●コレクターや収集家の死。

 

 

 

最近、テレビ東京で放送している「開運!なんでも鑑定団」を見ています。

 

 

大した事が無さそうな絵が、400万円したり、

 

 

父親が残した壺が、800万円だったりと意外な価値があるのも面白いのですが、

 

 

借金のかたに取った絵画が、100万円だと思ったら、1万円だったとか、

 

 

祖父が大事にしていた掛け軸が、偽物だったという逆転も人間模様が見えて面白い。

 

 

私も昔、切手をこつこつと集めて額面で200万円位になるまで収集した事があるので、

 

 

骨董品を集める人の気持ちが分かります。

 

 

ちなみに、今は切手は集めていません。

 

 

というのは10年前位だったか、親戚の叔父さんの家に泥棒が入り、

 

 

叔父さんがコツコツと集めていた切手を全て奪われてしまいました。

 

 

昔お世話になった、すごく落ち込んでいた叔父さんをお見舞いした時に、

 

 

少ないですけど、と私の切手を全部あげたのです。

 

 

その後、叔父さんは立ち直って、また切手の発売日になると郵便局に並んでいるといいます。

 

 

 

 

占いの仕事をしていると、

 

 

こういう骨董品や絵画などの収集家さんからの相談は来ません。が、

 

 

希にですが、そういう収集家を親に持った子供や未亡人から相談が来る事があります。

 

 

例えば、こんな相談です。

 

 

■先日、父が亡くなりました。

 

父は生前、とても壺の収集に熱心で、自分の食を切りつめても、

 

良い壺を探しに旅に出たほどの人でした。

 

そんな父が心血を注いで集めた壺が100点はありますが、

 

残された母も私も、壺には一切興味は無く、

 

全て処分したいと思っていますが、大丈夫でしょうか?

 

 

 

 

これは価値がありそうな壺の相談で、

 

 

多分、市場で売れば、良い値段がつくと思われる物を残した例ですが、

 

 

似たような相談でこんなものもあります。

 

 

 

■母が亡くなりました。

 

94歳で亡くなった母は、亡くなるまで趣味にとても熱心で、

 

ドライフラワーのアート絵と、ステンドグラス絵の作製にとても熱心で、

 

それらを作る事だけが生きがいだった人でもあります。

 

そんな母が残した絵が、家中に大小200点以上あり、

 

母がいない今、その処分に困っています。

 

嫁は二束三文でもいいから、ネットで売ってと言っていますが、

 

どれも母の魂が籠っている感じがして、

 

そんなに簡単に処分してもいいものか迷っています。

 

処分しても大丈夫でしょうか?

 

 

 

 

 


最初の相談は、価値のある物を収集していたコレクターさんが亡くなった時、

 

 

そして次の相談は、素人のお母さんが作った物なので、そう価値が無いと思われる物を、

 

 

多数残して亡くなった時の場合です。

 

 

 

この2人からの電話相談、

 

 

実は、こういう時の私の答えは毎回決まっています。

 

 


もし、貴方が友人からこんな相談をされたら、どう答えますか?

 

 

少し考えてみてから、先をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


実は、故人が熱心に収集した物を、死後全て処分した為に霊障が起きた事があります。

 

 

これはアメリカで起きた不思議な現象を霊能者が解決した時の事ですが、

 

 


ある時、霊能者の所に、

 

 

息子さんが急に車に乗るのを怖がる様になったという相談が来たそうです。

 

 

それまでは、喜んで買い物に行く時は自分から車に乗り込んで来たのに、

 

 

ある日を境に、急に車は怖いから乗りたくないと言い出したのです。

 

 

一番困ったのは、学校に行くバスにも乗れなくなった事でした。

 

 

しょうがないので、お母さんが毎朝付き添って40分歩いて学校まで行くといいます。

 

 

息子に聞いても、どうして車が怖いのか、分からないといいます。

 

 

お母さんは、息子が将来、病気になったりした時に、救急車にもタクシーにも乗れず、

 

 

このまま大きくなったら、きっと困ると思い相談に来たと言います。

 

 

 

 

 

 

さっそく霊視が始まりました。

 

 

 

 

 

すると、亡くなった御祖父さんが出て来たそうです。

 

 

 

 

そして、御祖父さんの霊は、こう語ったといいます。

 

 

「私が長年集めた車を、簡単に全部処分してしまい悲しい。」

 

 

 


その事をお母さんに言うと、

 

 

「お祖父さんが亡くなった後、彼が生涯集め続けた1000台にも及ぶ

 

 

 ミニカーを全て売ってしまいました。」と言ったそうです。

 

 

そこで霊能者の方が、アドバイスしたのは、

 

 

売った1000台のミニカーの内、何台か買い戻す事でした。

 

 

 

 

見ず知らずの人に売った物は、もう取り戻す事は出来ませんが、

 

 

知り合いに売った分が100台ほどあったので、その中でも、

 

 

価値がありそうが5台を売った時の倍額で取り戻したました。

 

 

 


すると、それからほどなくして、息子さんは車を怖がらなくなったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

その時から、私も、こういう相談が来ると、

 

 

価値がある物でも、価値が無い物でも、

 

 

故人が熱心に心を込めて集めていた物や、作成していた物がある場合、

 

 

 

 

決まって、こう答えています。

 

 

 

 

■処分してもいいですが、

 

処分する3日前から、

 

仏壇や写真の前で、こう言って下さい。

 

 

「お父さん、(お母さん)

 

 大事に集めていた壺を売るのをお許しください。

 

 沢山あって場所に困っています。(お金に困っています。など理由を言って)

 

 ただし、2点だけ良い物を残しますので、ご指導ください。」

 

 

 

こうして、数ある中から、故人が最も残したいと思われる物を考えてあげて、

 

 

2点だけ残して、あとは処分するなり売るなりします。

 

 


そうすれば、酷い霊障は多分起きないでしょう。

 

 

END