●母ロス。
アメリカでも、Mother loss と表現されていたと思います。
母親を亡くした時に襲ってくる悲しみを表す言葉です。
一般的に父ロスよりも、母ロスの相談の方が圧倒的多いですが、
それは仕方がない事でしょう。
人間、やはりお腹を痛めてくれたという存在なのと、
長い時間一緒にいる時間が多かった母親を失う方が、ダメージは大きいものです。
ある時、アメリカの霊能者の所に、
母親を乳ガンで亡くしたという中学生と小学生の姉妹が相談に来ました。
お母さんを亡くしてから3ヵ月経っても、姉妹の悲しみは止まらないと言います。
毎夜二人で抱き合って泣いているそうです。
そんな姉妹に伝えた霊能者の言葉が、印象的だったので、
今回、取り上げる事にしました。
当時は乳がんの末期だと、もう手のつくしようが無く死を待つだけでしたが、
現在は末期の乳がんでも、なんと完治が可能な道が見つかりましたから、
医学の進歩は凄いです。(https://www.afpbb.com/articles/-/3177222)
この子達の亡くなったお母さんは、霊能者の方も何度か会った事があり、
事情もよく知っていた教会での知り合いだったので、無料鑑定となりました。
霊視が始まると、さっそく彼女達のお母さんの霊が現れたそうです。
「お母さんね、
お姉ちゃんの事、とても感謝してる。
貴方、妹が泣くと、いつも抱きしめてあげてるのね。
お母さんが、貴方の事をとても誇りに思ってるって。
ありがとう。って。」
その時、妹の方がこんな質問を投げかけてきたといいます。
「お母さんも、毎日泣いているの?
お母さんも寂しい(さびしい)? 」
すると、霊能者が語った、お母さんの返答が、
とても意外なものだったのです。
「母さん、今はとってもハッピーよ。
体も楽になったし、
今は、息子のジョージと一緒にいるから、全然寂しくないのよ。」
それは姉妹にとっては、思いもしなかった言葉でした。
まず、亡くなったお母さんが、まったく悲しんでいないという事。
そして、なにより、息子のジョージって誰?
今まで姉妹以外の兄妹を知らない二人にとっては、信じられない言葉だったのです。
しかし、その後家に帰って、父親に聞くと、
姉妹が産まれる前に、お母さんが流産していて、
もし、男の子だったらジョージにしようと話していたというのを聞いて、
それは霊能者も知るはずがない父親だけが知っているはずの事だったので、
びっくりしたそうです。
それ以来、姉妹は泣かなくなったといいます。
と言うのは、霊能者の話を聞いて、なんか拍子抜けしてしまったそうです。
お母さんは、ハッピーで全然寂しく無いというのに、
なんか自分たちだけ毎晩泣いているのが、ばからしくも思えたそうです。
私はこの後日談を聞いて、霊能者の方に、
「お母さんが、娘たちと別れても寂しく無いと言ったのは、
ショックだったのかもしれませんが、
結果、娘さんたちが泣かなくなったのだから、良かったですね。」と言いました。
すると、霊能者の方が私にこう言ったのです。
「ポール。(当時の私の呼び名)
本当にそう思う?
子供と別れて、寂しくない親はいないと思うわ。
本当は、泣きたいほど寂しいと思うの。
でも、それ言ったら、娘たちは今後も泣き続けるかもしれない。
だから、強がったのかもしれない。」
「姉妹仲良く、強く生きるのよ!」
END