●てんかんの発作と愛猫メロン。

 

 


皆さんは、てんかんという病気をご存知でしょうか?

 

 

てんかんとは、脳の病気で、

 

 

脳の神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮により引き起こされる発作の事です。

 

 

日本では、100人に1人が起きる病気とも言われています。

 

 

通常、小児てんかんや失神発作けいれん等は、成人になるまで治るとされていて、

 

 

成人になってからのてんかんも、80%は抗てんかん薬などで発作を抑える事が出来ます。

 

 

 

 


小児てんかんを患って、6歳の時には、てんかん発作を起こし、

 

 

その場にいた家庭教師に向かって椅子を投げつけた事もあるという子も、

 

 

その後、世界を驚かすほどの天才・アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)になりました。

 

 

 

 

 


今日は、そんな小児てんかんを患っている息子さんをお持ちの奥さんのお話です。

 

 

彼女は以前、私の電話相談のお客様でもあり、何度かお話を聞いていました。

 

 

彼女が偉かったのは、息子さんがてんかん持ちだと分かってから、

 

 

息子さんの為に日記をつけ始めた事です。

 

 

特にてんかんの発作が起きた時は、どんな状況で起きたのか詳しく書き留めて、

 

 

その後、光の刺激が強いと起こりやすいとか、テレビを見ている時、

 

 

強い刺激があると発作が起こりやすいとか、学年が変わった時期が、

 

 

担任やクラスメイトが変わったりしててんかん発作が起きたなど、

 

 

息子が注意する場面が分かって来たと言います。

 

 

また、てんかんにはケトン食が良いと聞けば、それを勉強したといいます。

https://shizuokamind.hosp.go.jp/ketone/

 

 

一般にてんかんは、早寝・早起きと生活リズムを守っていると、

 

 

発作は起きにくいとされています。

 

 

 

 

 


彼女は私と知り合ってからは、私の助言もあり彼女が見た夢も日記に書くようになりました。

 

 

そんな彼女には、15年間連れ添った茶トラの愛猫・メロンがいたのですが、

 

 

息子さんのてんかんの発作が頻繁に起きていた時期に亡くなってしまったといいます。

 

 

彼女は、息子を病院に連れて行ったりと忙しくて、メロンの病気に気づいてやれず、

 

 

申し訳ない事をしたと、ご自分を責めていましたが、私は、

 

 

「それは違いますよ。可愛がった猫や犬は、時に、

 

 飼い主が一番心配している貴方や貴方の子供の病気を少しでも軽くしようと

 

 自分が犠牲になる事があるんですよ。

 

 だから、メロンも貴方の息子さんの病気を軽くしようと頑張ったんだと思います。」

 

と言いました。

 

 

 


そのメロンが亡くなって5ヶ月が過ぎた頃でした。

 

 

彼女の夢の中に、メロンが出てくる様になったといいます。

 

 

それも、生前お気に入りだったキャットタワーの一番上に上り、

 

 

彼女の方を見つめながら、鳴くのだそうです。

 

 

彼女は、初めてメロンが夢に出てきてくれたと喜んで日記に書きました。

 

 

その後も何回かメロンが夢に出てくると日記に書いていました。

 

 

 

 

 


ところが、ある日、彼女はある恐ろしい事に気が付いたのです。

 

 


それは、メロンが夢に出来てきた日に、

 

 

なぜか息子がてんかんの発作が起きているのです。

 

 

過去の日記を調べると、4回ともその夢を見た日に息子がてんかんの発作を発症していたのです。

 

 

これは単なる偶然でしょうか?

 

 

彼女は少し怖くなったといいます。

 

 


そんなある日、彼女はまたメロンの夢を見ました。

 

 

今度は、いつもよりも長く鳴いているのです。

 

 

起きた彼女は、何か不吉な予感がしました。

 

 

息子の朝食を作りながら、息子と話をしていると、

 

 

今日の授業で水泳の時間があると言うのです。

 

 

もしも、水の中でてんかんの発作が起きたら・・・・

 

 

そう考えると、彼女は居てもたってもいられず、連絡帳に先生宛に、

 

 

今日は風邪気味なので水泳の授業を休ませてもらう様に書いて連絡しました。

 

 


すると、水泳の授業を休んで見学している時に、てんかんの発作が起きたのです。

 

 

 

 


私はその話を聞いて、

 

 

メロンちゃんが、貴方と息子さんに恩返ししたんですよ。と言いました。

 

 

 


「母さん、

 

 長い間、愛がってくれて、ありがとう。

 

 メロン、一生懸命頑張って、教えたのよ」

 

END