●黒猫の譲渡会。

 

 


私が住んで居たアメリカのシアトルは、ペットショップがありません。

 

 

ここに1つのペットと人間の理想のありかたがあるかと思います。

 

 

では、シアトル市民が、ペットを飼いたいと思ったら、どうするかと言うと、

 

 

動物保護施設に行って、保護されている動物達を助ける形で飼う事になるのです。

 

 

その1つが、

 

 

全米でもトップ10に入る優秀な動物保護施設、

 

 

ベルビューにあるSeattle Humane Societyです。

 

 

1897年に設立された、NPOによる動物愛護団体です。

 

 

建物の内部はとても綺麗で、とても保護施設とは思えません。

 

 

 

約7000匹の動物を毎年救助しているのに、

 

 

その98.4%の命を救っているという優秀な団体なんです。

 

 

残りの1.6%は、救助した段階で手遅れだった命です。

 

 

勿論、No KiLL(殺処分ゼロ)です。

 

 

この施設の活動は、動物保護の他に、里親斡旋、シェルターの提供、

 

 

フードバンクとグッズ販売と、ドッグトレーニングを行なっています。

 

 


ここが優秀な理由の1つに、譲渡会用のトラックを所有している事です。

 

 

譲渡会の事を向こうでは、「Adopt a Pet」と書いて行なっていました。

 

 

私も日本で猫を保護して飼いたいと思った時がありましたが、

 

 

譲渡会を行なっている場所は、どこも遠くて行きづらい所ばかりでした。

 

 

でも、ここの様に移動式の譲渡会だったら、どんなに良いでしょう。

 

 

保護した動物だからと言って、無料ではありません。

 

 

保護した時に医療ケアとか、施設の維持費、育てる費用などがあるからです。

 

 

値段はこんな感じです。

 

■6ヵ月以上の大人の猫    $75(8138円

■6ヵ月未満の小猫     $125(13563円

小猫2匹           $200(21700円

老猫もしくは、障害がある猫 $35(3798円


■6ヵ月以上の大人の犬    $275(29838円

■6ヵ月未満の小犬       $375(40688円

老犬もしくは、障害がある犬 $100(10850円


その他の動物

モルモット、ハムスター、ネズミなど $15(1628円

ニワトリや鳥類             $15(1628円

爬虫類                  $15(1628円

ウサギやフェレット           $40(4340円

チンチラとモモンガ           $65(7053円

 

 

 

 

ただ例外もあります。

 

 

その例外の代表的な動物が、黒猫です。

 

 

実は、黒猫は日本人が思うよりもずっとアメリカでは嫌われ者です。

 

 

アメリカでは、黒猫は魔女の使いとか、不幸を呼ぶと考える人が多いのです。

 

 

だから、普通に譲渡会に出ても、誰も見向きもしません。

 

 

むしろ、同じ日にそこに居るだけで、譲渡会から帰ってしまう人さえいます。

 

 

この施設でも、黒猫だけが引き取り手が無く、困ってしまいました。

 

 

黒猫だけが、100匹近くもが施設に残ってしまったのです。(2016年)

 

 

このままでは、殺処分しかないという意見まで出始めました。

 

 

 

 


ここで突然ですが、

 

 


突破クイズ!!

 


黒猫を引き取ってもらう為に、この施設が行なったのは、

 

 

どんな方法だったでしょうか?

 

 

ちなみに、答えは超難しいですよ。分かった人は天才です。

 

(アメリカ人ならではの方法ですから日本人が思いつくのは難しいでしょう。)

 

 

少し考えてから先にお進み下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


答えは、

 

 

アメリカ通の人は聞いた事があるかと思いますが、

 

 

アメリカには、クリスマスの約1ヵ月前の感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日に、

 

 

ブラック・フライデーと呼ばれるクリスマス・セールが、

 

 

多くのデパートや小売店で開催されます。

 

 

そこで、Seattle Humane 動物愛護団体は、このブラック・フライデーに合わせ、

 

 

ブラック・キャット・フライデー」というキャンペーンを開催したのです。

 

 

この日だけは、アメリカ人にとって、ブラックという言葉は良い響きに聞こえる日であり、

 

 

この日のブラックにかけて、黒猫もこの日1日だけ無料にして飼い主を募ったのでした。

 

 

すると、1年で一回、この日だけ黒猫が無料で手に入れられると広まり、

 

 

またマスコミも面白がって取り上げる所がでて、当日は列をなす大盛況となり、

 

 

わずかこの日一日だけで、

 

なんと黒猫72匹もが引き取られたのでした。


「みんな、幸せになるんだよ。」

 

END

 

 

 

 

 

参考:
https://www.yelp.com/biz_photos/all-the-best-pet-care-seattle?select=A-1_spCc1Ry-oROxQ1Khbg
http://www.issaquahreporter.com/news/seattle-humanes-new-facility-houses-more-animals-cleaner-environment/
https://twitter.com/SeattleHumane