●夢の中の年齢。
電話相談をしていると、よくこんな話を聞きます。
■亡くなった母が夢に出て来たのですが、10歳は若い姿でした。とか、
■亡くなった時、高校生だった息子が夢に出て来たのですが、中学生の頃の息子でした。
亡くなった後、夢に出て来る姿で一番多いのは、
実は亡くなった直前の姿では無く、亡くなった時期に一番近い元気だった時の姿です。
だから人は病気で亡くなる事が多いのですが、
夢に出て来るその人は、寝たきりだったり、ベットの上という姿は非常に稀です。
それには、大きな理由があります。
特に亡くなる時に病気や痛みで、周りの人に心配をかけたり、
家族を悲しませて亡くなった場合、
「今は元気ですよ。だから心配しないでね。」というメッセージを込めて、
元気な姿になって、貴方の夢に現れるのです。
ここまでは、とても分かりやすいし、理解も出来ます。
では、冒頭に挙げた例の様に、病気とは関係無く、
■亡くなった母親が、10歳も若い姿で現れたり、
■高校生だった息子が、中学生の時の姿で現れたのは何故でしょうか?
この時点で、その理由が分かる人は、流石(さすが)と言えましょう。
少し考えてみてから、先にお進みください。
私もアメリに行く前は、そんな事、考えた事もありませんでしたが、
ある時、霊能者の方が教えてくれたんです。
それはジョンという20歳の青年を亡くした母親がみえた時、
お母さんが、こんな質問を霊能者の方にしたそうです。
「息子が事故で亡くなってから、何度か夢に息子が現れるんですが、
それが全部なぜか高校生の時の息子の姿なんです。
なんででしょうか?」
そこで霊能者の方は、ジョンの霊に聞いてみたそうです。
「なぜ、高校生の時の姿で夢に現れるのですか?」
すると、ジョンはこう答えたという。
「大学生の時、彼女に振られたり、怪我をして面白い事など何一つありませんでした。
そして就職したら、上司にも恵まれず、辛い事ばかりでした。
私にとって、高校時代が一番幸せでした。
だから、その時に戻ったんです。」
それと同じように、
女優さんや元女優さんが亡くなった後、夢に出て来る時は、
多少若い時に戻って出てきたり、全盛期だった頃の姿で出て来る事がよくあるそうです。
でも、やはり多いのは、こんな例でしょう。
それはわずか8歳で、白血病で亡くなったコニーちゃんを霊視した時です。
コニーちゃんの場合も、8歳で亡くなったのに、
お母さんの夢の中に出る時は、6歳の時のコニーばかりだといいます。
そこで、コニーちゃんの霊に聞いてみたそうです。
「なんで6歳の姿でしか現れないの?」
すると、コニーちゃんは、
「ボク、病気になっちゃって、
ママをたくさん、たくさん、泣かせちゃったんだ。
だから、7歳と8歳は、嫌いだ。
ママを泣かせなかった、病気になる前の6歳がいいんだよ。
親不孝しちゃって、ごめんね。ママ。」
END