●なぜ、あんな良い子が死ななければならなかったんですか?

 

 


電話相談で、こんな事を聞かれた事がありました。

 

 

 

 

彼女の町で起こったそうですが、

 

 

2歳の女の子が父親によって虐待され、肝臓損傷で亡くなったそうです。

 

 

その後、肋骨が折れ、体には40ヵ所にものぼるアザがあったという。

 

 

父親は当然逮捕されたのですが、彼女はその子と声を交わした事もあり、

 

 

可哀想で、悲し過ぎてやりきれないと言う。

 

 

彼女は何の為に、どうして生れて来たのでしょうか?

 

 

こんな結果になったのは、前世の業でしょうか?

 

 

他にも、イジメで亡くなった子や、若くして殺された人の遺族の方から、

 

 

似た様な質問をされる事があります。

 

 


「なぜ、あんな良い子が死ななければならなかったんですか?」

 

 

 

 

そんな、我が子や大切な人を失った家族に対して、

 

 

一介の占い師でしかない私が、何を言ってあげたらいいのでしょうか。

 

 

これから良い運勢になると言った所で、何になるというのでしょうか。

 

 

 

 

 

大切な人を亡くした遺族の方の鑑定は、

 

 

そういう遺族感情も考慮しないといけないので、とても難しく大変です。

 

 

 

 

 

 

 


ただ、ケースにもよりますが、

 

 

そんな相談者の方に、昔、霊能者から聞いた話をする事があります。

 

 

 


その話は、私が今まで信じていた事が、一瞬でくつがえるものでした。

 

 

当時、霊能者の方も大切な子供を亡くされた遺族の相談にのっていた時でした。

 

 

霊能者の方は、遺族にこんな事を言ったのです。

 

 

「貴方の息子さんは、普通の人とは違う人生を歩んできた人です。」と言うのです。

 

 

「普通の人とは違う人生?」

 

 


「普通、人は、何かを学ぶ為、魂が成長する勉強の場として、

 

 この世に生まれてきます。

 

 しかし、貴方の息子さんは、この町を良くする為にあえて犠牲になった所があります。」

 

 

 


つまり、霊能者いわく、

 

 

普通は、人間がこの世に生まれて来るのは、何かを学ぶ為にやってくるというのです。

 

 


私も、今までそう信じて来ました。

 

 

私達は、魂を成長させる為に、この世に学びに来ている。と。

 

 

 


しかし、

 

 

霊能者は、そうでは無い人が居る。と言うのです。

 

 

 

 


これは意外でした。

 

 

この世に学びに来ていない人が居ると言うのです。

 

 


では、そういう人は、

 

 

何をしにこの世に来たのでしょうか?

 

 

 


霊能者いわく、何かを学ぶとは、真逆の事、

 

 

つまり、

 

 

何かを教えに来ている人達が居るというのです。

 

 

 


例えば、自分の命を犠牲にしてでも、正しい事を訴えたり、

 

 

自分の幸せよりも、国が良くなる道を一進に突き進んだあげく不遇の死を遂げたり、

 

 

最後は悲惨な死だったが、その死のお蔭で、その後多くの人が助かったりする。

 

 


そんな世の中を良い方向に行かせる為の道を、

 

 

教える為に生れてくる魂があると言うのです。

 

 

 

ただし、そういう仕事を神様から託されている魂は、

 

 

既に多くの経験をこの世でした上で、高級な魂になりつつあるもので、

 

 

学ぶ側とは逆の教える側の経験を積んでいる段階なのだという。

 

 


その上で、霊能者はこんな例を挙げた。

 

 

 

1996年1月。 アメリカのテキサス州で、

 

 

9歳の女の子が誘拐されました。

 

 

当時、彼女は自宅付近で自転車の乗っていた所を、男が強引に誘拐したのでした。

 

 

この様子を偶然隣の住民が目撃していたので、すぐ警察に通報しました。

 

 

だから、警察は男の特徴や車の種類、

 

 

誘拐された時の女の子の服装などの詳しい情報を持っていたのです。

 

 

しかし、警察は何も出来ずに、4日後、

 

 

アンバー・ハガーマンちゃん9歳は、強姦されたうえに、

 

 

排水溝に捨てられているのが発見されたのである。

 

 

 

犯人は、現在に至ってもまだ見つかっていない。

 

 

 

 

 

 

この事件以降、住民から残念がる声が多数あがった。

 

 

アメリカでは、誘拐されると75%が、最初の3時間以内に殺されるという。

 

 

だから、一刻も無駄に出来ないのである。

 

 

犯人の人相や車、誘拐された子供の顔や服装まで分かっていたのに、

 

 

なぜ、捕まらなかったのか。もっと早く多くに人に知らせるべきだったのでは・・・

 

 

こういった声を元に、児童が誘拐された時や、行方不明になった時、

 

 

すぐにテレビやラジオなどのメディアを通じて、緊急事態宣言の警報を

 

 

速やかに地域住民に知らせるシステムが確立しのである。

 

 

その警報システムを、最初に誘拐され殺されてしまったアンバーちゃんの名前をとって、

 

 

アンバー警報と名付けたのである。

 

 

2015年 イリノイ州で13歳の少女レベッカ・ノイさんが男に拉致された。

 

レベッカ

 

すぐにアンバー警報をシカゴ地域などに発令。

 

 

すると、車でレベッカさんを連れ去っていた男を発見。

 

 

スティーブン・ラーソン60歳を逮捕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


こうして、アンバー警報によって、

 

 

2018年3月までに、924人の子供達が救われている。

 

 

 

アンバーちゃん9歳

 

 

 

 

 


最後に、霊能者がこう言った。

 

 

 

こういう学ぶ側ではなく、

 

 

教える為・世の中を良くする為に生れて来た勇気ある魂を、

 

 

外見から見ぬく事は難しいです。

 

 

 

ただ、1つだけ言える事があります。

 

 

それは、

 

 

そういう人が、亡くなった時、

 

 

周りの人達は、決まって、こう言うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「なぜ、あんな良い人が・・・・・」


END

 

 

 

 


参考:WAND17MEDIAhttp://www.wandtv.com/story/27995307/missing-child-found-amber-alert-canceled
AMBER Alert;Wikipedia,