●さよなら、マギー。

 

 


例えば、ある人が亡くなると、

 

 

亡くなる直前に、あの世から亡くなった両親や祖父母が迎えに来る。

 

 

なんて事を聞いた事はあると思います。

 

 

 

 


では、人間ではなく、貴方のペットが亡くなったら、

 

 

はたして誰が迎えに来るのでしょうか?

 

 

 

そのペットを産んだ両親でしょうか?

 

 

それとも、亡くなった飼い主の誰かでしょうか?

 

 

それとも、誰も迎えに来ないのでしょうか?

 

 

私はこの話を聞くまでは、後者かもしれないな思っていました。

 

 

 

 

 

 

今日は、その答えの1つかもしれない出来事を書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がアメリカで知り合った霊能者の方は、

 

 

一時期、マギーというフレンチブルドッグを飼っていたそうです。

 

 

フレンチブルドッグは名前から分かると思いますが、

 

 

フランスが原産のワンコです。

 

 

イギリスからやってきたブルドックと、

 

 

フランスのテリアかパグと交配して誕生したワンコです。

 

 

フレンチブルドッグは、遊ぶのが大好きで愛嬌がある反面、

 

 

無駄吠えが無いとして、フランスの貴族に好まれました。

 

 

その後、アメリカに渡り代表的な犬種として確立されます。

 

 

私がアメリカに渡った頃は、アメリカでベスト5に入る人気小型犬でした。

 

 

 

 


私が霊能者の方に、フレンチブルドッグのどんな所が好きだったのですか?

 

 

と聞くと、とにかく表情が豊かなのだそうです。

 

 

ある時は、悔しそうな顔をしたり、

 

 

ある時は、困った人間の様に顔をしてうなだれたり、

 

 

ある時は、分からないよー。と首を横にしてじっとこっちを見る姿が、

 

 

まるでもう一人小さい子が家にいるかの様に感じる時があると言います。

 

 

 

 


そんなフレンチブルドッグのマギーも、11歳になった時、

 

 

ガンになって、抗がん剤とかも投与したのですが、

 

 

獣医の方はもう長く無いとさじを投げていたそうです。

 

 

娘さんが泣きながら、マギーを抱いて家に連れて帰りました。

 

 

ちなみに、アメリカはとにかく動物病院の治療費が高いです。

 

 

初診料が1万円なんて常識ですし、薬出してもらって3万円。

 

 

2週間入院して17万円だったそうです。

 

 

ただ霊能者いわく、これがハワイ州だったら25万円かもしれないとの事。

 

 

日本人が大好きなハワイはとにかく物価が高いとの事。

 

(実際は行った事が無いので私は分かりませんが、本土の人はそう思っていました。)

 

 

 

 

 

 


そして、マギーを家に連れ帰ってから、1週間が過ぎた時だったといいます。

 

 

リビングでくつろいでいると、突然、テイラーが現われたのです。

 

 

 

 


テイラーとは、

 

 

1年半前に亡くなったバーニーズ・マウンテン・ドッグでした。(大型犬)

 

 

亡くなるまでテイラーとマギーは仲良しで、よく一緒に遊んでいたといいます。

 

 

そのテイラーが、なぜ、今現われたのか?

 

 

霊能者は分かっていました。

 

 

マギーを迎えに来てくれたのです。

 

 

 

霊能者の方は、子供達にマギーと最後のお別れをさせ、キスしたといいます。

 

 

 


「マギー、今までありがとうね。

 

 テイラーが迎えに来てくれたから、寂しくないわよね。

 

 テイラー、マギーの事をよろしくね。

 

 また二人一緒に遊べるわね。

 

 


 さよなら、マギー、さよなら、テイラー。」


END