●前世からの宿題。
このお話は、昨日のブログ(●前世からの因縁)の続きです。
従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12411920550.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
先週、女優・三田圭子さんの二男の元俳優・高橋祐也容疑者が、
6日前の10月9日、渋谷署から釈放されたという。保釈金300万円。
逮捕されたのは、今回が4度目だが、実際はもっと沢山過ちを犯している事だろう。
この様に、何度も同じ様な過ちを繰り返してしまう。ダメだと思いながら、また繰り返してしまう。
勿論、高橋容疑者の意志が弱いというのもあるのだが、
希に、前世からの因縁でそうなっている方もいる。
ただ、今回のニュースをよく読んでみると、一概に高橋祐也容疑者だけが悪いとは言えない。
月に平均250万円を使い放題にさせていた母親の三田圭子さんにも問題があった。
息子への愛情とはいえ、溺愛し過ぎだと言われても仕方がない。
こういう場合、覚せい剤を買っていた高橋祐也容疑者では無く、
逆に、母親の三田圭子さん方に、前世からの因縁があるという場合も考えられるのだ。
と言うのは、霊能者の所に、ある年配の奥さんが相談に来た事があった。
相談内容は、夫が何度言っても、借金を繰り返してしまい、家庭は崩壊状態だというのだ。
彼女は霊能者に、もう離婚しようと思っているのだが、いつ切り出せばいいか。
離婚しても夫に怨まれる事は無いか等を相談に来たのである。
ところが、霊能者が彼女に語ったのは、とても意外な事だったのだ。
「貴方のご主人、根はとても真面目で不器用な人じゃない。
そして、頼まれると嫌と言えない。」
「はい。確かに・・」と奥さん。
「あと、ご主人が借金をしだしたのは、貴方と結婚した後からじゃない?
結婚する前は、借金などしていなかった。 違う?」
「結婚する前は、堅実な人で、ちゃんと貯金もあり、この人ならと思いました。」と奥さん。
そんな奥さんに、霊能者は意外な事を告げた。
「実は、貴方の家系に金銭に纏わる因縁があるの。
昔、貴方のご先祖が借金がらみで多くの人に迷惑をかけてるの。
そして今、今度は子孫である貴方が借金を負うという形で因縁が巡って来てるの。」
なんと、因縁は、借金を重ねる夫ではなく、妻の方にあったのである。
何度も同じ様な過ちを繰り返してしまうものは、覚せい剤や借金だけでは無い。
もっと身近なものにもある。それが、恋愛とギャンブル(パチンコや競馬など)である。
恋愛で言えば、何度も付き合うのは、貧乏で働かない人ばかりと付き合ってしまう。とか、
付き合う人は、いつもDVして来る人。だという人。
6人と付き合ったけど、なぜか全員妻子持ちだという事が後から分かった。など。
貴方の恋愛が、上の様にいつも同じような結末で破綻する時、
そこには、前世の因縁が影響している事がある。
占いの仕事をしていると、数多くの恋愛相談を受ける時があります。
その中には、何度も同じような失敗を繰り返している方を見かける事があります。
例えば、なぜかいつも付き合う人は、ヒモ体質の男性ばかり、
やっと別れたのに、また同じような人と恋愛に落ちる。
はたまた付き合った人に暴力を受けて、警察沙汰になって別れたのに、
次の恋人にも暴力を振るわれて、親の介入でやっと別れたと思って、
今度こそはと結婚した夫にDVを受けて、相談に来る女性。
周りの人達は、なんでいつもあんな酷い男を選んでしまうのかと言う。
そんな何故か何度も同じ様な男性を選んでしまう不思議な縁を持つ場合、
実は、そこには前世の因縁が影響している事があります。
では、前世の因縁とはどういうものでしょうか?
