●2匹の猫を餓死させてしまいました。

 

 


現在日本では、

 

 

4軒の家があれば、その内の1軒はペットを飼っていると言われています。

 

 

なので、電話相談でも動物に関する相談がたまに来ます。

 

 

 

 


ある時、主婦の方からこんな電話相談を頂きました。

 

 

 

 

 

 

彼女のご主人は、アパートを2軒所有している方で、

 

 

彼女は時々そこの掃除や明渡しの時の手続きなどを手伝っているといいます。

 

 

ある時、古い方のアパートの1室に空きが出たので、

 

 

その部屋の掃除と確認に行った時でした。

 

 

 

 

駐輪場の隣にある物置の扉が少し開いているのに気付いたそうです。

 

 

そこでなにげなく扉を閉めて、帰宅しました。

 

 

それから何週間かした時、物置を開けると、

 

 

中で2匹の猫が死んでいたと言うのです。

 

 

多分、私があの時、物置の扉を閉めた時、中に猫がいたのでしょう。

 

 

あの時、子供が入り込んでいないか位はざっと確認したのですが、

 

 

まさか猫達が入っているなどとは思わず、よく中を調べないで閉めてしまったので、

 

 

中に隠れていた猫達を餓死させてしまったんだと思います。

 

 

亡くなった猫達は、すぐに謝ってから近くの土の中に埋めました。

 

 


しかし、猫の死体を見つけた1週間後の事です。

 

 

夫が車の事故を起こしてしまい、

 

 

翌週には長男が自転車から落ちて怪我したという。

 

 

その翌週にはアパートの住人が家賃を払わずに夜逃げしたという。

 

 

 

 


猫達の死体を見つけてから、次々と起きる不幸は、

 

 

やっぱり猫の祟りでしょうでしょうか?

 

 

そうだとすれば、どうしたらいいでしょうか?

 

 

 

 


そんな電話相談でした。

 

 

 

 

もし、貴方が友人からそんな相談をされたら、どう答えますか?

 

少しだけ考えてみてから、先をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から先に言うと、

 

 

 

私は彼女に、「猫の祟りでは無いと思いますよ。」と答えました。

 

 

 


と言うのは、

 

 

まず、次々に起きる不幸が、

 

 

亡くなった猫達に謝って丁寧に埋葬した後から始まったというのが、

 

 

ちょっとタイミング的にはどうかなと思ったのと、

 

 

餓死した猫の怨みが、車の事故と自転車から落ちるのと、

 

 

アパートの住人の夜逃げのどれとも関連が無いのです。

 

 

例えば餓死での怨みで、飼っている大切なペットが餓死していたとか、

 

 

急に何も食べれなくなったとか、どこかに閉じ込められて死にそうになったとか、

 

 

何かしら、猫達が亡くなった状況に合った怨みが来そうですが、

 

 

車の事故も自転車の怪我も、家賃を払わない夜逃げも、

 

 

猫の死因とまったく関係が無いのです。

 

 

あと、根本的な事ですが、

 

 

彼女が猫達を餓死させてしまったのは、故意では無く事故でした。

 

 

彼女がワザと猫達を物置に閉じ込めて餓死させたなら怨まれるでしょうが、

 

 

そうではありません。

 

 

こういう場合、動物達は鋭い感で、人間が故意で自分を殺したのか、

 

 

そうでないか分かるのです。

 

 

彼女の場合、うっかりミスで餓死させる結果となりましたが、

 

 

ちょっと謝ってから二匹を埋葬しています。

 

 

だから猫達の怨みを買うという事にはなっていないはずなのです。

 

 

 

よって、次々起きた不幸は、猫の呪いや怨みでは無いと結論づけました。

 

 

 

 


ただ、最後に彼女には、こんなアドバイスをしました。

 

 

「そのアパート付近には、他にも猫は見かけるんですか?」

 

 

「はい。ときどき。」

 

 

「では、三日間だけでいいので、(連続した三日でなくてもいい)

 

 そのアパート付近にいる野良猫にエサをあげて下さい。

 

 餓死させてしまった猫にあげる気持ちで奉仕してみて下さい。

 

 あげる時に、餓死した猫を思い浮かべて、「ごめんね。お食べ。」と言って。」

 

 


餓死させてしまった猫は、もういないので償いは出来ませんが、

 

 

他の野良猫に償いする事で、許される事がよくあるのです。

 

 

それにもしかしたら、その猫は亡くなった猫の家族か友達かもしれません。

 

 


これは人間の世界でも同じかもしれません。

 

 

不注意な事故で殺してしまった本人には、もう償いは出来ませんが、

 

 

その子供達を助ける姿を、亡くなった人は天から見ているのです。

 

 

 


亡くなった猫達は可哀想でしたが、貴方の誠意は必ず伝わるものです。

 

 

今度生れてくる時は、幸せになるのよ。」

 

END