●霊能者破り(やぶり)、催眠術破り(やぶり)。
世の中には、占いが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
それと同じように、霊能者に一度診てもらいたいという人もいれば、
霊能者に自分の事を何もかも知られるのが嫌だから、
診てもらいたくないという人もいます。
たとえば、こんな例です。
霊能者と結婚する人もしくは、家族に霊能者がいる。
知り合いに霊能者がいて、今度みんなで旅行する事になった。
夫のもしくは、妻の友達が霊能者で、今度食事に行く。
どうしても一緒に来て言われ、霊能者の所に付き添って同席した。
集まりの中に霊能者が参加している。
そういう場合、貴方が霊能者に診てもらいたいと思わなくても、
もしかしたら、一緒の空間にいるので、貴方が秘密にしている事が、
霊能者の方には分かってしまうかもしれません。
実際、霊能者の方に聞くと、
相談者の方と一緒に付き添って来た人が、
実は裏でコカインを売買しているのが分かった時もあるし、
取材に来た記者が、実は浮気しているという場面が見えたといいます。
また、相談者の方が、実は殺人を犯しているのが分かったというケースもあるそうです。
そうなると、秘密が他の人にバレるのは、霊能者の気持ち一つという事になります。
では、何でも分かってしまう霊能者の前では、
秘密を防ぐ手立ては、何も無いのでしょうか?
実は、それがあるのです。
占い師と霊能者には、大きな違いがあります。
占い師は、手相を見たり、顔相を見たり、生まれた時の星を見たり、
生年月日や名前の字画や、相手との相性などを診たりして判断します。
つまり、目の前の相談者自身がヒントとなり、参考になって占って行く訳です。
それに対して、霊能者の場合、目の前の人がヒントや参考になるというよりは、
降りて来ると言った方がいいかもしれません。
それは相談者の守護霊や先祖霊などからもたらされる情報を、
映像やテレパシーによって受け取り、それを通訳するという形になります。
つまり、悪く言えば、相談者の守護霊や先祖霊の協力が無いと、
その相談者の事は1つも分からないという事になります。
昔、霊能者で有名だった宜保愛子さんが、デビ夫人を霊視した時、
霊能者に対して懐疑的で敵意丸出しだったデビ夫人を霊視しても、
鳥の事しか分からなかったという事があります。
そして、アメリカの霊能者の方も言っていました。
もし、霊能者に対して守りたい秘密があるなら、
霊視の前と霊視の最中に、
自分の守護霊や先祖霊に対して、「○○の事は知られたくない。」
「○○の事は言わないで。」とお願いし続ける事で、
貴方の周りに、言いたくないというオーラが出て、
霊能者に身内の霊から秘密が漏れにくくなるそうです。
大抵は貴方の意志を尊重して、秘密は霊能者には伝えない事が多いのです。
ただ例外はあるそうで、
例えば、秘密がバレる事によって貴方の命が助かるとか、
貴方の将来の為になるという場合は、あえて秘密をバラされる事もあるそうです。
また、死んだ終わり、霊など存在しないという強い意志をもっている人の霊視も、
難しい場合が多いと言います。
これは催眠術にも似ている所があると思います。
普通、100人いたら、
催眠術にかかりやすい人は、10人いると言われています。
そして、催眠術にかかりにくい人は、20人居ると言われています。
残りの70人がかかるかは、その催眠術師の経験と腕次第という事になります。
ただ、催眠術師いわく、催眠術破り(やぶり)の方法もあるそうで、
それは、催眠術にかけている最中に、
まったく別の事を集中して考えていると、催眠術にはかかりにくいそうです。
例えば、催眠術にかけている最中に、
今日の夕飯の献立は何にしようかと、真剣に考えていると、
貴方は、その催眠術にはかかりにくいという訳です。
霊能者破り(やぶり)と、
催眠術破り(やぶり)。
そんな方法もあるんだと、
1つの知識として、覚えていても損は無いと思います。
END