●子供が居つきにくい家。
その家庭の事を、
玄関を入った瞬間に、占える事もあります。
もう15年以上も前の事ですが、
親戚の家の完成披露のお祝いに行った事がありました。
その方は、30年サラリーマンをやって貯めたお金で、
念願の一軒家を新築したのです。
2階建ての立派な家でした。
一生に一度の買い物でしたから、ご主人が設計から携わり、
子供が3人居たので、子供部屋も3つ大きく確保されたものとなっていました。
しかし、その為に、不要と思われる部分はことごとくカットされた設計でした。
カットされた1つが、玄関ホールでした。
玄関ホールとは、玄関から入ったすぐの空間の事ですが、
この玄関ホールの内、靴を脱いで上がったスペースが狭いと、
子供が居つきにくい家となってしまうのです。
当時の家の玄関に似た写真を探してみると、こんな感じです。
目安は、貴方の子供が自分の家の玄関ホールが狭いと感じるかどうかです。
上の家は、靴を脱いであがった板間がそんなに広くありませんでした。
しかも、前面に白壁が迫っていて、圧迫感があります。
それに対して下の玄関は、玄関ホールが広く、玄関での長話も平気で、
いつまでもいられる玄関の空間、家となっています。
占いですから、勿論絶対ではありませんが、上のケースでは、
子供3人のうち、1人が亡くなり、2人が家を早くに出ました。
そして、夫婦は離婚して、この家には今はご主人が独りで住んで居ます。
(これが賃貸物件なら、そういう事は考えなくてもいいです)
また、最近気になるのは、上がり框です。
上がり框(かまち)とは、
玄関の土間と、靴を脱いで上がった床との段差の所に設けられる化粧材の横木の事です。
写真で言うと、下の赤○の部分です。
近年、バリアフリーという名の元に、車椅子やお年寄りが、
玄関から上がる時につまづかない様にと、
この上がり框が、ほとんど無いか、2cmも無いという家があります。
しかし、上がり框は、昔から日本では、
外界との境界線として、位置している大切な仕切りなのです。
普通は、15cm位はあるものですが、これがほとんど判断出来ない位だと、
外界と家の中の境界線が無くなるので、
外から悪いものが入って来やすくなるのと、
外界と家の中の区別がつきにくくなり、
家がくつろげない、休めないという場所になる事があります。
これが、子供が居つかない事に結びつく事があるのです。
車椅子の場合、大変だと思いますが、小さいスロープをその都度用意するなどして、
玄関だけは、上がり框の段差を余り無くさない方がいいと思います。
最後に、
子供部屋がどこにあるかで、
その家に、子供が長く居つくか、そうで無いかが占えます。
基本、占い師はこう占います。
玄関のドアから近い程、早く家から出ていく。
例えば、長女の部屋が一番玄関から近い部屋で、
3女がその次に玄関から近く、
次女の部屋が、玄関から一番遠くだったとします。
すると、長女が一番早く家を出て、次が3女、最後が次女という占いになります。
家を出る理由は、結婚もあれば、独立や家出も含まれます。
占いですから絶対ではありませんが、
昔から、手放したくない娘は、一番奥の部屋にあてがったという時代もありました。
以上、玄関家相占いでした。
END

(大和ハウスリフォームより)