例えば、前世での死が今世に影響している人もいます。
前世で井戸に落ちて亡くなったという人が、
今世では、生まれながらにして、閉所恐怖症だったり、
前世で高い所から落ちて亡くなった人が、
今世では、生まれながらにして、高所恐怖症だったりします。
また、前世で餓死した人は、
今世では、とにかく食べる事に生き甲斐を感じていたり、
食べる事に異常なほどの執着を持っていたりします。
それと同じように、人は前世で成し遂げられなかった事を、
まるで出来なかった宿題の様に、今世にその宿題の続きをしようとする魂があるのです。
例えば、前世で家族に恵まれなかった人は、
今世では、とにかく自分の家族を作りたい。早く結婚して子供を作りたいと、
まだ小学生の時から、自分に課せられた宿題の様に思ったりするのです。
前世では今の様に、簡単に自分の意志で離婚出来なかったかもしれません。
それで、夫にDVされても我慢して我慢してDVを受け続けながら、最後は不遇の死を遂げる。
その時、魂はこう感じて反省するかもしれません。
ああすれば良かった。こうすれば良かった。ああしてれば幸せになれたのではないか。
もっと親に相談していれば良かった。 息子に本当の事を打ち分けておけば良かった。
少しは抵抗しても良かったのでは。など。
こうして、魂の中には、前世クリア出来なかった事を、まるで前世からの宿題の様に、
今世でその宿題をクリアしようとする魂があるのです。
そういう魂は、ある意味挑戦的で、完全主義者的な所があるのかもしれません。
前世で失敗した事を、やりかけの宿題として今世でクリアしようとします。
その為に、前世と同じ状況を作り出そうとして、
暴力を振るいそうな人に、魅力を感じて自ら近づいて行ってしまうのです。
それはまるで、磁石に引きつけられる様に、そういう男性に魅力を感じてしまうのです。
だから不思議と、何度も同じ様な人と、付き合ってしまうのです。
この様に、「ああ、この人は、何度も何度も同じ様な人に恋をして失敗しているな。」
と私が感じたら、こんなアドバイスをする事があります。
「一度、貴方が結婚相手を探すのではなく、
親や仲人さんに、結婚相手を選んでもらってはどうですか?」と。
余りに酷い場合は、「貴方には男を見る目がありません。」とはっきり言う時もあります。
こういう前世の因縁は、新しいタイプの男性との幸せな結婚を経験する事により、
こういう形の幸せもあるんだと魂が納得する事で、前世の因縁がクリア出来るのです。
もう1つ、何度も同じ様な過ちを繰り返してしまうものに、ギャンブルがある。
日本でギャンブルと言えば、パチンコと競馬だが、
わざわざ海外のカジノまで行って、大損してしまう有名人もいる。
例えば、元関脇の貴闘力さんは、ギャンブルで10億円は損したんじゃないかなと語る。
まだ彼が新弟子時代だった頃、先輩から馬券を買ってこい。と言われ、買いに行く事に。
当時、彼の給料は月2万円位だったので、自分も買いたいと思ったが買えない。
そこで、彼は中野から新宿までを歩いて、先輩からもらったタクシー代を浮かせ、
自分の手持ちと合せて、なんとか5000円だけ馬券を買ってみた。
ところが、それが大当たり。
5000円が40万円になったのだ。
これがいわゆる悪魔のビギナーズラックである。
それ以来、この時の事が忘れられなくなり、ギャンブル依存症になってしまった。
日本における競馬は、古くは江戸時代の末期に鎖国が解かれた時から始まる。
一般の人が馬券を買える様になったのは、1906年からだ。
ギャンブルで言うと、サイコロ賭博、いわゆる丁半博打で身を滅ぼす人が現れ、
大奥では、花札賭博が秘密裏に行われたという。
江戸幕府は、賭博などの博打を行なった主犯を厳しく取り締まったという。
主犯格の元締めを島流しである流罪にしたという。
島流しと言うと、軽い罪の様に聞こえるが、当時の刑罰では死刑につぐ重刑だった。
