●一度も会ったことが無い父親

 

 

 

占いの相談者の中には、

 

 

実の父親の顔を知らないという方がたまにいらっしゃいます。

 

 

 

 

まだ物心がつかない内に父親が亡くなってしまって、

 

 

父親の顔は生前の写真で知っているだけ。とか、

 

 

もっと前、まだお母さんのお腹の中にいる時に、父親が亡くなってしまったという方。

 

 

 

 

 

そんな方は、自分が生れた事も知らないのだから、

 

 

父親は一度も会ったことが無い私なんかには、愛着が無いでしょうから、

 

 

守ってくれる事も無いでしょうね。と言う方もいます。

 

 

 

 

 

そんな相談者の方に、私は、

 

 

「そんな事ありませんよ。」と言います。

 

 

 


と言うのは、

 

 

アメリカで知り合った霊能者に、こんな事を教えてもらった事があるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 


ある時、若い女性が霊能者の所に、仕事についての相談に見えた事があったそうです。

 

 

彼女(ミーガンさん)は、現在の職場で頑張るか、転職するか迷っていました。

 

 

現在の職場は大学の研究所で給料はいいのですが、子供が好きだったミーガンさんは、

 

 

思い切って今からでも教師の道に行こうか迷っていたのでした。

 

 

ただ、彼女の家は母子家庭でもあったので、余り金銭的な余裕はありません。

 

 

そんな中、また勉強をやり直すというのはかなりのリスクがあった上に、

 

 

普通に教師になる人に比べて、5年は遅れをとる事になります。

 

 

 

 

 

 

さっそく霊視が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


すると、すぐに男性の霊が現れたそうです。

 


霊能者の方が、「Kがつくイニシャルの男性です。」

 

 

「ク、・・・、クラウスという名前に見覚えはありませんか?」

 

 

 

 

 

すると、ミーガンさんは、

 

 

「父です。

 

 

 亡くなった父の名前です。」

 

 

 

 


「そうですか。

 

 お父様が、転職して教師の道を進みなさい。と言っています。」と、霊能者。

 

 

 


しかし、ミーガンさんは、それを聞いて、信じられないという顔で、

 

 

「そんな事は無いと思います。

 

 父は、私の事を知らないはずです。

 

 私が産まれた事さえ知らずに亡くなったのですよ。」と言ったのである。

 

 

 

 

 

実は、お父さんが亡くなった時、

 

 

お母さんは、まだ妊娠1ヵ月にもならない時で、

 

 

お母さん自身もお腹の中に、子供がいるとは分からなかったので、

 

 

お父さんは、妻が妊娠している事さえ知らずに亡くなったのだった。

 

 

 

 


それ以来、母子家庭として母親の手一つで育てられてきたミーガンさんだったのである。

 

 

だから、霊能者が言う父親の言葉は、信じられなかったのだ。

 

 

 

 

 

しかし、霊能者の方は、引き続き父親のこんな言葉を伝えたのである。

 

 

 

「ミーガンが産まれた時、

 

 ボクも分娩室に居たんだよ。

 

 可愛い女の子だった。

 

 ただ、産まれる時、難産で危うく母子共に死ぬ所だったので、

 

 ボクも一生懸命応援して助けたんだ。」

 

 

 

ミーガンさんにとって、父親の言葉という事自体信じられなかったのですが、

 

 

自分が産まれる時に、難産で母も私も死にそうだったというのも初耳でした。

 

 

そこでミーガンさんは、すぐにその場でお母さんに電話して確かめたそうです。

 

 

 

すると、

 

 

確かにミーガンさんを出産した時に、危うく死にそうになったと話してくれたのです。

 

 

母親いわく、出産の時に突然、子癇発作(しかんほっさ)に襲われたのだと言う。

 

 

子癇発作とは、(英語ではEclampsia seizures)

 

妊婦さんが、妊娠20週~分娩時に発症する突然のケイレン発作や意識障害の事で、

 

最悪母子ともに危ない発作だといいます。

 

子癇発作(しかんほっさ)は全ての妊婦さんが気をつけないといけないもので、

 

特に、目の視野が急に狭くなったと感じたり、目がチカチカする時に、

 

同時に頭痛や腹痛などが現れたり、血圧が高くなった場合は医師に相談すべきといいます。

 

 

 

ミーガンさんの母親も分娩時に子癇発作を起こし、血圧が220まで上がり、

 

 

口から泡をだし、危うく死にかけたと言います。

 

 

それは、今までミーガンさんも知らなかった事実だったのでした。

 

 

 

 


父は、私の存在を知っていてくれた。

 

 

それだけでは無く、出産のときに母と私を守ってくれたんだ。

 

 

そう思うと、涙が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミーガンさんは、父親に見守れながら、

 

 

きっと、よい教師になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「父さん、大事な時に、そばに居てやれなくて、ごめんね。

 

 その代わり、ずっと見守っているから。

 

 

 父さん、ミーガンの事、ずっと見守っているからね。

 

 愛してるよ。 ミーガン。」


END