●自殺じゃない自殺。
私は、霊能者からある事実を教えてもらうまでは、
自殺は悪い事、人生から逃げている。
神様からもらった命を、自ら粗末に扱ったいけない行為。
自殺した者は、地縛霊になったりして成仏するのにかなり時間がかかったりする。
と思っていました。
しかし、自殺には、
本当の自殺と、
自殺じゃない自殺があったのです。
日本に帰国してきてから、占いをしている時も、
日本では、身内の自殺は恥(はじ)という考え方があるので、
親の自殺や、兄弟姉妹の自殺の事はほとんど相談される事はありません。
残された家族にとっては、出来る事なら消したい事実なのです。
しかし、恋人や夫、娘や息子の自殺は、少し違って来ます。
残された家族は、自分を責めるのです。
「そんなに悩んでいるなら、なんで相談してくれなかったの? 」
「貴方が自殺するほど悩んでいたのに、私はなぜ気づいてやれなかったのか? 」
と、その後もずっと自分を責め続けてしまうのです。
酷い場合には、愛する人の自殺によって、
自分がこれから生きていく意味さえ見失ってしまう方もいます。
ある時、霊能者の所にやってきたご婦人も、
息子さんを自殺で亡くしていて、自分を責め続けていました。
このままでは彼女も息子さんを追って自殺しかねないと思ったお姉さんが、
心配して彼女をむりやり霊能者の所に連れて来たのです。
さっそく霊視が始まりました。
彼女の息子さんは、走って来るトラックに自ら飛び込んで自殺した子でした。
霊能者自身も、頭に強い衝撃を受けて、
その時の様子を感じたといいます。
現われた息子さんの霊は、一番に泣きながら母親に謝ったそうです。
「ごめんね。かあさん、ごめんね。 」と。
しかし、普通の自殺と違っていたのは、ここからでした。
現われた息子さんの霊は、
自分は当時、病気だったんだ!と主張したのです。
これには、お母さんも、お母さんを連れて来たお姉さんも「えっ?」となりました。
なにしろ、息子さんがトラックに飛び込んだのは事実ですし、目撃者もいます。
息子さんの霊は、なおもこう続けました。
「ぼくは、あの事故の1ヵ月前に、
友人のジョンと遊んでいる時に、階段から落ちたんだ。
その時に頭を打って、その後、脳梗塞になったんだ。
それから一時的に精神が錯乱する時があって、
トラックに飛び込んだ時も、精神が錯乱してたんだよ。」
霊能者いわく、
魂は自分の死後、自分が死んだ原因が肉体によるものだと、
それを冷静に分析する事が出来るのだと言う。
そして、霊は親にウソはつかないという。
その後、お母さんは友人のジョンに話を聞くと、
確かに亡くなる1ヵ月前に、息子が階段から落ちた事が確認出来たのである。
ジョンいわく、
当時息子さんは、階段から落ちて頭を強打したのだが、
すぐに起き上がって、何事も無かった様に「大丈夫」って言って家に帰ったので、
両親にも、その事実を言っていなかったのである。
その後、お母さんは、自分を責めなくなったといいます。
もし、貴方の親族や恋人が自殺しても、
その3ヶ月以内に、
■転んだりして頭を強打した事がある。
■交通事故などを起こしていて、頭を打った可能性がある。
■誰かに頭を殴られたり、押されてどこかに頭を強打した事ある。
そんな場合、
貴方の親族や恋人は自殺ではなく、
脳梗塞による病気での脳の異常による突発的な行為だったかもしれません。
それが事実なら、
これからは、人に話す時は「自殺しました。 」ではなく、
「病死しました。 」でいいと思います。
そして、一般の自殺とは違うので、成仏もしますし、
地縛霊にならずに、上のケースの様に霊となって現われてくれます。
そして、貴方には何の責任も無いのです。
ガンや心臓麻痺と同じ様に、病気で亡くなったのです。
また、今、自殺したいと思っている人も、
3ヶ月以内に頭を強打しているなら、一度頭部の検査をしてみてください。
自殺は貴方の本意では無く、病気によるものだったりします。
「かあさん、
ボク、病気だったんだよ。
だから、自分を責めないでね。愛してるよ。」
END