●母親が亡き息子の霊と会話した意外な方法。

 

 


通常、私達には、亡くなった人の姿は見えないし、声も聞こえません。

 

 

だから、亡くなった人の存在を知るには、有能な霊能者の仲介が必要になる訳です。

 

 

ところが、ある母親は霊能者ぬきで、亡き息子と会話する方法を見つけたのです。

 

 

今日はそんなお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 


これはアメリカで知り合った霊能者に教えてもらった出来事です。

 

 


ある時、中学生の息子さんを亡くされたお母さんが相談に来られたそうです。

 

 

お母さんは、息子のクリスを亡くしたからというもの、すっかり元気を失い、

 

 

家に閉じこもる日が多くなったそうです。

 

 

それを心配した妹さん家族が、時々一緒に食事をしに来たりしていました。

 

 

妹さんには、まだ1歳にならない赤ちゃんのカイルが居るのですが、

 

 

家に来る時は、必ずカイルも一緒に連れて来ていました。

 

 

しかし、息子を失ったお姉さんは、可愛いカイルの姿を見ても何の反応も示さなかったといいます。

 

 

また趣味で育てていたバラも、手入れをしなくなり、枯れ初めていました。

 

 

これにはご主人も心配して、妹夫婦と相談した結果、

 

 

一度霊能者に診てもらってはどうかという事になったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

霊能者の所には、妹さんが付き添って一緒にみえました。

 

 

簡単な挨拶をした後、さっそく霊視が始まりました。

 

 

 


すぐに亡くなった息子クリスの霊が現れたそうです。

 

 

 

現われた息子さんの霊は、何度も

 

 

「かあさんのせいじゃ無いんだ。

 

 かあさんに責任は無いんだよ。

 

 寿命だったんだ。」 と、言うのだという。

 

 


実は、亡くなる朝、息子さんを起こした時、

 

 

息子さんは、気分が悪いと言ったそうなのだが、

 

 

当日大切なテストがあった事もあり、お母さんは無理やり学校に行かせたのでした。

 

 

それをずっと悔んでいたのです。

 

 

 


妹さんも、そんな事実があったなんて知らなかったといいます。

 

 

お母さんは、誰にも言えず、ずっと独りで悩んでいたのでした。

 

 

 

 

その他にも、クリスはお母さんが独りで家に閉じこもっている日が多いのを心配している事や、

 

 

妹さんの家が、最近新しい車を買ったという事も指摘したといいます。

 

 

 

 

更に、霊能者はクリスがこんな事を言っていると言ったのです。

 

 

 

「カイルには、ボクの姿が見えるんだよ。」

 

 


なんと、妹の子供のカイルには、亡くなったクリスの姿が見えていると言うのだ。

 

 

霊能者いわく、

 

 

まだ霊界から来たばかりの赤ちゃんの中には、霊の姿が見える子が

 

結構いるという。

 

 

よく赤ちゃんが独りで天井の方を向いて笑っていたりする時、

 

 

亡きお祖父さんやお祖母さんが来ていて、赤ちゃんをあやしていたりする。

 

 

 

 

 

この日の霊視後、お母さんは明るくなったという。

 

 

翌日、妹さん夫婦が訪ねると、

 

 

なんとお母さんはカイルの為に、新しい玩具を買っていてくれ、

 

 

その他にもカイルの為の乳児用のお菓子も買っていてくれたのである。

 

 

 


そして、カイルを見るなり笑顔で抱き上げて、ほっぺにキスしたという。

 

 


今までは、カイルを連れて行っても、余り関心が無かったのに、

 

 

この日以来、連れて行くといつも側で一緒に遊んでくれる様になったのである。

 

 

やがて、妹さんはその理由が分かった。

 

 

 

お姉さんは、時々カイルに、こう問いかけている事があるのだった。

 

 

「今日は、クリスお兄ちゃん、来てるかなぁ。」

 

 


すると、赤ちゃんのカイルが、テーブルの一角を見つめるという。

 

 

実は、そこは生前クリスが座っていた場所なのである。

 

 

 


「ああ、クリス、今日も来てくれているのね。

 

 そこに居るのね。愛してる。

 

 愛してる。クリス。

 

 もし、そこに居るのなら、

 

 カイルを笑わせてみて。お願い。」

 

 

 

 

すると、赤ちゃんのカイルが、急にケラケラと笑い始めたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「かあさん、ボクも愛してるよ。今も。」


END