●亡くなった子供にとっての宝物。
生きている私達にとって、「宝物とは? 」と聞かれると、
きっとある人は、車と答え、ある人は高価なバッグと答えたり、
高級時計だったり、高価な宝石だったり、
またある人は、貯金や家と答えるかもしれませんね。
では、
若くして亡くなった子供達にとって、宝物とは何でしょうか?
霊能者の方を通して、知った事があります。
貴方は何だと思いますか?
多分、亡くなった人全般に言える事かと、私は思っています。
ちょっと立ち止まって、それはどんな物か、(私達にも触れる物です。)
少し考えてみてから、先にお進みくださいね。
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どうですか? 何だと思いましたか?
難しいですよね。
私も霊能者の方から、
「亡くなった子供達にとっての、宝物は何だと思う?」 と聞かれた時、
「ちょっと分かりません。」と答えましたもの。
だから、思いつかないで当たり前です。
もし、この時点で分かる人は、すごい人です。
ある時、霊能者の所に若い奥さんが来られたそうです。
予約の段階では、相談事があるという事しか伺っていなかったので、
霊能者の方は、まだその若い奥さんに、何が起きたのか知るよしもありません。
ところが、その若い奥さんが椅子に座った時でした。
1人の女の子の霊が、その若い奥さんの後ろに現われたといいます。
それは、5歳位の女の子で、
三つ編みの可愛い女の子だったという。
その子が、お母さんの後ろでピョンピョン片足で飛び跳ねながら現われて、
霊能者と目が合うと、
「わたし、アンジェラ。」と言ったという。
アンジェラは、お母さんとお出かけしているのが、楽しそうだった。
やがてアンジェラは、こんな事を言ったという。
「私の宝物、見せてあげる。」
「そう、嬉しいわ、見せてくれるの。」 と、霊能者。
「ママのカバンを見て!
ママのカバンの中なの。」
霊能者はお母さんに、
「娘さんが、私の宝物がお母さんのカバンの中にあるから見て。と言っています。
見せてもらってもいいですか?」
「どうぞ。
でも、娘の物は何も入っていないと思いますが・・・・」 と、お母さん。
霊能者がお母さんからカバンを貸してもらい、中を開けると、
「Snow White の中を見て!
Snow White の中を見て!」 と、アンジェラ。
私はこの時まで、Snow White って何だか知りませんでした。
日本語に直訳すると、Snowは雪で、Whiteは白です。
雪は白いのは当たり前ですから、わざわざ白い雪ってオカシイなぁとしか思えませんでした。
でも、英語で「Snow White」って言うと、白雪姫の事なんですよね。
すると、お母さんのカバンの中に白雪姫(Snow White)のお財布がありました。
そして、その白雪姫の財布の中を開けると、
お金を入れる所と、カード類を入れる所があり、
そのカード入れの最初には、一枚の写真が入っていたのです。
それは、無邪気に笑っている、アンジェラの写真でした。
霊能者いわく、
両親が亡くなった今も、自分の写真を大切に持ち歩いてくれているのを
何よりも嬉しいと訴える子供の霊は多いのだと言う。
それは、単なる写真では無い。
その写真には、
今も貴方を愛していますよ。という親の気持ちが籠っている。
亡くなった子供にとっては、宝物なのだ。
霊能者は言う。
今まで、亡くなった人の霊が現れて、
こんなに沢山高価な物を持っている。とか、
こんなに沢山お金がある。と、
自慢してきた霊は、 いない。
END

