば、やるべき事、進むべき道が分かる訳です。

 

 


だから、私は相談者の方に、

 

 

自分の魂の声を聞いてください。」とアドバイスします。

 

 

 


とは言っても、実際、

 

 

自分の魂の声など聞こえる訳がありません。

 

 

それが聞こえれば、今こうして私に電話してくる事もないでしょう。

 

 

 


ただ、魂の声は聞こえなくとも、

 

 

魂の声に近いものが、実はあるんです。

 

 

 

 

それが、

 

 

「うらやましい。」です。

 

 

うらやましい。」とは、「自分もそうありたいと願う気持ち」です。

 

 


実は、この「うらやましい。」。

 

 

半分、自分の魂の声が関係しています。

 

 


つまり、

 

 

うらやましいと思った気持ちの半分に、貴方の魂の声が関係しているのです。

 

 


だから、私は相談者の方に、

 

 

自分の魂の声を知る為にも、うらやましいノートをつけてみては。

 

 

とアドバイスしています。

 

 

日々目にする出来事から、貴方がうらやましい。と思った事を、

 

 

どんどんノートに書いていくのです。

 

 

例えば、テレビを見ていて、

 

●スターの結婚報道を見て、「ああ、私もあんな有名人と結婚出来たらなぁ。

 

うらやましい。なぁ」と思ったら、それを書きましょう。

 

●バレーボールの試合を見て、「ああ、私もあの選手の様に打てたらなぁ。

 

うらやましい。なぁ」と思ったら、それを書きましょう。

 

 

 

どんなに小さい事でも、貴方がうらやましい。と少しでも思ったら書きます。

 

 

「友達のカバンに付けているシャネルのアクセサリーがうらやましい。」でも、

 

 

「友人が持っている電動自転車がうらやましい。」でもいいです。

 

 


こうして30個も書いて行くと、

 

 

書いたものを、冷静になって後から見てみると、

 

 

「あれ? これ何とか努力すれば、私にも実現出来るかも。」

 

 

という項目が出来てきます。

 

 

まず、それをやってみるのです。

 

 

ダメでもいいからやってみるのです。

 

 

 

 

 

ある時、一人の女子大生の方から、電話で、

 

 

「自分が、これから何をしたらいいのか分からない。」という相談を受けました。

 

 

そこで、彼女に「うらやましいノート」をつけてみては。と勧めました。

 


すると、彼女は80個位うらやましい出来事を書いた時、

 

 

その内の1つが、お金があれば実現出来る事に気が付きました。

 

 

そこで、彼女は近所のレストランでアルバイトをして、お金を稼ぐ事にしたそうです。

 

 

しばらくそこで働いていると、女性のシェフと知り合いになりました。

 

 

彼女シェフの手際は素晴らしく男性顔負けの早さで料理を作っていました。

 

 

彼女がうらやましい。と思い、うらやましいノートに書きました。

 

 

自分も彼女の様に料理が出来たらなぁ。と。

 

 

その日から、テレビで料理番組を見る様になったといいます。

 

 

すると、ある日、安い材料からとても美味しい料理を作ってしまうという、

 

 

料理研究家を見て、「うらやましい。」と感じたそうです。

 

 

次の日には、その料理研究家が出している本を買ったといいます。

 

 

現在、彼女は料理研究家を含めた料理の世界に進んでいます。

 

 

 

 

 


彼女の様に、小さなうらやましい。を実現していくと、

 

 

本当のうらやましい。つまり、自分の進むべき道にたどり着く事がよくあるのです。

 

 

 

 

 

中には、200個書いても、その中に、

 

 

「これ何とか努力すれば、私にも実現出来るかも。」という項目が無いかもしれません。

 

 

でも、それでも、自分が進歩しているかどうか分かります。

 

 

それは、今まで書いた200個を見直してみて下さい。

 

 

今読んでみると、200個の内、

 

 

2つは、もう、うらやましくない。というものがあれば、

 

 

それを赤線で消しましょう。

 

 

消したという事は、ある意味貴方が進歩している事です。

 

 

 

 

 

 

もし、貴方が、純粋に、

 

 

「うらやましい。なぁ」と思う場面に出会ったら、

 

 

それをノートに書いてみませんか。

 

 

 

 

 


その中に、貴方の進むべき道があったりしますよ。

 

END