●意外な形見。

 

 

 

形見とは、亡くなった人を思い出す時に拠り所となる遺品の事ですが、

 

 

大抵は、故人が大切にしていた指輪だったり、絵画だったり、高価な着物だったり、

 

 

時計だったりと比較的、値段が高い物が形見となるケースが多いです。

 

 

そして、その形見を普段身に着けていると、良い事が起きたり、守ってもらえたりする訳です。

 

 


でも、もし家にそんな高価な物が無かったり、

 

 

貴方が遠くや海外に住んで居いたり、

 

 

兄弟が多くて、末っ子で既に嫁に出ている貴方は何も貰えないかもしれません。

 

 

それもお祖母ちゃんが亡くなっても、孫の貴方に形見が渡される事も無いかもしれません。

 

 

しかし、そんな貴方にも、意外な物が形見になる事があります。

 

 

 


今日は、そんな例を2つほどお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 


ある時、御茶ノ水にある、某有名短期大学に通っている女子大生の方から

 

 

電話相談を頂いた事があります。 その時の詳しい内容を知りたい方は下記。

(●時計を指さす祖父 https://ameblo.jp/hirosu/entry-11004979300.html

 

 


彼女は、不思議な夢のお告げのお蔭で、

 

 

お祖母ちゃんの死に目に会う事が出来た方でした。

 

 

その時、入院しているお祖母さんをお見舞いに行くと、

 

 

別れ際に1万円を貰ったそうです。

 

 

そして、その2日後、お祖母さんは亡くなったのでした。

 

 

勿論、貰った一万円には色々な意味があると思います。

 

 

遠くから駆け付けてくれた交通費だったり、これで昼食を食べてという意味かもしれませんし、

 

 

ただ単に、孫を応援したくてくれたお小遣いかもしれません。

 

 

でも、お祖母ちゃんが彼女にくれた時、

 

 

恵子、頑張るんだよ!

 

 頑張るんだよ!」って、言ってくれたそうです。

 

 

 

 

それは普通のお金ですが、

 

 

お祖母ちゃんがくれたその1万円札は、ただの一万円札ではありません。

 

 

お祖母ちゃんの彼女に対する真心が籠っている一万円札なのです。

 

 

そして、お祖母ちゃんはそれを最後に亡くなっています。

 


こういう場合、その一万円札は、形見になるのです。

 

 

 

だから、私が彼女からその話を聞いた時、

 

 

その一万円札は、お祖母ちゃんの形見になるから、

 

 

貴方にとってとっても大事になる時以外は使ってはいけませんよ。と言いました。

 

 

形見としてとっておいて、大切な時にお守りとして持って行きなさい。と。

 

 

その後、彼女は就職の面接の時に、この形見の一万円札を持って行って、

 

 

無事希望の会社に就職する事が出来たそうです。

 

 

きっと、これから先も、お祖母ちゃんの形見の一万円は彼女を守ってくれる事でしょう。

 

 

だから、亡くなる前に故人からもらったお金は、たとえ千円や5百円玉であっても、

 

 

使わず、形見として持っていた方がいいのです。

 

 

少なくとも、最後の最後にお祖母ちゃんがさわっている物でもあり、

 

 

貴方の幸せを思ってくれたお金なのですから。

 

 

それは例えお金といえども、形見の要件を満たしているのです。

 


貰ったその日に昼食代として使っては、もったいないのです。

 

 

 

 

 

 


変わった形見では、こんな例があります。

 

 

ある時、これも東京にいる女子大生の方からの電話相談だったのですが、

 

 

彼女は新潟から東京の大学に通う為に上京して一人暮らしをしている方でした。

 

 

ところが、ある日、新潟にいる母親が急に脳卒中で倒れたのです。

 

 

彼女はすぐに帰省して、病院に駆け付けたのですが、

 

 

結局、一度も目を覚まさず亡くなったのでした。

 

 

それからお葬式に参加して、東京に帰って来たのですが、

 

 

 


アパートに着き、ポストを見た時、

 

 

彼女はビックリしたと言います。

 

 

 

 


ポストの中には、沢山のDMとか広告とか入っていたのですが、

 

 

その中に、ヤマト運輸からの不在票が入っていたのです。

 

 

どうやら彼女が新潟に帰省している留守中に、荷物が来ていた様でした。

 

 

そして、不在票に書かれていた差出人が、

 

 

なんと、亡くなった母からだったのです。

 

 


どうやら母は、私に荷物を発送した後に、倒れた様でした。

 

 

中を開けてみると、

 

 

お米5㎏と彼女が子供の頃によく喜んで食べていたお菓子が入っていたそうです。

 

 

同封されていた手紙を読んだ時、涙が出たそうです。

 

 

これらも、亡きお母さんが、彼女が喜ぶ様子を想像しながら、

 

 

1つ1つ選び、梱包して、送ってくれた真心の籠った形見と言えるのです。

 

 

この場合、勿論彼女に充てた手紙は立派な形見ですし、

 

 

ヤマト運輸で書いた宛名の伝票も形見になります。

 

 

なにしろ、お母さんの手書きの名前と、お母さんが最後に貴方の名前を書いた伝票ですから、

 

 

立派な形見と言えましょう。それにもう1つ、

 

 

送ってくれたお米の外袋や、お菓子を食べ終わった後の袋や外箱も形見となります。

 

 

なにしろ、最後にお母さんが触った物であり、

 

 

貴方の事を思って、貴方の為に選んでくれた心の籠った物だからです。

 

 

お菓子やお米は期限があるので、食べなければなりませんが、

 

 

外箱などは切って、お守りとしてカバンの中に入れて大切な時に持っていくといいのです。

 

 

ちなみに、お守りの作り方は、お守り袋だけ作るか買うかして、そのお守り袋の中に、

 

 

お母さんが書いたヤマト運輸の伝票お菓子の包み

 

 

お札を畳んで入れれば完成です。

 

 


その後、彼女はお母さんの月命日になると、

 

 

そのお米を使っておにぎりを作り、仏壇にあげた後、一緒に食べたといいます。

 

 

きっと、そのおにぎりを食べる度に、お母さんを思い出す事でしょう。

 

 

 

 

「母さん、

 

 わたし、がんばるからね。」

 

END