基本、島流しになった人の刑期は無期懲役だった。
ちなみに、無期懲役と聞くと、ずっと出て来れないイメージだが、
その当時も今も、無期懲役になった人は大体30年で刑務所から出られる。
当時も30年位で島流しを解かれたという赦律の記録がある。
何度もギャンブルで身を崩してしまうという人は、
そんな前世での失敗を、今世で取り戻そうとしてまた失敗してしまう魂もいれば、
貴闘力さんの様に、悪魔のビギナーズラックに心を奪われてしまう人もいる。
この様に、何度もギャンブルで失敗してしまう人も、
何度も覚せい剤で失敗してしまう人も、
解決法は、先の恋愛で何度も失敗してしまう人と同じ様に、
抜け出すには、まったく違う道を選ぶしかない。
貴闘力さんの場合は、食べる事が好きだったので、
相撲時代にひいきにしてもらった神戸牛を扱う地元兵庫県の肉卸し業者のおかげで、
焼肉店経営者として、現在成功している。
最後に、ギャンブルというのは、
どんな人でも止めない限り、破滅してしまうという話を紹介して終わりにいたしましょう。
1965年。
名古屋に1人の男の子が生れます。
父親は大手酒造会社の副社長まで行った人で、
いわゆるお坊ちゃまの家柄に生れました。
幼稚園に通うにも、運転手付の高級車が送り迎え。
ただ、小学生時代から頭脳明晰で、神童と呼ばれます。
勉強をまったくしないのに、名古屋のトップの進学校である東海中学に入学。
高校生になった頃には、全国模試で全国一位となります。
その勢いで、東京大学の法学部に一発合格。
余りに試験が簡単だったので、合格発表は見に行かなかったという。
大学に入ると、授業に参加するよりも家庭教師のアルバイトに明け暮れ、
当時その収入は月50万円だったという。
ところが、そんな順風満帆だった人生に落とし穴が・・・・
ある日、ふと気晴らしに入ったパチンコ屋のパチスロにはまってしまう。
月50万円を稼いだ金を、1日で100万もすってしまうありさま。
大学を卒業した彼は、東大卒という学歴を盾に日本長期信用銀行(長銀)に就職する。
ところが、長銀に働き始めて1週間が過ぎた時だった。
「この会社はつぶれる」と感じたという。
一旦そう感じると、もうこの会社にはいる意味が無い。と感じたという。
彼はわずか5ヶ月で長銀を退社した。
実際に、日本長期信用銀行はそのわずか9年後に経営破綻したのだった。
その後、投資顧問会社を開くも倒産。
IT関連の会社を起業するも失敗。
株に手を出すも大損。
競馬などのギャンブルでも大損を重ねた。
ついに、ギャンブルで出来た負債は1800万円にまで膨らみ、
自分ではどうにもならない事態になり、親族に泣きついた。
親族から多少のお金を借りられたものの、
3年間は、借金の利息を払うのも大変で、借金が増えて行くという借金地獄になる。
もうダメだと思った時、ある事を思い出す。
そうだ、俺には「人に勉強を教えるという才能があったんだ。」
しかし、なかなかその一歩が踏み出せない。
当時、東大出の同級生達は、官僚になっていたり、一部上場の企業に就職していた。
そんな中、塾の講師なんてカッコ悪くて出来ない。
東大出というプライドが邪魔をした。
でも、増えていく借金の返済の為、ちゅうちょしている暇は無かった。
彼は「学習館」という予備校で数学の講師を始めた。
それだけでは借金を返せないので、他の塾でのアルバイトも掛け持ちした。
3年後、彼は「東進ハイスクール」の予備校講師となる。
そこで名物教師となり、
ある日、何気なく授業中に、「いつやるの? 今でしょ!」
と発した言葉が、面白いと東進ハイスクールのCMに採用されたのである。
すると、世間はテレビで流れるその言葉に魅了され、2013年上半期流行語大賞一位になった。
その後の林修さんの活躍はとどまる所を知らない。
彼は言う、
「あの借金地獄が無かったら、今の自分は無い。」
END

