●昔、墓地だった実家で起きた怪。

 

 


まだ私が電話相談をしている時に来た案件です。

 

 

相談者の名前を仮に、伊藤さん(49歳)としておきます。

 

 

伊藤さんは、ご主人と結婚してからずっと神奈川県の賃貸マンションで暮していたといいます。

 

 

二人のお子さんは、家を出て勤めているそうです。

 

 

ただ、子供達が家を出てから、体がだるくなったり、

 

 

顔が熱くなったり、吐き気がする事が時々あり、

 

 

特に困ったのは、寝つきが悪くて、寝不足ぎみだったそうです。

 

 

そこで医者に行くと、更年期障害だという診断結果だったそうです。

 

 

更年期障害とは、閉経後の45歳以降の女性がかかりやすい病気だそうで、

 

 

医者からは、薬と一緒に、次のアドバイスを頂いたそうです。

 

 

■納豆や豆腐、豆乳などを積極的に取る事。

(ちなみに、男性の更年期障害には、牡蠣やしじみと取ると良いとされる)

 

■とにかく睡眠時間を取る様にする事。

 

■ウォーキングやストレッチをする様に心がける。

 

 

ただ、彼女の更年期障害は、薬を飲んでも一向に良くならなかったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

でも、ここまでの話であれば、よくある事で、

 

 

わざわざ私に相談が来る事も無かったでしょう。

 

 

 

 

 

 

そんな伊藤さんに異変が起きたのは、

 

 

今から1年前の事でした。

 

 

ご主人が、亀戸で暮す実家の母親と暮らす事になったのです。

 

 

7年前にお父さんが亡くなってから、母親は一人で暮らしていたそうですが、

 

 

1年前に料理中に火傷したのキッカケに、1人にしておけないと妹さんとも話し合う事に。

 

 

ただ、妹さんも結婚していて家庭があるので、

 

 

結局、ご主人が母親と暮らす事になったのでした。

 

 

当然、伊藤さんもご主人について行く事になり、

 

 

亀戸の実家で、ご主人のお義母さんと一緒に暮す事になったのです。

 

 

 


しかし、この実家というのが問題だったといいます。

 

 

と言うのは、実家が建っている場所は、

 

 

かつて墓地だった土地だというのです。

 

 

 


ただ、ご両親はもう50年間この土地に住んで居たそうですが、

 

 

特に幽霊を見たとか、悪い事があったという事は無かったそうです。

 

 

ご主人も25歳になる時まで、この実家に住んで居たのですが、

 

 

特に不思議な現象は起きなかったといいます。

 

 

 

 

 

ところが、そんな夫の実家に暮す様になって、2週間後の事です。

 

 

彼女がベッドで寝ていると、

 

 

何かが、足の上に乗ったそうです。

 

 

怖くて、目を開ける事は出来なかったそうですが、

 

 

その何かは、足の上に乗ると、少し動いたそうです。

 

 

伊藤さんは、怖くてじっとしていると、やがて居なくなったそうです。

 

 

5分位して、目を開けて部屋の電気をつけたのですが、そこには誰もいませんでした。

 

 

その間、部屋のドアが開いた様子はありませんから、1階に寝ているお義母さんではありませんし、

 

 

当時、出張中のご主人でもありません。

 

 

つまり、何か得体のしれない物が、寝ている彼女の足の上に乗っかったのです。

 

 

そんな事が、3回あったといいます。

 

 

だから、決して夢や気のせいでは無いと伊藤さんは言います。

 

 

それ以来、伊藤さんは余計寝不足になっているそうです。

 

 

 

 

 

その他にも、こんな事があったそうです。

 

 

彼女が夜中に起きて、トイレに行った時の事です。

 

 

廊下を歩いていると、ネグリジェを誰かが引っ張ったと言うのです。

 

 

振り向くと、誰もいません。

 

 

そんな事が2回あったそうです。

 

 

 


この家には、何かが居る!!

 

 

絶対何かいます。

 

 

 


昔、墓地になっていたこの家に来てから起きているので、

 

 

間違いなく、墓地がらみだと思います。と彼女は言った。

 

 

 

 

 

そんな電話相談だった。

 

 

後半は、明日のブログに続く。